美智子様が「ねむの木の子守歌」という詩をおつくりになりました。夜は葉を閉じて眠るこの木をやさしく見つめられた詩で、佐藤しのぶさんの歌を聞きました。3番の詩 ”♪故郷の夜の ねむの木は 今日も歌っているでしょか” を聞くと田舎の家を思い出します。
胸元に黒いネクタイ模様をつけたシジュウカラはいつも賑やかで忙しそうです。ピーツピとヂヂヂヂなどを組み合わせて言葉を伝える能力があると学者先生の話を聞いたことがあります。鳥の言葉を解析するのは根気がいる仕事ですが世界一のコンピュータなら何とかしてくれるかもしれませんね。
タチバナの木にナガサキアゲハの幼虫がいると教えてくれた人がいました。アゲハの幼虫は脱皮をするたびに姿を変えます。さなぎになる前(終齢)の幼虫とのことです。一昔前なら”ひえー!😱”とばかりに飛んで逃げるところですが、教えていただいたおじさんに失礼ですのでしっかりカメラに収めました。
翅の模様が鹿の子模様に似ているのでカノコガという名前が付いています。名前の通り蛾(ガ)です。幼虫は毛がモクモクの文字通り毛虫です。毒々しい毛むくじゃらの虫からこんなかわいい姿に変わるのが昆虫の世界なんですね。
本名はコシアキトンボ属コシアキトンボ(腰空蜻蛉)です。お腹の白い部分が空いているので、この名が付きました。池に来た人のなかにはコシヌケトンボという人もいました。地元ではコシワケトンボとも呼んでいるとも聞きました。色々な名前があるのはみんなに親しまれているからでしょうか。
一番よく目にするのはシオカラトンボです。胴のところに白い粉が付いていてそれが塩の粒のように見えるのでこんな名前が付きました。食べ物の塩辛とは何の関係もありません。昆虫の和名は意外に子供たちの通称からなずけられているのかもしれませんね。
"木曽川ビオトープ(生物生息空間)”では辛抱強く待っていれば色々な昆虫に出会うことができます。モノサシトンボは縄張り意識が強く他のトンボが近づくのを許しません。木や草のサイズを自分のモノサシで丹念に計って縄張りを決めているのでしょうか。
イトトンボがしきりと池に尻尾をつけて卵を産んでいます。水中では小魚が落ちてくるたんぱく質の粒を食べようとして待ち構えています。公園の中の造られた自然ではありますが、小さい生き物たちが生きるために頑張っている様子を見ることができます。