境内から紫陽花が咲く公園へ移動するころから雨が強くなってきました。紫陽花に雨が似合うものとの印象が強いのですが、あまり歓迎できる状況ではありません。以前、快晴の日にハンドスプレーで葉を濡らそうとたくらんだ人を見ましたが、濡れすぎるのは良くないですね。
国指定の重要文化財の本堂は慶安元年(1648年)と比較的近世の建立と言われますが内部の天井、須弥壇などは中世(1200年代)の部材が残っているそうです。規模は大きくありませんが、堂々とした風格を感じます。
稲沢市郊外の真言宗智山派大塚性海寺(しょうかいじ)は空海によって愛染明王をご本尊として創建されたと伝えられています。境内に隣設する大塚性海寺歴史公園には銘のある種類の紫陽花90種1万株が育てられています。そのため別名はやはり「あじさい寺」です。(6月13日撮影)