PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



師僧の寺に年始の挨拶に行って、ついでに寄りました。パチパチ!

一茶双樹記念館

初代館長さんは「和」の雰囲気を出したい、といつも下駄(しかも高歯)でしたが…。
庭に置く句碑の句をどれにするか、秋元本家当主や一茶研究家の伊藤晃(館野県議)氏、私の師僧などで喧々諤々侃侃囂々だったのを思い出します。一番の候補作は越後から出稼ぎにきた杜氏たちがお国訛りで歌を歌いながらみりんを仕込んでいる情景を詠んだ【越後節 蔵に聞こへて 秋の雨】(秋の雨で秋元家とかけてもいる)だったのですが、いかんせん、すでに赤城神社境内にあるというので残念ながら却下。江戸川土手の風景を詠んだ【夕月や 流れ残りの きりぎりす】になりました。

小林一茶というと
【雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る】
【やせ蛙 まけるな一茶 これにあり】
【雪とけて 村いつぱいの こどもかな】
などの句が有名で、ほのぼのとした作風ばかりだと思われがちですが、継母、義弟との遺産相続が絡んだ確執を詠んだもの、愛人に向けた艶っぽいもの、そして、【露の世は 露の世ながら さりながら】といった自分の子が死んだときの悲しい句など、実に様々です。真言宗豊山派総本山の長谷寺にも詣でており、その時詠んだ句が【我も今朝 清僧の部なり 梅の花】で、長谷寺の蔵王堂近く、「貫之の梅」脇に句碑が建立されています。


杜のアトリエ黎明

1円切手で有名な前島密の書を展示してました。僕りんは1円切手はシートで持ってます。えっへん。


…1シート100枚だから、郵便局で100円ですけど(^^;)


流山文学散歩道はちゃくちゃくと整備されているようです。市野谷は県立「市野谷の森」公園がどうなるかがキーだと思うんですが、、、
拙寺はいかんせん、建物もお宝も雰囲気も弱いなー。やはり「歴史がある」というのは凄い。何代もかけて守らなければ、どんな立派なものもただのガラクタ扱いですから。
もっともそこら辺の石ころだって何万年か前のものですけどね。

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