PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



教闡陀経(きょうせんだきょう)というお経があります。パチパチ!
チャンナ教誡経ともいい、詳しくはWikipediaを読んでください(^^;)

そのお経には、こんな話が説かれています。
お釈迦さまの弟子のチャンナは病気で苦しんでいました。自ら命を絶とうとするチャンナを、仲間のサーリプッタとチュンダは何とかして思いとどまって欲しいと説得します。しかし、チャンナは、、、、
サーリプッタがお釈迦さまにこの悲しい結果を報告すると、お釈迦さまは「チャンナは『非難されるべきことはない』と言明したのであろう。つまり、病気の身体を捨てて他の身体を得ようとしたのではない、涅槃に入ると言ったのだ。彼は仏道を修めた」と言って、チャンナを批判しませんでした。同じように、弟子ヴァッカリの自死に対してもお釈迦さまはこれを批判しませんでした。



仏教では、生きることと死ぬことは繋がっています。そして、その人の人生は、死に方という一つの出来事のみで決まりはしません。もちろん後生のこともです。



ちなみに、自ら命を絶とうとするチャンナに対し、仲間のサーリプッタは


チャンナ尊者は生き続けるべきだ。
われわれはあなたに生き続けてほしい。
もしチャンナ尊者にからだによい食べ物がないならば、
わたしがチャンナ尊者のために、からだによい食べ物を探してこよう。
もし、チャンナ尊者によく効く薬がないならば、
わたしがチャンナ尊者のために、よく効く薬を探してこよう。


と、「私はあなたのために、できる限りのことをしよう」と言って励ましました。


仏教は自死(自殺)を否定しませんが、断じて勧めてはいません。目指すのは一人ひとりが自分の人生を生ききることです。
他人を批判しながら死んだように暮らすことこそ否定されるべき人生です。
どうか、生きづらさを感じている人を非難するのではなく、見守り、励まして欲しいと思います。

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