いました！！。ほぼ先端に近い枯れ枝に陣取って大きな口を開いているのはホオジロ君でした。可愛いい声なのですが、意外と「本人」は声を振り絞って叫んでいるみたいです。
かっては立ち枯れの姿を焼岳とともに水に映して大木も今は砂礫に囲まれて立っています。水辺に着いた時から途切れることなく、にぎやかな鳥の声がBGMのように鳴り響いていました。音源はどうやら水中に立つ大きな木の枝のどれかのようです。
大正池の上流側に出ました。立ち枯れの木がすぐ近くに見えます。このあたりになると湖水というよりわずかに流れのような水の動きを感じます。
しばらくはほとんど高度差がない歩きやすいとても贅沢なプロムナードを辿ります。まだ大正池に添っているので水の音もなく聞こえるのはホトトギスの鳴き声くらいです。
湖岸の小径を少しさかのぼります。潤いに満ちた緑と静謐な水に囲まれてこれぞ上高地という空気に満たされながら歩きます。
