シロテナガザルが木の枝から枝に飛び移るニンジャのような飛翔を目撃出来ました。ノソノソ歩いている彼らとは別人（猿？）です。せっかく自然に近い状態で展示されているのでこの姿を見たいと思ってじっと待っていた甲斐がありました。
目を樹上に転ずると、ここがお気に入りの場所なのでしょうか、子ザルが木の枝に包まれるように収まってくつろいでいました。
シロテナガザルのファミリーの島に住み着いてしまったのでしょうか、根上がりのような形でできた洞から小型のシカが顔を出しました。千葉県や伊豆大島で繁殖して困っている台湾原産の「キョン」です。こちらでは珍しくもなんともない動物のようです。
自分の顔を水鏡に映して自己陶酔にふけるなどと漫画的な思いはすぐ打ち消しです。水を飲みに来たのでした。天敵がいないこの場では好きなだけ水際で遊ぶことができます。
水辺に降りて座り込みました。手と足の先が全く見分けがつかないほど大きくたくましく見えます。この手で木の枝をしっかりつかんで体をビュンビュン飛ぶように動かします。
