イングランドの内陸に当たるこの地方でも、中世の建物に人が住み続けることで、外観をそこなうことなく歴史的景観を保存しているのは素晴らしいことと思いました。
コッツウォルズ地方の中でも比較的多いほうに入る4千人の人口があるこの村ですが、こじんまりした静かな佇まいなので、いまだに「小さな美しい村」と呼ばれているようです。
コッツウォルズ地方の小さな村ボートン・オン・ザ・ウォーターです。オフシーズンなので静かな水辺を散歩できました。
川底の水草や石ころがくっきり見える清流・コルン川に架かるメガネ橋が導くあたりの建物は「ザ・スワン・ホテル」です。一夜部屋を求めてこの地でのんびり過ごしたいものと思ってしまいました。
村は周囲を小高い丘に囲まれた狭い平地にこじんまりかたまっています。鉄道などの公共交通機関がなく、文明から取り残されたことで、幸か不幸か古い建物が保存されました。そして今、脚光を浴び多くの人が訪れています。
コテージは英国文化財第一級建造物として登録され、ナショナル・トラストが管理しています。さらに同トラストが賃貸を行い、なんと、今なお人が住んでいます。
アーリントン・ロウにあるこの建物は、中世に修道院のウール倉庫として建てられましたが、17世紀に織物工が住むコテージに改築されました。壁だけでなく屋根もこの地方で採掘された石材が使われています。
コッツウォルズとは、古英語で「羊小屋のある丘」という意味です。その地にあるハイブリー村に着きました。この村に住んだ工芸家であり詩人のウイリアム・モリスが「英国で最も美しい村」と称えました。
一時間半くらいドライブしたころのとある町です。錦秋の英国ですが、紅葉の樹木は少なく黄色が多いのがこちらの特徴のようです。
なだらかな丘陵の向こうには秋色の森が続いています。
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