読書日和

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「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番」(ピアニスト:エレーヌ・グリモー)

2019-10-07 21:02:30 | ウェブ日記

(エレーヌ・グリモー(Hélène Grimaud)さん。写真はネットより)

今回ご紹介するのは「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番」(ピアニスト:エレーヌ・グリモー(Hélène Grimaud))です。

-----曲調&感想-----
ロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフの曲と言えば、フィギュアスケートの浅田真央さんが思い浮かぶ人が多いかと思います。
2010年バンクーバーオリンピック(カナダ)では「前奏曲 鐘」、2014年ソチオリンピック(ロシア)では「ピアノ協奏曲第2番」で演技をしました。
特にピアノ協奏曲第2番は「伝説」とも称される圧倒的演技が印象に残っている人が多いと思います。
その時の音楽は第1楽章のものでしたが、第1楽章から第3楽章までの全てを聴くと、第1楽章のみとはまた違った壮大さやドラマを感じることができます。
私はフランスのエレーヌ・グリモーさんというピアニストによる演奏が好きなので、その演奏動画を元にご紹介します。


曲全体の印象

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は「生きること」とともに語られることがよくあるようです。
ラフマニノフ自身が精神的に苦しい時期を過ごし、その間作曲もできなくなり、そこから持ち直してようやく生み出した曲であることから、曲にもその道のりが強く表されています。

この曲は「苦難の道のりの果てに辿り着くもの」を表現していると思います。
私は第1楽章を「激動の日々」、第2楽章を「立ち止まる日々、そこからまた戦う日々」、第3楽章を「苦悩からの解放、新たな始まり」のように解釈しています。

この曲を初めて第3楽章まで聴いた時は、浅田真央さんが演技した第1楽章の激動の曲調のイメージが強かったため、第2楽章と第3楽章を少し物足りなく感じました。
しかし何度か聴いていくうちに、第2楽章と第3楽章の良さが分かりました。
ひっそりとして立ち止まっているような雰囲気になる第2楽章があってこその、「歩んだ人生」の表現になり、第1、第2楽章を経た第3楽章のドラマチックさが引き立ちます。

また、私はこの夏、この曲をアイドルグループNGT48の元メンバー、村雲颯香さんが歩んだ苦難の道に当てはめた解釈をしたので、各章の感想の末尾にその時の解釈がどんなものだったかも書いておきます。
「苦しい時期を過ごしてやっと生み出した曲」というように、ある程度作曲の経緯が分かっている中で、音色の細かい部分にどのような印象を持つか、どのような解釈をするかは人それぞれとなり、人の数だけ奥深さがあります。
演奏するピアニストは自身の歩んだ人生に重ね合わせる人もいるのではと思います。



第1楽章
「激動の日々」



第1楽章は何と言ってもフィギュアスケートの浅田真央さんが印象深いです。
私的にこれに勝るものはないです。


(ソチオリンピックでラフマニノフのピアノ協奏曲第2番第1楽章の音色に乗って演技をする浅田真央さん。動画は「YouTube で見る」を選択すると再生出来ます。)


第1楽章冒頭、ピアノ独奏の「タン…タン…」の演奏は鐘の音を表しているとのことで、鐘の音がピアノ協奏曲の始まりを告げます。
そこからの弦楽器(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)を中心とした重厚感のある緊迫した音色が凄く印象的で、これはクラシック音楽で「主題」と呼ばれる、しばらくするとまた登場するその楽章の中心となるメロディです。
緊迫感、悲しみ、ずっしりとした迫力があります。
ピアノはその音色への伴奏のような演奏を物凄い速さで行っていて、音はそれほど目立たないですが演奏難度は非常に高いと思います。
そして節を付けるように「タンタン」と高音の鍵盤を二回叩く演奏があり、良いアクセントになっています。

いったん演奏がバンっと爆発するようになってから、ゆったりとした安らぎを感じる音色になりますが悲しさも感じます。
やがて管楽器のトランペットとトロンボーンの「パーパー、パパパーッ」という演奏が入り、さらにその最後に打楽器のティンパニがドコドコドコと節を付け、それを合図に緊迫感、悲しさ、派手さ、迫力などが合わさった非常に盛り上がる場面に向かいます。
ラフマニノフの音楽は「巨人的」と評されることがありますが、弦楽器の特にヴァイオリンの伸びと迫力のある演奏によってその巨人さが強く表れています

さらに、浅田真央さんがソチオリンピックで素晴らしい「ステップ」を見せた場面を迎えます。
その時の音色はオリンピック用のアレンジでスピードを速くしていましたが、演奏会で演奏されるピアノ協奏曲第2番は少しゆったりとしたものになります。
この場面も巨人的な雰囲気があり、どしーん、どしーんと巨人がゆったり躍動しているように聴こえるのが印象的です。
凄く巨大なカーテンがゆったりと揺らめいているようにも聴こえます。
また、この音色は冒頭の主題の音色でもあり、今回はピアノの演奏の仕方が変わり非常に目立つものになり、全体の聴こえ方がドラマチックになっているのも印象的です

終盤、静かな雰囲気になるのは、激動の日々が終わって疲れ果てたように聴こえます。


村雲颯香さんに当てはめた解釈
第1楽章はNGT48の山口真帆さん暴行事件が起きてからの激しい日々と、4月21日に山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの3人の卒業が発表されてから5月18日の卒業公演までの日々です。
村雲颯香さんも菅原りこさん、長谷川玲奈さんとともに一番近くで山口真帆さんを支えた人で、弦楽器が目立つ重厚感のある緊迫した音色が、事件が起きてからの激しい日々そのものだと思いました。
途中、ひっそりとした雰囲気になるのは、3人が卒業することになった喪失感のように聴こえます。



第2楽章
「立ち止まる日々、そこからまた戦う日々」



冒頭、弦楽器を中心とした悲しげな演奏の後、凄く静かなピアノ独奏があります。
そこにフルートの伸びやかで静かで、そして美しい音色が入り、ピアノとフルートで主題が演奏されます。
フルートと交代してクラリネットもピアノとともに主題の演奏をします。
とてもゆったりとした中に虚しさや悲しみを感じる雰囲気が印象的です。
深く傷付いた人が日差しが降りそそぐ中、光を反射する小川を静かに眺めているような風景が思い浮かびます。

その後もゆったりとした曲調のまま進み、ピアノの音色がまさに小川が静かに流れるようで凄く綺麗です
やがてピアノの音色が少し熱を帯びてきます。
スピードはそれほど速くないまま、気持ちの高まりを感じる音色になります。
第1楽章の激動の日々が脳裏をよぎっているかのようです。

一気に静まり返った後、ピアノの静かな演奏を経て、主題の演奏が今度はヴァイオリンを中心にしてされます。
やはりとてもゆったりとしていて綺麗で、虚しさや悲しみを抱える誰かが静かに佇んでいるのが思い浮かぶような音色です。
ピアノはやがて「タン、タン、タン、タン」と同じリズムをゆったりとドラマチックな音色で演奏しながら合わせ、全体の音色からは「起きてしまった日々」に思いを馳せながら、そのことを受け止めているような響きも感じます。


村雲颯香さんに当てはめた解釈
第2楽章は山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんが卒業した翌日の5月19日から、村雲颯香さんが卒業を発表する7月18日までの日々です。
静かな日々もあれば、メンバーと激しく思いがぶつかる日もあったのではと思われ、まさにそのような曲調になっています。
冒頭の主題演奏時のどこか空虚で寂しげな雰囲気は3人を失った直後の、荒涼としてひっそりとしたグループに村雲颯香さんが佇んでいるのが思い浮かびました。
そして気持ちの高まりを感じる曲調になる場面は、グループを「まともなグループ」に変えるために奮戦している姿が思い浮かびました。



第3楽章
「苦悩からの解放、新たな始まり」



第3楽章は第1楽章、第2楽章と違い明るい雰囲気で始まります。
ピアノの力強くスピーディーな、情熱のステップをしているかのような第1主題が登場します。
その後徐々にスピードをゆっくりにしてから、「ドレミファソラシド」の音階をシンプルに並べているのがとても印象的な第2主題が登場します。
この第2主題はあと2回登場し、私的には第2主題が第3楽章の圧倒的主役に聴こえます
中でも「ドレミファー レミファソファミー」の部分などは音階をとてもシンプルに上げたり下げたりしているだけなのに物凄くドラマチックに聴こえます
これはラフマニノフの作曲のセンスが凄く良いのと、演奏者達も表現が上手いのだと思います。

一旦穏やかな演奏になった後、2回目の第2主題までの間ピアノもオーケストラも第1主題のリズムで激しく情熱的な演奏をしていきます。
そこから静かに穏やかに、ヴァイオリンを中心にした第2主題が登場するのを聴くと、とても澄んだ神聖な気持ちになります
1回目の第2主題はヴァイオリンを外していましたが今回はヴァイオリンが入り、音が高くなっているのが印象的です。
ヴァイオリン中心の演奏の後に続く、ピアノ中心の第2主題の演奏はとても儚げで、泣きそうな気持ちになるほどです。

3回目の第2主題が非常に「巨人的」な演奏になります。
3回目にして初めてピアノとオーケストラ全体での演奏になり迫力が凄いです
そして全体の音の中からピアノが目立つ時の音色が物凄く印象的です。
巨大なカーテンがゆらりとはためいているかのように聴こえ、比喩ではないそのままの意味での「尾を引く」という言葉が思い浮かぶ演奏です。
この3回目の第2主題の場面は、それまでの苦難の道のりがついに終わりを迎え、新たな始まりに向かって羽ばたいて行くように聴こえます。
物凄く好きな場面で、第1楽章からの苦難の道のりの果てに辿り着いたのがこの境地なのだと思います。
ラフマニノフがまた生きる希望を持てたのが分かります。


村雲颯香さんに当てはめた解釈
凄く盛り上がる3回目の第2主題のところは、グループを卒業して羽ばたいていく村雲颯香さんが思い浮かびました。
この盛り上がりは暴行事件発生から自身の卒業に至るまでの村雲颯香さんの歩んだ道と、その道の終わりまで来て羽ばたかんとする村雲颯香さんに光が当たり、多くのメンバーが盛大に称えているように聴こえます。
特定勢力に、自分達に都合の良いストーリーを作るために村雲颯香さんの名前を利用するだけ利用しようという動きが見られたのは残念でしたが、本人の功績は偉大なもので、第3楽章のドラマチックさがよく似合います。



ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、今年の7月21日に広島県呉市で行われた「広島交響楽団 第29回呉定期演奏会」で、ピアニスト外山啓介さんの演奏で初めて生演奏を聴きました。
外山啓介さんの鬼気迫る雰囲気がとても印象的で、この「苦難の道のりの果てに辿り着くもの」を表した曲を、その世界観の中で演奏するのは大変なことなのだと思います。
それだけに約35分という程よい長さの中で、第1楽章、第2楽章を経て第3楽章の3回目の第2主題の場面まで来ると凄く満ち足りた気持ちになります。
音源で聴くのはもちろんのこと、また演奏会でも聴いてみたいと思います



関連記事
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「山口真帆 1st写真集 present」

2019-10-01 22:36:51 | ウェブ日記


今回ご紹介するのは「山口真帆 1st写真集 present」(著:山口真帆)です。

-----内容-----
悔しいこと、苦しいこと、哀しいこともありました。
忘れたいこともたくさんある。
でも過去は変えられない。
今は変えられる。
過去があるから今がある。
明日がある。
未来がある。
それならまだ見ぬ明日に向かって生きて行きたい。
今はまだ自分自身に誇れるものも何もない。
今はまだ何者でもない。
だからこそ臆せず挑戦したい。
まだ見ぬ自分があるから楽しい。
そうやって毎日自分を更新して、いつか、この写真集を持っているあなたに誇れる私になりたいな。

24歳の誕生日。
この『present』を名刺代わりに、女優としての第一歩を踏み出す――

-----感想-----
普段書く本の記事は小説の感想記事が中心の私にとって、初の写真集の感想記事となります。
新潟を中心に活動するアイドルグループNGT48の元メンバー、山口真帆さんがグループを卒業後、「研音」という芸能事務所に移籍し、『present』の発売とともに女優としての活動を本格的に始めていくことになりました。
山口真帆さんの一連の戦いぶりを見た「研音」から、令和という新しい時代に合った情報発信力を評価して声をかけてくれ、移籍が実現したとのことです。
「研音」ホームページのアーティスト一覧の女優の欄を見ると、一番最後に山口真帆さんが載っています。

『present』はNGT48を卒業した5月18日から約4ヶ月後の、山口真帆さんの誕生日でもある9月17日に発売されました。
心的ストレスでかなり痩せてしまっていた体を元に戻すため、ジムに通って鍛えながらご飯をたくさん食べ、約5キロ増量して撮影に臨んだとのことで、短い時間でよく立て直したと思います。
通常、写真集の撮影などではできるだけスリムな方がスタイルも良く見せられると考えられていますが、山口真帆さんの場合は逆に5キロも増量して臨んでおり、いかに大変な状況にあったかを物語っています。

「ご飯をたくさん食べる」と書くのは簡単ですが、食べられなくなっていた精神状態からたくさん食べられるところまで気持ちを持っていくのはかなり大変なことで、さすがにプロだと思います。
山口真帆さんが持つ不屈の闘志の面影をここに感じました。


写真集の撮影はハワイで行われました。
冒頭の写真は屋外での撮影で、白を基調とした建物の近くで、太陽の光と青空の中で楽しそうな表情を見せていました。
中には建物の高い位置に貼られた標識に向かってジャンプしている写真もあり、とても躍動感があります
この冒頭の写真は20代の頃の菅野美穂さんのような雰囲気になっているものがありました。
また、柔らかい笑みで伸びをしている写真は、NGT48で仲良しチームメイトだった小熊倫実さんが見せる表情とよく似ているのが印象的でした。



(柔らかい笑みが印象的な小熊倫実さん。写真は本人のツイッターより。写真集に似た雰囲気の柔らかい笑みの写真がありました。)



(山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演後の写真撮影にて。卒業公演に駆け付けた小熊倫実さんと、抱き締める山口真帆さん。写真は山口真帆さんのインスタグラムより。)

そこから不意に静寂な雰囲気の写真も姿を現し、緩急が効いていました。
静寂な雰囲気の写真はEvery Little Thingの持田香織さんの、2000年代前半頃のような雰囲気になっていました。

ジャングルのような場所で、白寄りの薄いベージュ色のワンピースドレス姿でこちらを振り返った構図の写真が良かったです。
苔むす岩石がある地面は薄暗く、濃い緑の木々は向こうに見える空からの明かりでやや明るくなっていて、そこに立ちこちらを振り返る山口真帆さんが神々しい雰囲気になっていました。

やがて暗さ、陰影のある写真もたくさん出てくるようになります。
黒い服でうつぶせになって横を見ている構図の写真があり、その時の目力が印象的でした。
写真全体の雰囲気は暗めにしていますが目には明らかに正の力が宿り、その対比に魅力を感じます。




背表紙にも写っている、等身大以上の大きなツツジのような木の花の間から顔を覗かせる構図の、顔のアップ写真も良かったです。
花は明るいですが表情は陰影たっぷりで、私は雪女やリングの貞子が思い浮かびました。
凄みがあり、表現の底力を感じる写真で、女優の素質があると思いました。
アイドルから高い表現力も必要な「女優」に変わったので、そういった表現ができるのは非常に重要なことです。

水着でプールに入って流し目でほほ笑んでいる写真も良いなと思いました。
見る人を温かい気持ちにさせてくれる笑顔です。
そういった上品な笑顔がかなり似合う気がします

スーパーマーケットでドレッシングのような物を持ってのドヤ顔写真は面白かったです。
どことなくテニスの錦織圭選手に似ていて、表情が多彩だなと思いました。
モデルなら涼しい表情だけでも良いかも知れませんが、やはり女優として活動していくなら多彩な表情ができるのは非常に重要です。

そして終わりのほうにある、水平線に沈んでいく夕日をバックにしての上半身アップ写真もかなり良かったです。
明るいオレンジ色の夕日が、水平線から山口真帆さんに向かってスラーっとした光の帯になっていて、その後ろからの夕日によって表情が浮かび上がるという構図は、全体の雰囲気を暗くするのとはまた違った陰影の出し方になっていて良いと思います。
髪をおろした状態での物憂げな表情と後ろからの夕日がかなり合っています


巻末にはインタビューが掲載されていて、「応援してくれる人達を裏切れない」「好きな男性のタイプは嘘をつかない人」「宝物は手紙」というのが非常に強いメッセージになっていると思いました。
山口真帆さんは応援してくれる人達を平気で裏切る人や、嘘を次々とつく男性(女性も)を目の当たりにしてきました。
「応援してくれる人達を裏切れない」「好きな男性のタイプは嘘をつかない人」は元々の信条であるのに加え、それらが反面教師になっている気もします。
また、宝物の手紙は卒業公演の時の手紙だと思います。
菅原りこさん、長谷川玲奈さん、村雲颯香さんという、最も山口真帆さんの近くで寄り添ってくれた3人が卒業公演で手紙を読みました。
その手紙を「宝物」と表現してくれているのが凄く嬉しいです。


菅野美穂さん、小熊倫実さん、持田香織さん、雪女やリングの貞子、錦織圭選手など、様々な人に見える写真があり、凄く表情が多彩だと思います。
さらに神々しい雰囲気や上品なほほ笑みの写真もあり、この多彩さに女優の素質を感じました。
写真集『present』の発売とともに女優としての新たな活動が始まったので、まずは元々の志望であったモデル関係のお仕事など周辺のお仕事から始め、その間にじっくり演技の力を付けていってほしいです。
そして次第にお芝居のお仕事もするようになるのを期待しています



-----山口真帆さん登場作品の記事-----
「DIVER-特殊潜入班- 第二話」
「ショコラの魔法」(主演:山口真帆)


関連記事
「罪のない嘘 ~毎日がエイプリルフール~」三谷幸喜
辰巳真理恵 菅原りこ 追川礼章 SPECIAL CONCERT
「PERSONA5 the Stage #3」(主演:猪野広樹)
「長谷川玲奈 1st写真集 一瞬の光」
「海辺の街でもう一度、あの日の彼女に会えたなら 〜Diary〜」
「海辺の街でもう一度、あの日の彼女に会えたなら 〜Hanabi〜」


参考記事
NGT48 山口真帆さん暴行事件 ~告発、強制謝罪、ネット大炎上、そして卒業~
元NGT48 山口真帆さん暴行事件 今も続く運営会社AKSからの嫌がらせ


※図書レビュー館(レビュー記事の作家ごとの一覧)を見る方はこちらをどうぞ。

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NGT48 高橋七実さんへの手紙

2019-09-25 21:09:25 | ウェブ日記


(村雲颯香さん卒業公演で貰った花を持ち、まるで鎮魂のように目を瞑る高橋七実さん。写真はネットより。以下同じ。)


新潟を中心に活動するアイドルグループNGT48の研究生メンバー、高橋七実さんにお手紙を書きました。
NGT48の数少ない良識派で、高橋七実さんも5月18日に行われた山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演「太陽は何度でも」に、運営からの参加禁止圧力に屈せず駆け付けた7人のうちの1人です。

NGT48のメンバーはフォトログ(グループ公式の写真付きブログ)を書いていて、高橋七実さんの文章には静謐、神聖、誠実の3つが揃っているという特徴があります。
読むと心が清められるような、とても静かで品のある文章を書きます。
今回のお手紙では山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業後から見てきた高橋七実さんのフォトログの中で、印象的だったものをいくつか全文書き、それぞれの後に私の感想を添えるという形にしました。




(山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演後の写真撮影にて、前列左から長谷川玲奈さん、山口真帆さん、菅原りこさん、後列左から小熊倫実さん、日下部愛菜さん、村雲颯香さん、角ゆりあさん、渡邉歩咲さん、高沢朋花さん、高橋七実さん。)




(現在グループに残っているのは小熊倫実さん、日下部愛菜さん、角ゆりあさん、高橋七実さんの4人です。)


私はアイドルは公人(誰か特定の人のための存在ではない)と考えているので、公人向けお手紙ということで内容自体は今回も公開します。
また、お手紙の原本の写真も記事最後に載せておきます。

私は誠実なメンバーには、こちらもお手紙を出す時は誠意を持って書こうと考えています。
まして相手がメンバーきっての誠実さの高橋七実さんともなれば、こちらも全力の誠意で書きます。
いくつかのフォトログを全文掲載したので、お手紙の枚数は過去最長の50枚になりました。

高橋七実さんはフォトログの文章を見ると分かりますが非常に聡明な人なので、長いお手紙であっても問題なく読んで頂けると思いました。
なので長くなるだろうなとは思いましたが印象的だったフォトログの全文掲載に私の感想を添える形でまとめました。



(8月9日、AKB48の55枚目シングル「ジワるDAYS」の握手会にて、浴衣姿の高橋七実さん。)

文章だけでもその人の性格は出るもので、高校三年生18歳とは思えない神がかった静謐、神聖、誠実な文章に何度か驚かされました。
その文章がどんなものなのか、そして高橋七実さんという人がどんなことを思い山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さん卒業後の日々を過ごしてきたか、ぜひ知ってみてください。
こういった誠実な人にはぜひこの先大成してほしいと思います



----------お手紙ここから----------

私は山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演「太陽は何度でも」で初めて高橋七実さんのことを知りました。
山口県在住の34歳の会社員で、ネットではブログとツイッターで活動していて、3人の卒業公演まで特にアイドルのファンはしていなかったです。
しかし卒業公演のことはかなり気になり、5月18日そこに駆け付けた7人のメンバーの1人が高橋七実さんということで興味を持ち名前を覚えました。

NGT48のことは山口真帆さん暴行事件を知るまでは名前を知っているくらいで、どんなメンバーがいるのかは知りませんでした。
恐ろしい事件がきっかけではありましたが、NGT48には卒業公演の10人に代表されるような素晴らしいメンバーがいるのを知ることができました。



(高橋七実さんと山口真帆さん。)

高橋七実さんは3人の卒業公演に駆け付けたことや日頃のフォトログの文章などから、アイドルとしてとてもクリーンなイメージがあり、印象が凄く良いです。
ぜひ大事にしてください。

フォトログはいつも楽しみに読ませて頂いています。
高橋七実さんのフォトログからは誠実さ、真面目さ、優しさ、清らかさなどが感じられます。
文章だけでもその人の性格は出るもので、高橋七実さんには育ちの良さも凄く感じます。
きちんとした良識を持ち、さらには芯の強さをも感じます。

3人卒業後から見てきた高橋七実さんのフォトログの中で特に印象的だったものを書き、そこに私の感想を添える形でお手紙を書いていきたいと思います。
最初に「おっ」と思ったのは、自身の誕生日祝いについてのフォトログでした。


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2019.07.08
18th

18歳になりました💬

昨日はメンバーやスタッフさんなど
沢山の方々がお祝いしてくださいました。

おめでとうと連絡を頂いたり、お誕生日のフォトログの投稿やケーキ、プレゼント、、、
全部とても嬉しかったです(*´-`)

そしてファンの皆様からのメッセージも
読ませて頂いて、心が温かくなりました

今まで見守って来てくださった方が
こんなにいるんだと改めて感じました

世間をお騒がせしているこの状況で、誕生日をお祝いして頂いてもいいのだろうかと自分の中で少し考えたりしたのですが、みんながお祝いしてくれたことが純粋に嬉しかったです。

本当に本当にありがとうございました

18歳の一年も支えてくださる方々への感謝を忘れずに、精一杯頑張りたいと思います
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「世間をお騒がせしているこの状況で、誕生日をお祝いして頂いてもいいのだろうかと自分の中で少し考えたりした」とあります。
私はこの言葉を見て、さすがに3人の卒業公演に駆け付けた人だと思い、誠実さを感じました。
山口真帆さん菅原りこさん長谷川玲奈さんと、その卒業公演に駆け付けた7人の言葉には重みがあり、自然と気になります。
この時から高橋七実さんという人への興味が高まって行きました。



次は村雲颯香さん卒業発表を受けてアップされたフォトログです。

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2019.07.19
卒業

もふさんの卒業が発表されました。

もふさんはどんな時も誰よりグループのことを
メンバーのことを一番に考えて行動してくださっていました。

悩んだりした時には
そっと声を掛けて話を聞いてくださったり、

その優しさに救われたことが
この半年で何度もありました。

本当に本当に感謝しています。

昨日の動画の言葉もNGTのことを本気で考えてくださっているからこそ言える言葉だと思います。

私に出来ることはほんの僅かなことかもしれないけれど、もふさんへの感謝の気持ちを込めて、素敵な形で送り出す事が出来たらと思います。

残り1ヶ月程になりますが
卒業する日まで一緒に過ごせる時間を大切にしたいです。
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「その優しさに救われたことがこの半年で何度もありました。」とあります。
半年とは1月からのことで、山口真帆さん暴行事件発覚からのことだと思います。



(高橋七実さんと村雲颯香さん。)

「悩んだりした時にはそっと声を掛けて話を聞いてくださった」とあり、これは村雲颯香さんなら必ずそうすると思いました。
あまり目立たずに済むように静かに優しくお声掛けする姿が思い浮かびました。
そしてこの言葉から、高橋七実さんも山口真帆さん暴行事件とその後のことで悩んだのが分かりました。
その悩みを優しく包み込んで受け止めてくれる、とても頼りになる人だったのだと思います。


(村雲颯香さん卒業発表の動画。右後ろにいるのが高橋七実さんです。)

「昨日の動画の言葉もNGTのことを本気で考えてくださっているからこそ言える言葉だと思います。」も印象的でした。
「大切だからこそ、今のNGT48には変わらなくてはいけない部分もたくさんある」と語った部分のことだと思います。
その時に静かに、深くうなずいていたのを見て、やはり誠実で信頼できる人だと思いました。

懸命に涙を堪えようとしていたのも印象的です。
堪えきれずに涙が頬を伝って流れても表情を変えず、前を向いているところに高橋七実さんが持つ強さを感じました。



次は「TOKYO IDOL FESTIVAL 2019」前日の8月2日のフォトログです。

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2019.08.02
明日は

「TOKYO IDOL FESTIVAL 2019」に
オープニングアクトとしてメンバー全員で出演させて頂くことになりました。

まずはこのような機会を作って下さった方々に、心より感謝申し上げます

そしてこのステージに立たせて頂けること、本当に本当に嬉しく思います


でも自分の正直な気持ちとしては、今まで NGT48のことを好きでいて下さったファンの皆様が純粋な気持ちでグループを応援し難い状況になってしまっていること、アイドルとして素敵なパフォーマンスをお届けすることが出来ていないことに遣る瀬無さを感じています。

出演を嬉しく思って暖かい言葉をかけて下さる方がいる反面、この出演に対して、グループの現状に対して批判的な意見も沢山あるのも事実です。

そしてこのグループが変わらなければ、このまま前には進めないことも重々承知しています。

ただ、今の自分に出来ることは、応援して下さるファンの皆様、出演する機会を作って下さった皆様へ感謝の気持ちを込めて、パフォーマンスさせて頂くことなのではないかと思いました。

明日は来てくださる皆様に少しでも楽しんで頂けるように精一杯頑張ります。
よろしくお願い致します。
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これを見て高橋七実さんの立派さに驚きました。
「遣る瀬無さ」を漢字で書いているのにも驚き、高校三年生にして文脈の中で的確に使っているのにも驚き、かなりの頭の良さを感じました。
この頭の良さは山口真帆さんや村雲颯香さんと通じるものがあります。

「この出演に対して、グループの現状に対して批判的な意見も沢山あるのも事実です。」と書き、批判的な意見が沢山あることを認め、受け止め、言葉にしています。
私はここにも高橋七実さんの誠実さを感じました。
さらに「出演に対して」と分けて「グループの現状に対して」と書いているのを見て、高橋七実さんがしっかりとグループの現状は世間から批判されるものだと認識しているのが分かりました。

「このグループが変わらなければ、このまま前には進めないことも重々承知しています。」は重い言葉で、まだ研究生、さらに高校生でこれだけ重い言葉が書ける高橋七実さんを私は尊敬します。
そしてこんな重い言葉を研究生に言わせてしまうようなグループでは駄目だと思います。
山口真帆さんも村雲颯香さんも願ったように、きちんとした良識あるグループに変わらなければならないです。

「グループが変わらなければ、このまま前には進めない」はまさにそのとおりで、変わらずに強引に前に進もうとしても、世間は許さず反発を招くと思います。
相手が、何をしても不問にしてくれるような生粋のグループ支持者ならともかく、山口真帆さん暴行事件は社会事件なので、世間の関心を集めました。
そして山口真帆さん暴行事件への対応が酷すぎたことと、グループの実態が酷すぎたことで、NGT48及び運営は世間の怒りを買いました。
きちんと「けじめ」をつけての再出発にしないと、再び世間の支持を得るのは難しいです。



次は「TOKYO IDOL FESTIVAL 2019」を終えた8月3日のフォトログです。

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2019.08.03
TOKYO IDOL FESTIVAL 2019

暑い中、お集まり頂きどうもありがとうございました

既に決まっていたスケジュールの中で
出演機会を用意してくださった皆様、
現場で対応してくださったスタッフの皆様、
NGT48の出演のためにお力添え頂き本当にありがとうございました。


今回のTIFに向けたレッスンをする中でも
改めてステージに立つことの楽しさを感じましたし、 NGT48が好きだったんだと気付かされました。

でも現時点では、NGT48は世間から受け入れられている状態ではないですし、まだ問題の根は解決し切れていないと私は思っています。


このまま再出発という形でステージに立つことに対して違うんじゃないかと心に引っ掛かってしまう部分もありました。
再出発の意味を履き違えてはいけないと私は思います。


NGT48のことを好きでいたからこそ、
NGT48の楽曲が好きだからこそ、
沢山の方に聴いてほしいという真っ直ぐな想いで自分が楽曲を歌えないことが本当に悔しいです。

NGT48の楽曲を心から歌える日が来るまで

自分に出来ることはほんの僅かなことかもしれませんが、1人のメンバーとして何かに貢献していけるように、模索しながら進んでいこうと思います。

今日は本当にありがとうございました
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「現時点では、NGT48は世間から受け入れられている状態ではないですし、まだ問題の根は解決し切れていないと私は思っています。」は凄い言葉です。
この言葉からも、NGT48が世間の怒りを買っていることを高橋七実さんがきちんと認識し、受け止めていることが改めて分かります。
特に「まだ問題の根は解決し切れていないと私は思っています。」は非常に重い言葉で、内部から言える勇気に敬服します。
研究生にして全メンバートップクラスの誠実な発言ができる高橋七実さんは本当に凄い人だと思います。

世間も問題が解決したとは見ていないと思います。
そしてこのことに言及できるメンバーの数が少ないのも、グループの抱える問題点だと思います。
まともな発言をするのに膨大な勇気が要り尻込みしてしまうのは、現状のグループがまともではない状況にあるということです。

「再出発の意味を履き違えてはいけないと私は思います。」も凄い言葉で、そのとおりです。
先ほど書いたように、きちんと「けじめ」をつけての再出発にしないと、グループが再び山口真帆さん暴行事件前のような世間の支持を得るのは難しいです。



次は新公演翌日の 8月20日のフォトログです。

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2019.08.20
新公演

昨日は正規メンバーの方々の新公演初日がありました

公演に応募してくださった皆様、
DMMやLINEライブを見てくださった皆様、劇場に見に来てくださった皆様、
温かく見守って頂き本当にありがとうございました。

そして公演を準備するにあたって、
大勢のスタッフの方々が協力してくださったこと、とても感謝しています。

今回の公演の準備期間は先輩方がダンスの細かいところまで揃えていたり、今まで以上に全力で頑張っていらっしゃるのを感じましたし、
ゲネプロも客席後ろの方で見させて頂いたのですが、一人一人の熱量がすごく伝わってきてステージに立つ先輩方が輝いて見えました。

そして公演の演目は、
「夢を死なせるわけにいかない」公演です

素敵な楽曲が沢山あって
初日までの期間で私もこの公演の楽曲がとても好きになりました

研究生は公演の一番最後にMaxとき315号に全員で出演させて頂きました。

これからの未来への祈りを込めてパフォーマンスしようと自分の中で決めて、精一杯歌わせて頂きました。

まずはこの公演が無事に終了したことにほっとしています。

これからも自分の気持ちに正直に、
誠実さを忘れずに歩いていきたいです。

昨日は本当にありがとうございました
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「これからも自分の気持ちに正直に、誠実さを忘れずに歩いていきたいです。」が印象的でした。
高橋七実さんはフォトログにご自身の気持ちを正直に綴っており、そこに好印象を持っています。
そして「誠実さを忘れずに歩いていきたいです。」は非常に良い言葉です。
現状のNGT48に最も必要な言葉だと思います。
その心掛けがある高橋七実さんはやはり信頼できる人だと思います。
この人のフォトログはぜひ読みたいなと、思わせてくれる人です。



次は研究生公演の再開について綴った8月27日のフォトログです。

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2019.08.27
研究生公演

8月30日から研究生公演が再開されることになりました

メールの返信や握手会などでも
研究生公演を観たいという声を沢山頂いていました。

ただ自分の中では、まだ今の現状に対してモヤモヤした気持ちが残っているのが正直なところです。

同期のみんなと一緒に歌って踊れることは
楽しくて幸せを感じる時間です。

でもふとした瞬間に
今は笑顔で胸を張ってステージに立てる状況なのかと悩んでしまうこともあります。

研究生公演が再開されてファンの皆様に100%楽しんで頂けるパフォーマンスが
自分に出来るかは分かりません。

30日の公演では元気な姿を見せられるように、感謝の気持ちが伝わるように頑張りたいと思います。
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「でもふとした瞬間に今は笑顔で胸を張ってステージに立てる状況なのかと悩んでしまうこともあります。」も、高橋七実さんの誠実さがよく分かります。
そう思われるのは当然のことだと思います。
まず、高橋七実さん個人は何も悪くないです。
しかしグループは、村雲颯香さん卒業発表時の言葉や卒業公演時の言葉などから、依然として変われていないことが分かります。
なので「今は笑顔で胸を張ってステージに立てる状況なのか」と懸念されるのは当然のことだと思います。
むしろ何の疑問も持たないほうが大問題で、高橋七実さんのお悩みは至極真っ当です。
お考えに、自信を持って頂ければと思います。

この時にアップした写真も印象的でした。
山崎美里衣さんや、一緒に3人の卒業公演に出演した高沢朋花さん、渡邉歩咲さんがまだ居た頃の写真でした。
高橋七実さんがこれらの人達が活動辞退されたことを悲しんでいるのがよく分かります。



(アップされたのは山崎美里衣さん(2列目右から2人目)、高沢朋花さん(2列目右から4人目)、渡邉歩咲さん(3列目左から3人目)がまだ居た頃の写真でした。)

前だけを見ろと言う人もいるかも知れませんが、私は納得のいかない形での活動辞退になったであろう人に思いを馳せる高橋七実さんを心の優しい人だと思います。
その優しさは、村雲颯香さんが卒業公演で仰った「人の痛みの分かるグループになってほしい」という旨のことを実現するのに何より必要なものだと思います。
ぜひ大事にしてください。



(左から渡邉歩咲さん、高沢朋花さん、高橋七実さん。3人とも運営から参加禁止圧力の掛かっていた山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演に駆け付けた勇気ある人達です。)

また、悩んだ時は角ゆりあ新キャプテンを頼るのも良いかと思います。
村雲颯香さんの卒業発表を受けてから角ゆりあさんは特に際立つ渾身のフォトログを二つ書いています。
一つは卒業発表直後の7月19日に書いたもので、次のとおりです。


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もふ

昨日、公式サイトにてもふの卒業が発表されました。
素直な気持ちは嫌です。
事前にメンバーにお話してくれて、その時も卒業の意思があるだろうなというのは分かってはいたから冷静に聞いていられたけど私の中でまだいてくれるってどこかで思ってて。
だからこのタイミングだというのにすごく驚いたしもふがいなくなったグループが想像できません。
この数ヶ月、グループを支えてきてくれたのは他の誰でもないもふです。
冷静に現状を見て、いつでも中立な立場でいてくれました。
もふに救われたメンバーはたくさんいます。
誰よりもグループのために行動してくれました。
もっと早くから卒業を決めていたのにここまで残ってくれたのもグループのことを考えてです。
自分の未来よりグループの未来を優先してくれた優しすぎる人です。
私は1人の女性としてもふを尊敬してるところがたくさんあります。
冷静に周りをみて判断して行動できるところ。
芯の通っているところ。
意見をちゃんと人に伝えられるところ。
その場の雰囲気を明るくできるところ。
私にはないものをもふはたくさんもっています。
だから私ももふをみてもっと自分にも取り入れなきゃなって思います。
そうすればもっともふのことを支えられたかもしれない。
この期間1番大変だったのはもふだとおもいます。
3人の1番近くにいたひと。だから3人の想いも1番に汲み取ってきていた。そして私たちの1番近くにもいてくれた人。そして私たちの想いも1番に汲み取ってくれている人。狭間に立ちながらも中立で見て接してどうしたらいいか考えて変えようとして。
本当に本当に感謝しかないです。
ありがとう。
だからこそちゃんと受け入れて送り出してあげなきゃいけない。
だけどまだ受け入れたくない気持ちもあったり、受け入れている部分もあったり複雑です。
まだこのグループにいて欲しかった。まだもふが必要だから。そう思ったり。
いつまでももふに重荷を背負わせちゃいけない。
もふが前向きに新たな道を見つけて進もうとしてるんだからちゃんと見送りたい。
そんな想いでぐちゃぐちゃです。
でも8月末、もふのアイドル人生の締めくくりとして相応しい公演にしたいです。
だから私もちゃんと前向きに笑顔で送り出したいです。
そして私もこのグループで活動していくにあたってもふが作ってくれたものを守りながらこのグループを変えられるように行動できる人になりたいです。
そしていつか変わったこのグループをもふ、そして3人に見せられるように頑張りたいです。
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もう一つは劇場公演再開が発表された直後の8月12日のフォトログです。

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遅くなりましたが

言葉がまとまらず、遅くなりましたが8月18日から劇場公演を再開させて頂きます。
待っていてくださった方、お待たせしました。
握手会でもたくさん暖かいお言葉を頂き本当に感謝してます。
そして、新公演ということで新たに振り入れをしてくださった先生、演出、舞台スタッフの皆さん、衣装さんたくさんの方も動いてくださってます。
私たちのためにこうして動いて支えてくださる方がいることに改めて有難いなと思いました。
本当にありがとうございます。
だからこそ私達もそれに応えなければいけないなとまた気が引き締まりました。

そして、再開ということにあまりよく思わない方もいらっしゃると思います。
それは当然の事だと思います。
まだちゃんと皆さんに誠意を示せてはいませんし、問題も解決しきれてはいません。
ですが、今月をもって大切な仲間がまた新たな夢に向かって卒業をします
私たちのわがままかもしれませんが、彼女にはたくさんグループを支えてもらったからこそいい形で卒業して貰いたいです。
アイドルとして最高の形を作るとしたら、やはり劇場公演をやることではないかなと思います。
アイドルの活動の中でやはり1番はステージに立ってパフォーマンスをすることだと思います。
だからこそ今は暖かく見守ってくださると嬉しいです。

だからといって、何事もなかったかのように活動をしていく気はありません。
彼女に限らず、たくさんの人を傷つけたくさんのメンバーを傷つけ失いました。
その代償は大きいものだと思います。
だからこそうやむやにする訳にはいきません。
ちゃんとした形で皆さんへ、私達からの誠意を示していかなければいけないと思っています。
なので待っていて欲しいです。
そして、彼女にとって良いアイドル人生の締めくくりとなるように暖かく見守ってくださると嬉しいです。
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私は二度のフォトログを見て、角ゆりあさんが村雲颯香さんと同じところまで登ってきたのを感じました。
そして村雲颯香さんの意思を受け継いだことを感じました。
「そしていつか変わったこのグループをもふ、そして3人に見せられるように頑張りたいです。」とはっきり書いてくれています。
角ゆりあさんが挙げた4人は最前線で戦った人達であり、グループが変わらなければ顔向けできないという思いを感じます。

もちろん、高橋七実さんにも意思は受け継がれていると思います。
村雲颯香さんに、卒業間近ということもありそれまでのような踏み込んだ発言があまりなくなった8月、2人はまるでその代わりを務めるかのように奮戦していました。
2人がフォトログに書いてくれた現状への思いは、私のようなグループを変えようと努力するメンバーに注目する人にはしっかりと届いています。

角ゆりあさんは「彼女に限らず、たくさんの人を傷つけたくさんのメンバーを傷つけ失いました。その代償は大きいものだと思います。」と書き、現状の事態を招いたグループの責任を認めています。
自身は悪くなくても真摯に責任と向き合えるのがさすがだと思います。
大注目なのは「何事もなかったかのように活動をしていく気はありません。」や、「ちゃんとした形で皆さんへ、私達からの誠意を示していかなければいけないと思っています。」とあることです。
高橋七実さんと同じく誠実さがよく分かり、新キャプテンがこの「けじめ」の認識をしっかり持っているのは大きいと思います。

高橋七実さんには器の大きさを感じており(大将の器だと思います)、ぜひとも大成してほしい人です。
そして角ゆりあさんも、このフォトログを見て大将の器だと思いました。
ただ19歳ということもあり、村雲颯香さんほどの繊細な心遣いまではまだ難しいかも知れないので、悩みを抱えていて聞いてほしいなと思った時は、こちらからそっとお声掛けするのも良いかと思います。
フォトログの文章を見れば、真面目で誠実な人なのは明らかなので、必ず悩みを聞いてくれると思います。

また、3人の卒業公演に駆け付けたメンバーや西村菜那子さんなども角ゆりあ新キャプテンを全力で支えると表明しています。
これらの人達も頼りになると思うので、悩んでいる時はぜひ頼ってみてはいかがかと思います。



次は村雲颯香さん卒業公演のフォトログです。

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2019.08.31
もふさん🐑✨

今日はもふさんの卒業公演でした

研究生もMaxとき315号に出演させて頂きました

今日でもふさんが卒業してしまう実感がまだあまりなくて、これからもNGT48にいてくれるんじゃないかって心のどこかで思っています。

でも最後に一列に並んで
ステージに立つもふさんの後ろ姿を見た時
もう卒業してしまうんだと徐々に実感が湧いて来ました。

もふさんは同じ東北出身ということで、一緒にお仕事をさせて頂く機会も多くありました。

新潟のイオン、渋谷のタワーレコードさんでのイベントで椅子取りゲームをしたこと、
青森でのミニ握手会、
にいがったフレンドの関川村ロケ

もふさんがいてくれたことで
どこか安心できる部分がありました

悩んでいる時は話しかけてくださったり、
誰よりもNGT48のことを考えて、真摯に向き合ってきたもふさんの姿が本当にかっこよかったです。

もふさんの夢が叶うこと、
そしてこれからの幸せを祈っています🐦

今まで本当にありがとうございました

ずっとずっと大好きです😭✨
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これを読むと胸が熱くなり涙ぐみます。
高橋七実さんが心から村雲颯香さんを信頼していたのがよく分かります。
そして高橋七実さんは村雲颯香さんを引き合いに出して自身のイメージアップを図るような真似を一切していないです。
村雲颯香さんという人の素晴らしさと、感謝を伝えることに徹していて、私はそこにも好印象を持っています。
こういうところにその人の人間性が現れるのだと思います。




9月6日にたくさんアップした、劇場公演で貰った花束を紹介したフォトログの、村雲颯香さん卒業公演時に貰った花の紹介をした時の写真も印象的でした。
花を持ち目を瞑る姿が村雲颯香さんへの感謝、鎮魂の祈りのように見えました。
言葉は書かれていなくとも、グループとしても個人としても凄くお世話になったのが分かる写真です。
写真から高橋七実さんの優しさ、気高さが伝わってきました。
鎮魂の祈りのようにも見えるのは、もしきちんとしたグループであったならまだ卒業しなくて良かったのに、という思いが感じられました。


高橋七実さんの村雲颯香さんへのお気持ち、よく分かりました。
私はこれまでに高沢朋花さん、渡邉歩咲さん、村雲颯香さんにお手紙を出していて、いずれの人に対しても、イメージに合うクラシックの曲をご紹介してきました。
今回は高橋七実さんの村雲颯香さんへのお気持ちが非常に印象的だったので、一旦村雲颯香さんと揃いの曲をご紹介させて頂きます。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番という曲で、村雲颯香さんが山口真帆さん暴行事件の発生から自身の卒業までに歩んだ道と凄く合っていると思いご紹介しました。
村雲颯香さん宛お手紙の、ピアノ協奏曲第2番をご紹介した部分の文章を掲載するので、良かったら曲をお聴きになり村雲颯香さんが歩んだ道に思いを馳せてみてください。
便箋も村雲颯香さん宛お手紙と同じものにさせて頂きます。

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もし音楽を聴くのがお好きならラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を聴いてみてください。
お手紙で渡邉歩咲さんにはラフマニノフのピアノ協奏曲第3番、高沢朋花さんにはプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番をお勧めしましたが、もふちゃんにはラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が合うと思います。
フィギュアスケートの浅田真央さんがソチオリンピックのフリーで演技した曲でもあります。
Youtubeの、エレーヌ・グリモー(Hélène Grimaud)さんの演奏(37分01秒の動画)が特にお勧めです。


(お勧めしたラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の演奏動画)

通常の曲が「曲を演奏する」なのに対し、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番はピアニストから「曲を生きる」と言われることがあるようです。
ラフマニノフ自身が精神的に苦しい時期を過ごし、その間作曲もできなくなり、そこから持ち直してようやく生み出した曲であることからそのように言われるようです。
もふちゃんは山口真帆さん暴行事件の発生から山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんが卒業するまで、そして3人が卒業してから今日まで、大変な険しい日々を常にその中心に居て、誰よりも立派に生きたと思います。
この曲は暴行事件から今日までのもふちゃんの歩んだ道を表しているように見えます。
曲調の迫力、神聖さももふちゃんの和美人で胆力のある雰囲気によく合います。

12:00頃までの第1楽章は事件が起きてからの激しい日々と、3人の卒業が決まってからの5月18日までの日々です。
途中、ひっそりとした雰囲気になるのは、まさに3人が卒業することになった喪失感のように聴こえます。

第2楽章は5月19日からもふちゃんが卒業を発表するまでの日々です。
静かな日々もあれば、激しく思いがぶつかる日もあったのではと思われ、まさにそのような曲調になっています。
14:00頃からのフルートが目立つどこか空虚で寂しげな演奏は3人を失った直後の、荒涼としてひっそりとしたグループにもふちゃんが佇んでいるのが思い浮かびました。
またその時に、もふちゃんの卒業発表を受けた角ゆりあさんのフォトログを読んでいて、フォトログと曲が凄く合っていて胸に染み、涙ぐみました。

そして第3楽章、33:40頃からの凄く盛り上がるところは卒業して羽ばたいていくもふちゃんを表しているように聴こえます。
もふちゃんの羽ばたきは物凄く気高く美しいものだと思います。

卒業発表時のフォトログを見ても、もふちゃんのことはかなり多くのメンバーがその人間性を誉めていたのが印象的で、きっとみんなで盛大に卒業させてくれると思います。
この曲の最後の盛り上がりのようになるはずです。
最後の盛り上がりは暴行事件発生から今日に至るまでのもふちゃんの歩んだ道と、その道の終わりまで来て羽ばたかんとするもふちゃんに光が当たり、みんなが盛大に称えているように聴こえます。
荒涼としたグループで常に「自身以外の誰か」のために尽力したもふちゃんの功績は称えられるべきものだと思います。
そして今まで大変な思いをされたもふちゃんなので、卒業後はぜひご自身の幸せに向かって進んでいってください。
--------------------

私はいなくなった人になど触れずひたすら前だけを見ろと言う人よりも、いなくなってしまった人に思いを馳せることができる高橋七実さんの優しさを支持します。
そして高橋七実さんにピッタリな曲も、次に出すお手紙でお勧めできればと思います。
悩むことも多い日々かと思いますが、ぜひご自身のお考えに自信を持ち過ごしていってください。

----------お手紙ここまで----------



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元NGT48 村雲颯香さんへの最後の手紙
「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番」(ピアニスト:エレーヌ・グリモー)
「黒い羊」(山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さん卒業公演Ver)
元NGT48 高橋七実さんへの手紙



----------郵送したお手紙----------



1つ目の便箋。
1~10枚目、21~30枚目、41~45枚目に使用しました。




2つ目の便箋。
11~20枚目、31~40枚目に使用しました。
高橋七実さんの便箋は気高さ、清楚さ、上品さなどを意識して選びました。




3つ目の便箋。
高沢朋花さんと村雲颯香さんに使用したのと同じ便箋です。
高橋七実さんの村雲颯香さんへの思いが非常に印象的だったので、46~50枚目に使用し、揃いの便箋にしました。





高橋七実さんへのお手紙1。





高橋七実さんへのお手紙2。




高橋七実さんへのお手紙3。




高橋七実さんへのお手紙4。




高橋七実さんへのお手紙5。




高橋七実さんへのお手紙6。




高橋七実さんへのお手紙7。




高橋七実さんへのお手紙8。




高橋七実さんへのお手紙9。




高橋七実さんへのお手紙10。




高橋七実さんへのお手紙11。




高橋七実さんへのお手紙12。




高橋七実さんへのお手紙13。




高橋七実さんへのお手紙14。




高橋七実さんへのお手紙15。




高橋七実さんへのお手紙16。




高橋七実さんへのお手紙17。




高橋七実さんへのお手紙18。




高橋七実さんへのお手紙19。




高橋七実さんへのお手紙20。




高橋七実さんへのお手紙21。




高橋七実さんへのお手紙22。




高橋七実さんへのお手紙23。




高橋七実さんへのお手紙24。




高橋七実さんへのお手紙25。




高橋七実さんへのお手紙26。




高橋七実さんへのお手紙27。




高橋七実さんへのお手紙28。




高橋七実さんへのお手紙29。




高橋七実さんへのお手紙30。




高橋七実さんへのお手紙31。




高橋七実さんへのお手紙32。




高橋七実さんへのお手紙33。




高橋七実さんへのお手紙34。




高橋七実さんへのお手紙35。




高橋七実さんへのお手紙36。




高橋七実さんへのお手紙37。




高橋七実さんへのお手紙38。




高橋七実さんへのお手紙39。




高橋七実さんへのお手紙40。




高橋七実さんへのお手紙41。




高橋七実さんへのお手紙42。




高橋七実さんへのお手紙43。




高橋七実さんへのお手紙44。




高橋七実さんへのお手紙45。




高橋七実さんへのお手紙46。




高橋七実さんへのお手紙47。




高橋七実さんへのお手紙48。




高橋七実さんへのお手紙49。




高橋七実さんへのお手紙50。

NGT48 村雲颯香さん卒業

2019-09-05 17:43:05 | ウェブ日記


(卒業公演後、ファンからの花のスタンドとオブジェを前に微笑む村雲颯香さん。写真はネットより。以下同じ。)


8月31日、新潟を中心に活動するアイドルグループNGT48の村雲颯香さん(愛称はもふちゃん)の卒業公演が行われました。
「村雲颯香さんへの手紙」の記事で書いたとおり、村雲颯香さんは山口真帆さん暴行事件の発生から自身の卒業近くまで、常に最前線で奮戦し続けた人です。
山口真帆さん菅原りこさん長谷川玲奈さんが卒業するまでは三人に寄り添い、運営から参加禁止圧力を掛けられていた5月6日の三人の最後の握手会のお見送りにも駆け付けてくれました。





(握手会お見送りにて、左から長谷川玲奈さん、菅原りこさん、山口真帆さんと、運営からの参加禁止圧力に屈せず駆け付けた村雲颯香さん。)


そして三人の卒業後は異常な状態にあるグループの浄化・再生を目指し奮戦しました。
三人卒業後も一人グループに残って奮戦することへの思いは4月22日のツイッターに書かれています。


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村雲颯香さん4月22日のツイッター

昨日、チームG「逆上がり」公演の千秋楽でれなぽん(長谷川玲奈さん)、りったん(菅原りこさん)、そして真帆ちゃん(山口真帆さん)の卒業発表がありました。
事件以降、真帆ちゃんの苦しむ姿をずっと見てきました。
被害者でありながら、すぐにグループの正常化を考え始めた真帆ちゃんは本当に強い心の持ち主だと思います。
たくさん泣いて、苦しんで、それでも諦めずにグループを変えようとしてくれた真帆ちゃんには感謝してもしきれません。

それなのに、グループは真帆ちゃんの気持ちに寄り添うことができませんでした。
グループが変わることを信じて訴え続けてきた真帆ちゃんが、段々と人を信じられなくなっていく姿は、見ていて本当に辛かったです。
このような事件が起きて、被害者であるメンバー、そしてそこに寄り添ったメンバー(菅原りこさん、長谷川玲奈さんのこと)が辞めるなんて、絶対にあってはならないことだと思います。
そうならないためにどうするべきかずっと考えながら過ごしてきました。
しかし結果として、昨日3人にあのような発表をさせてしまいました。
わたしには何もできませんでした。
ごめんなさい。

最悪の結末と言われても仕方がありません。
でも、これを結末にはしません。
悔やんでも悔やみきれないけれど、それでもたくさん後悔して、反省して、それぞれが自分を見つめ直していかなくてはいけません。
これまで、たくさんの方がNGT48を支え、応援してくださいました。
そんな皆さんに、ここで何も変わらないまま終わる姿を見せられません。
NGT48に変わって欲しかったという3人の願いを胸に、正しいグループとしての姿を皆さんにお見せできるように頑張ります。
3人とは違う道になってしまいますが、それぞれの道でみんなが笑顔で過ごし、幸せとなることを祈っています。
改めまして、たくさんの方にご心配とご迷惑をお掛けし、応援してくださる皆さまのお気持ちを裏切ることとなってしまい、誠に申し訳ありません。
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「NGT48に変わって欲しかったという3人の願いを胸に、正しいグループとしての姿を皆さんにお見せできるように頑張ります」という言葉から、村雲颯香さんは三人の願いを叶えようとしていたことが分かります。
そしてその姿を三人さらにはこれまでNGT48を応援してくれていた人達に見せようとしていたことが分かります。
5月18日に山口真帆さん菅原りこさん長谷川玲奈さんが卒業されて以降、私はフォトログ(NGT48公式の写真付きブログ)で村雲颯香さんの動きを見ていました。
5月20日に元チームNⅢキャプテンの加藤美南さんが、ネイルサロンでテレビに三人の卒業公演が映ったのを見て、インスタグラムに「せっかくネイルしてるのに チャンネルかえてほしい」という酷い言葉を添えた投稿をしネットが大炎上した事件で、メンバー全員のツイッターとインスタグラムが禁止になり、見られるのはフォトログだけになっていました。

三人の卒業公演は運営から「三人だけで行わせる」という発表があり、他のメンバーを参加しずらくさせる圧力が掛かっていました。
なので、西潟茉莉奈さんや太野彩香さんのように、暴行事件を教唆した疑いで警察から取り調べを受け(少なくとも犯人達が警察の取り調べでこの人達にやれと言われたと自供し、警察が裏取りをしてみると犯人達との繋がりが浮かび上がったため、取り調べになったと考えられます)、元々卒業公演に出演するわけないと見られていたメンバーの他に、自身の保身を考えたメンバーや勇気が出なくて駆け付けられなかったメンバーもいたと思います。
醜いですがそれが人間だと思います。
そして有事の際にはそれぞれの人間性がもろに出ることになります。

また、別の仕事があったメンバーもいたのかも知れず、事情は人それぞれとなります。
そして運営が良い顔をしないのが確実な状態で出演するのは、かなり怖さを感じると思います。
村雲颯香さんはそういった自身の保身を考えたり勇気が出なかったであろうメンバー達に歩み寄り、交流を持ちながら、次第に山口真帆さんとの距離が遠かったであろうメンバーとも交流するということを、5月下旬から7月にかけて行っていました。
フォトログを見ていて活発に外交をしているのがよく分かり、これは想像していた以上に凄い人だと思いました。
「大将の器」の人だと思いました。
運営(吉成夏子社長率いる株式会社AKS)の酷すぎる対応や、犯人グループとの親密関係及び事件への何らかの関与が疑われるメンバー(西潟茉莉奈さん、太野彩香さん)、人間性の酷さが露呈したメンバー(加藤美南さん、荻野由佳さん)への世間からの猛批判で壊滅寸前のグループにおいて、そのグループを浄化・再生するために奮戦しているのがよく分かりました。
もしかしたら村雲颯香さんなら「NGT48に変わって欲しかったという3人の願いを胸に、正しいグループとしての姿を見せたい」という4月22日のツイッターの言葉を実現できるのかも知れないと思いました。

しかし7月18日、衝撃の村雲颯香さんの卒業発表を迎えます。
卒業発表の動画と言葉は次のとおりです。


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(村雲颯香さん卒業発表の動画)

本日は私、村雲颯香から皆様にご報告があります。
私村雲颯香はNGT48を卒業します。
ずっとメンバーにもこの報告ができないままでいましたが、先日しっかりと卒業についての自分の気持ちをみんなに伝えることができました。
今日はファンの皆様に向けて、自分の言葉で卒業のご報告をさせていただくとともに、今のグループとしての気持ちをお伝えできればと思い、メンバー全員での動画撮影という形を取らせて頂いています。

今年に入ってから両親とも話し合った上で卒業を決意し、2月の下旬から支配人に相談をしていました。
私はNGT48からの卒業と同時に芸能界を離れ、新しい夢に向かって進みます。
ファンの皆様にしっかりとご挨拶をしてから卒業をしたいという思いもあり、AKB48の55枚目シングルの握手会日程全てに参加してからの卒業をお願いしました。
最後の握手会は8月11日、卒業公演は8月の末に行って頂くこととなりました。

卒業を決めてからファンの皆様にご報告するまで期間が空いてしまい、今日までに頂いた皆様からの温かく前向きな応援の言葉を思うと心苦しい気持ちでいっぱいです。
それでも、私がこれまでに発信してきた想いに何一つ偽りはありません。
卒業まで残り僅かな期間ではありますが、その期間、ファンの皆様と、そしてNGT48のメンバーと真剣に向き合う期間にしたいと考えています。
卒業を決めてからもそう思うことができたのは、やはり私にとってNGT48が何にも代え難い大切な存在だからです。

しかし大切だからこそ、今のNGT48には変わらなくてはいけない部分もたくさんあると思っています。
そしてグループが変わっていくことは決して簡単ではないと、この数ヶ月間で身に染みて分かりました。
それでも諦めたくないのは、NGT48が変わる姿を見て欲しい人がいるからです。

もちろんわたし一人の力ではできることは限られています。
しかしメンバーだからこそ、そして私だからこそできる何かがあると考えています。
私たちメンバーはまだまだ未熟で至らない点も多くあります。
これまでの自分達をどのように変えていかなくてはいけないのか、今日までメンバー同士でたくさん話し合ってきました。
それぞれが自分自身を見つめ直し成長していけるよう、ここにいるNGT48の大事な仲間と一緒に、卒業の日までNGT48のこれからに繋がる活動に全力で取り組んでいきたいと思います。
どうぞ最後の日まで私村雲颯香の応援、そしてこれからのNGT48をよろしくお願いします。
最後までご覧頂きありがとうございました。
以上、私村雲颯香からのご報告でした。
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この卒業発表を見て、NGT48はまだ変われていないのが分かりました。
「それでも諦めたくないのは」とあるのは、依然として変われていないということです。
そして「それでも諦めたくないのは、NGT48が変わる姿を見て欲しい人がいるからです。」は、4月22日のツイッターにもあった、三人とこれまでNGT48を応援してくれていた人達のことだと思います。
グループが変わらないとその人達に申し訳が立たないということだと思います。

村雲颯香さんは自身の卒業発表と引き換えにメンバー全員集めた場で物凄いことを訴えかけたと思いました。
そうでもしないとこのグループは変われそうにないということだと思います。

村雲颯香さんの「グループに変わって欲しい」という願いは叶わずの卒業となったことが分かり、村雲颯香さんほどの人でも変えるのが無理だったことに愕然としました。
村雲颯香さんでも無理ではもう誰にも変えられないのではと思いました。





(山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演後の写真撮影にて、前列左から長谷川玲奈さん、山口真帆さん、菅原りこさん、後列左から小熊倫実さん、日下部愛菜さん、村雲颯香さん、角ゆりあさん、渡邉歩咲さん、高沢朋花さん、高橋七実さん。)


その翌日の7月19日、三人の卒業公演に駆け付けた七人のメンバーの一人、角ゆりあさんが次のとおりの渾身のフォトログを書き、私は内容に衝撃を受けました。


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もふ

昨日、公式サイトにてもふの卒業が発表されました。
素直な気持ちは嫌です。
事前にメンバーにお話してくれて、その時も卒業の意思があるだろうなというのは分かってはいたから冷静に聞いていられたけど私の中でまだいてくれるってどこかで思ってて。
だからこのタイミングだというのにすごく驚いたしもふがいなくなったグループが想像できません。
この数ヶ月、グループを支えてきてくれたのは他の誰でもないもふです。
冷静に現状を見て、いつでも中立な立場でいてくれました。
もふに救われたメンバーはたくさんいます。
誰よりもグループのために行動してくれました。

もっと早くから卒業を決めていたのにここまで残ってくれたのもグループのことを考えてです。
自分の未来よりグループの未来を優先してくれた優しすぎる人です。
私は1人の女性としてもふを尊敬してるところがたくさんあります。
冷静に周りをみて判断して行動できるところ。
芯の通っているところ。
意見をちゃんと人に伝えられるところ。
その場の雰囲気を明るくできるところ。
私にはないものをもふはたくさんもっています。
だから私ももふをみてもっと自分にも取り入れなきゃなって思います。
そうすればもっともふのことを支えられたかもしれない。
この期間1番大変だったのはもふだとおもいます。
3人の1番近くにいたひと。だから3人の想いも1番に汲み取ってきていた。そして私たちの1番近くにもいてくれた人。そして私たちの想いも1番に汲み取ってくれている人。狭間に立ちながらも中立で見て接してどうしたらいいか考えて変えようとして。
本当に本当に感謝しかないです。
ありがとう。
だからこそちゃんと受け入れて送り出してあげなきゃいけない。
だけどまだ受け入れたくない気持ちもあったり、受け入れている部分もあったり複雑です。
まだこのグループにいて欲しかった。まだもふが必要だから。そう思ったり。
いつまでももふに重荷を背負わせちゃいけない。
もふが前向きに新たな道を見つけて進もうとしてるんだからちゃんと見送りたい。
そんな想いでぐちゃぐちゃです。
でも8月末、もふのアイドル人生の締めくくりとして相応しい公演にしたいです。
だから私もちゃんと前向きに笑顔で送り出したいです。
そして私もこのグループで活動していくにあたってもふが作ってくれたものを守りながらこのグループを変えられるように行動できる人になりたいです。
そしていつか変わったこのグループをもふ、そして3人に見せられるように頑張りたいです。

--------------------

私はこれを読んだ時、泣きそうになりました。
心の込もった渾身の文章は読み手の心を熱くさせます。

「もふに救われたメンバーはたくさんいます。」は、明らかに三人の卒業公演に駆け付けなかったメンバーのことだと思います。
駆け付けなかったことへの世間からの批判を当然そういったメンバーも知っていたと思います。
村雲颯香さんはきっとそういったメンバーを優しく慰め(特に保身を意識したり、勇気が出なかったメンバーだと思います)、もう一度グループを立て直して一緒にやっていこうと声をかけてあげたのだと思います。

そして角ゆりあさんの言葉から、村雲颯香さんはグループを変えるのは無理だったものの、変わることに望みを繋ぐ土台を作ることはできたのだと思いました。
壊滅寸前のグループをどうにかグループの形として維持し、意志の疎通をして少なくとも話し合いが行える状態を作ることはできたのだと思います。
ただしメンバーか運営か、あるいはその両方に変わることを拒否している人がいて未だに変われていないのだと思います。
角ゆりあさんはその村雲颯香さんが作ってくれた土台を守ることと、さらにグループを変える意思を受け継いだことが分かりました。




(山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演に駆け付けたメンバー達には言葉に重みがあり、自然と気になります。)


「そしていつか変わったこのグループをもふ、そして3人に見せられるように頑張りたいです。」は、まるで村雲颯香さんのようだと思いました。
4月22日のツイッターの「NGT48に変わって欲しかったという3人の願いを胸に、正しいグループとしての姿を皆さんにお見せできるように頑張ります」が思い浮かびました。
運営はフォトログにも圧力を掛けているようで、メンバー達が山口真帆さん菅原りこさん長谷川玲奈さんの名前を出すことはないです。
私は「三人」という呼び方ではあっても(名前を出すと検閲に引っ掛かるのかも知れません)「そしていつか変わったこのグループをもふ、そして3人に見せられるように頑張りたいです。」と書いてくれたことに驚きました。
角ゆりあさんの気概を感じました。
そして角ゆりあさんのこの言葉からも、グループが依然として変われていないことが分かります。





(8月11日、自身最後の握手会での村雲颯香さん)




(握手会後のお見送りにて、花束を持ちファンの皆さんと記念撮影する村雲颯香さん。)

ファンお手製の横断幕には、「もふちゃんのファンであることを誇りに思い、NGT48を共に愛した日々は、かけがえのない宝物です。出逢ってくれてありがとう。村雲颯香ファン一同より」と書かれています。
ファンであることを誇りに思ってもらえるとはさすが村雲颯香さんだと思います




(握手会後のお見送りにて、予定が同じだったメンバーとの記念撮影。左から加藤美南さん、西潟茉莉奈さん、小熊倫実さん、高倉萌香さん、太野彩香さん、村雲颯香さん、本間日陽さん、角ゆりあさん、奈良未遥さん、荻野由佳さん。)




(握手会後のお見送りの記念撮影にて、村雲颯香さんアップ)


8月になると村雲颯香さんに目立った発言はあまりなくなりました。
これはご本人としては間もなく卒業する立場なので発言を控え目にしたのではと思います。
そして三人の卒業公演に駆け付けたメンバーを中心に、良心を持っていると思われるメンバーはずっと大変な思いをし続けた大功労者である村雲颯香さんに、最後くらいはアイドルを楽しんでもらおうとしていたように見えました。
しかし卒業発表以降のNGT48の動きを見ていると、イメージの良い村雲颯香さんを利用してグループ及びイメージの失墜しているメンバーのイメージ回復を狙う意図も見え隠れし、よく我慢してあげたと思います。
凄く優しい人なのだと思います。





(卒業公演の日、村雲颯香さんを中心に正規メンバー、研究生全員でモグモグポーズ)


ついに8月31日になり、村雲颯香さんの卒業公演を迎えます。
村雲颯香さんは次の言葉を言いました。

--------------------
寂しいけど、寂しい思いで卒業を迎えられるの嬉しいです。
この半年くらいは苦しいことが多くて、メンバーの傷つく姿をたくさん見たし、ファンの皆さんのことも何度も悲しませてしまいました。
大事なメンバーのことも、NGTのことも何も守れない自分が嫌になった時もあったんですけど、全部信じたかったけど、でも出来ないことも多くて、何が何だか分からなくて、こういう状況にならないために自分はどうすれば良かったのかな?とか悩んだ時期がありました。
でも悩んでいた時に一番に信じようと思っていたのは、自分の中のNGTを大切にしたいという気持ちでした。
そう思うことができたのは、ファンの皆さんや、お仕事でお世話になった皆さんや、新潟の皆さんが私のことを、NGTのことを大切にしてくれたからだと思っています。
卒業を決めたのも、この悩んでいる時期でした。
新しい夢に向かって進んでいく決意もありましたが、卒業を決めることによって、自分を奮い立たせようという気持ちもありました。
あくまでメンバーとしての視点ですが、これまでのNGTが変わらなければならなかった部分、足りていなかった部分は、相手の立場に立って考えて、人のことを思いやる気持ちだと思います。
だから私自身、その気持ちを強く持てるよう、NGTの一メンバーとして変わろうと思いました。
人の気持ちを分かってもらうこと、読み取ることは簡単ではないけど、でも時間をかけて向き合っていくことは決して無駄ではないとこの数ヶ月間で分かりました。
たくさんの方と向き合ったこの期間が、私を人間として大きく成長させてくれたと感謝の気持ちでいっぱいです。
これからNGTには難しい道のりが待っていると思いますが、ゆっくりと時間をかけて、しっかりと向き合って、一歩一歩前に進んでほしい。
今後、誰1人傷つけることなく、優しさに溢れるグループになることを祈っています。
私も周りの優しさに気づける人でいられるように頑張ります。
今日まで応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
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「これまでのNGTが変わらなければならなかった部分、足りていなかった部分は、相手の立場に立って考えて、人のことを思いやる気持ちだと思います。」という言葉から、NGT48は相手のことを考えられず、人のことを思いやれないグループだということが分かります。
そして「今後、誰1人傷つけることなく、優しさに溢れるグループになることを祈っています。」という言葉から、今は誰かを傷付けてしまうグループのままであり、依然として変われていないことが分かります。

村雲颯香さんはアイドルとしての自身最後の舞台で、オブラートに包みながらもグループの現状に苦言を呈しています。
グループの人達には人の痛みが分かるようになってほしいという思いが分かる言葉です。






(左から菅原りこさん、山口真帆さん、長谷川玲奈さん、村雲颯香さん)

思えばこの四人はいずれも傑物揃いだと思います。
暴行事件を運営の都合の良い方向に持って行きたい株式会社AKSの、暴行被害者を蹂躙するやり方に泣き寝入りせずSNSを駆使して立ち向かい、不屈の闘志と頭の良さで企業を相手に戦い抜いた山口真帆さん。
その山口真帆さんとの友情・義を貫き、山口真帆さんと行動を共にして守り抜き、自らのアイドルの夢が絶たれることになっても一緒に卒業する道を選んだ菅原りこさんと長谷川玲奈さん。
三人が卒業するまでは行動を共にして寄り添い、卒業してからはグループの変わった姿を三人とこれまでNGT48を応援してくれていた人達に見せたい思いでグループの浄化・再生を目指し奮戦した村雲颯香さん。
いざという時に圧倒的な底力を発揮できるこの四人がもう一人も残っていないことを、NGT48のメンバーは深刻に受け止めたほうが良いと思います。




(卒業公演後、劇場にある顔写真の額を外す村雲颯香さん)


NGT48のメンバーどころか、関係者全員、村雲颯香さんを悪く言える人など一人もいないと思います。
「恩」という概念が分かるなら、今後決して村雲颯香さんを悲しませることをしてはいけないです。
「誰一人傷付けることなく、優しさに溢れるグループ」になることができるのか、注目しています。




(卒業メッセージの書かれた黒板の前で額を持つ村雲颯香さん)


村雲颯香さんは最後まで自身が愛したグループの未来を案じていました。
山口真帆さん暴行事件の発生から三人が卒業するまでの日々、そして三人の卒業後から自身の卒業近くまでの日々、その両方において常に最前線で奮戦し続けた姿は壮大な大河ドラマの主人公のようで、間違いなく「大将の器」の人だと思います。


村雲颯香さん、今までお疲れ様でした。
そして素晴らしい人間性を見せて頂きありがとうございました
私は村雲颯香さんの奮戦ぶりを決して忘れないです。
今後は一般人としてぜひ幸せになってくれることを願います



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NGT48 村雲颯香さんへの手紙

2019-08-11 18:33:10 | ウェブ日記



5月6日の握手会後、山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんのお見送りにて、左から長谷川玲奈さん、菅原りこさん、山口真帆さんと、運営会社AKSからの参加禁止圧力に屈せず駆け付けた村雲颯香さん
写真はネットより。以下同じ。

7月18日、新潟を中心に活動するアイドルグループNGT48の村雲颯香さん(愛称はもふちゃん)が8月末でグループを卒業すると発表しました。
私は衝撃を受け、先日の「渡邉歩咲さんと高沢朋花さんへの手紙」に続き村雲颯香さんにもお手紙を書くことにしました。


(村雲颯香さん卒業発表の動画)

村雲颯香さんは山口真帆さん暴行事件の発生から5月18日に山口真帆さんが菅原りこさん、長谷川玲奈さんとともに卒業するまでの日々、そして卒業してから今日までのNGT48の荒涼とした日々、その両方において最前線で奮戦した極めて重要な人物です。
この人がいなければ、事実上の活動休止になっていたNGT48は内部分裂でとっくに壊滅していたのではと思います。
その重要な人物が卒業するのは、NGT48が屋台骨を失うということです。





山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演後の写真撮影にて、前列左から長谷川玲奈さん、山口真帆さん、菅原りこさん、後列左から小熊倫実さん、日下部愛菜さん、村雲颯香さん、角ゆりあさん、渡邉歩咲さん、高沢朋花さん、高橋七実さん。



3人の卒業公演に駆け付けた後列の7人は山口真帆さんが「安心安全7」と命名したことで知られています。
NGT48には山口真帆さん暴行事件の犯人グループの人とプライベートで繋がっているような恐ろしい人もいるため、確実に安心で安全な7人ということでこの命名になったのだと思います。
中でも村雲颯香さんはその筆頭で、3人が卒業するまでは菅原りこさん、長谷川玲奈さんとともに山口真帆さんに寄り添い支えてもいて、異常な状態にあるグループを変えるために奮戦してきました。

今まで特にアイドルを見ていなかった私がNGT48に興味を持ったのは、暴行事件によって明らかになったメンバー個人個人の人間性と、その人間性によってもたらされるドラマに引かれたからです。
山口真帆さんとの友情、義を貫き、自身のアイドルの夢が絶たれることになっても一緒に卒業する道を選んだ菅原りこさんと長谷川玲奈さん、山口真帆さんに寄り添いながら少し残留期間を伸ばしてグループの浄化・再生に尽力した村雲颯香さんのように大きく名を上げた人達(正のドラマ)もいれば、反対に犯人グループとの親密関係及び暴行事件への何らかの関与の疑い濃厚や、人間性の酷さの露呈で大きく名を下げた人達(負のドラマ)もいます。
人間性によってもたらされる正負それぞれのドラマを見ると、「お天道様は見ている」という言葉が思い浮かびます。

村雲颯香さんが歩んだ道は非常に興味深く、常に最前線で奮戦したことで山口真帆さん以外では最も苦難の道になりました。
その姿は壮大な大河ドラマを見ているかのようです。
卒業発表時の言葉や、卒業発表を受けた他のメンバーのフォトログ(グループ公式の写真付きブログ)の内容から、残念ながら先に卒業した3人の「グループに変わって欲しかった」という思いを成就できずの卒業となりそうですが、新たに村雲颯香さんの意思を強く受け継ぐ角ゆりあさんという人が現れたのが救いです。
小熊倫実さん、日下部愛菜さん、高橋七実さんももちろん受け継いでいると思われ、特に高橋七実さんは研究生ではあってもかなり頭角を現してきています。

山口真帆さん・菅原りこさん・長谷川玲奈さんから受け継がれたこの系譜がまだ生きているのが私は嬉しいです
この系譜が生きているうちは、NGT48が変わる可能性がわずかに残されているのだと思います。
変わらない限りもう一度NGT48が世間の支持を得るのは難しいです。
そしてこの系譜が途絶えてしまっては、NGT48でのアイドル活動を断念して卒業・活動辞退していった人達の思いが報われないです。





便箋。




封筒。
便箋、封筒ともに、高沢朋花さんと同じものにしました。
雰囲気が村雲颯香さんが歩んだ道と合っている気がしました。

お手紙では村雲颯香さんの歩んだ道についてたくさん書きました。
アイドルという公人向けに書いたお手紙なので、今回も内容自体は公開でも良いかなと思い載せておきます。
興味のある方は読んでみてください。
角ゆりあさんが村雲颯香さんの意思を受け継いだと確信した胸に迫るフォトログは、郵送したお手紙の原本では17~21ページにかけて書いています。

音楽は、渡邉歩咲さんにはラフマニノフのピアノ協奏曲第3番、高沢朋花さんにはプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番をお勧めしましたが、村雲颯香さんにはラフマニノフのピアノ協奏曲第2番をお勧めしました。
フィギュアスケートの浅田真央さんがソチオリンピックで演技した曲でもあり、山口真帆さん暴行事件の発生から今日まで、NGT48での日々を立派に生きた村雲颯香さんにはこの曲の雰囲気がよく合うと思います。





便箋36枚。




36枚もあると厚くなります

今回は便箋36枚の大長編になり、重ねてみたら書類の束のような厚さになりました。
それだけ村雲颯香さんの奮戦ぶりが凄かったということです。
山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんが卒業するまでは三人に寄り添い奮戦し、卒業後は変わらなくてはいけないグループの浄化・再生を目指し(この願いは叶わなかったようです)奮戦し、こんな立派なアイドルがいるのを知ることが出来て良かったです。
常に「自身以外の誰か」のために奮戦し今までずっと大変な思いをしてきた村雲颯香さんなので、卒業までの残りわずかな時間はぜひ心安らかに過ごし、そして素敵で幸せな卒業公演になってほしいです



----------お手紙ここから----------

村雲颯香さんへ

7月18日にNGT48を8月末で卒業すると発表があり、衝撃を受けお手紙を書く決意をしました。
私は山口真帆さん暴行事件がきっかけで村雲颯香さんのことを知りました。
4月末、ゴールデンウィークで実家に帰省して、山口真帆さん暴行事件のことをもう少し詳しく知ろうと思いツイッターで様々な情報を見ていた時に、村雲颯香さんのツイッターアカウントに辿り着きました。

私は山口県在住の34歳の会社員で、ネットではブログとツイッターで活動していて、今まで特にアイドルのファンはしていなかったです。
しかし山口真帆さん暴行事件をきっかけに、山口真帆さんを支え、寄り添い、一緒に卒業する菅原りこさんと長谷川玲奈さんのことを知り、もう1人村雲颯香さんという人も山口真帆さんを支え寄り添ってくれていることを知りました。
ツイッターのプロフィール画像を初めて見た時の印象は、高貴な雰囲気の人だなというものでした。

NGT48のことは山口真帆さん暴行事件を知るまでは名前を知っているくらいで、どんなメンバーがいるのかは知りませんでした。
恐ろしい事件がきっかけではありましたが、最初から山口真帆さんに寄り添った村雲颯香さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さん、さらには3人の卒業公演に駆け付けたメンバーのように、NGT48には素晴らしいメンバーがいるのを知ることができました。

オフィシャルサイトに村雲颯香さんの卒業発表が掲載されたのをツイッターで知った時、「まさか」と思い目を疑いました。
3人が卒業するまでの間はもとより、卒業されてからもグループの浄化・再生のために尽力する姿をフォトログを通して見ていたので、村雲颯香さんはまだNGT48での活動を続けるのだと思っていました。
もしかしたら村雲颯香さんがNGT48を復活させて率いていくのではとも思っていたので、卒業発表には驚きました。

私は村雲颯香さんの卒業発表を見て、2月3~4日頃にツイッターで4人が所属の表記を外したというのを思い出しました。
その時既に、村雲颯香さんの中で卒業の意思が固まっていたのだと思います。
そしてやはり、卒業を決意させるほど、暴行事件とその後の対応のまずさは重大なことだと思います。

振り返れば村雲颯香さんは常に「自身以外の誰か」のために尽力してきました。
これは誰にでもできるようなことではないです。
村雲颯香さんの偉大さがここに現れています。

今回の暴行事件とその後の対応に代表されるように、グループの存続に関わるような大問題が起きた時、メンバー個人個人の真の姿が現れるのだと思います。
私は最近、暴行事件が起きる前の、アイドルのお仕事を楽しんでいる村雲颯香さんの姿を見てみました。
意外にも大食いキャラと美貌への自信満々によるお笑い要員のような振る舞いでした。
しかし本当は極めて聡明で、高い協調性を持ち全体を見る力にも長けた立派な人だというのがよく分かります。

口でグループのことを第1に考えると言うのとは全く違い、村雲颯香さんはそれを日々の活動の中で示していました。
何も言わずとも「この人は常にメンバー1人1人を見て、全体を見て、グループのことを第1に考えている」というのが分かりました。
村雲颯香さんは紛れもない「大将の器」の人だと思います。

昨年の12月8日、犯人達に襲撃された直後の山口真帆さんのもとに即座に駆け付けてくれたメンバーが1人おり、それが村雲颯香さんだと言われています。
山口真帆さんが信頼できるメンバーとして助けを求めたのがその人で、これまでの数々の立派な姿を見て、私も村雲颯香さんに違いあるまいと思っています。
(後に、9月冒頭に公開された事件直後の音声データによって、駆け付けたのは村雲颯香さんだと明らかになりました。)
それからも常に山口真帆さんに寄り添ってきた村雲颯香さんなので、今日まで様々な思いを胸に秘めてきたと思います。

4月の初め、株式会社AKSさんの偉い人が来ていて普通なら萎縮してもおかしくないミーティングで、村雲颯香さんが「山口真帆さんがいないのに前に進むべきではない」と敢然と言ってくれたという話もあります。
誰が言ったかまでは公になっていませんが、3人が不在のミーティングでそんなことが言えるのは村雲颯香さんくらいと思われ、その胆力がよく分かります。
そして村雲颯香さんの考えは完全にそのとおりで、世間は反発しました。
村雲颯香さんには被害者を無視して強引に活動しても、世間の支持は得られないであろうことがよく分かっていたのだと思います。

4月21日に行われた「逆上がり公演」で山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんが卒業を発表し、その翌日の村雲颯香さんのツイッターの言葉は凄いと思いました。
「このような事件が起きて、被害者であるメンバー、そしてそこに寄り添ったメンバーが辞めるなんて、絶対にあってはならないことだと思います」や「最悪の結末と言われても仕方がありません」とあるのが非常に印象的でした。
世間から見れば当然そうなのですが、NGT48で正面からこれに言及できる人は極めて少なく、村雲颯香さんくらいです。
村雲颯香さんには3人を卒業させるのが「一番やってはいけない悪手中の悪手」であることがよく分かっていたのだと思います。
他にも「それなのに、グループは真帆ちゃんの気持ちに寄り添うことができませんでした」や「悔やんでも悔やみきれない」とあり、無念の気持ちがよく分かりました。
暴行被害という重大な事件を前に、グループとして寄り添えなかったのは辛くて悲しかったと思います。

5月6日に行われた3人にとって最後の握手会は運営から「お見送りをしないように」と通達が出されていたことが知られていますが、村雲颯香さんと角ゆりあさんの2人はお見送りに駆け付けてくれました。
お見送りのことを調べてみたら、「AKB48系列のグループでは卒業するメンバーにはグループとしてお見送りをすることになっている」とありました。
なので、村雲颯香さんと角ゆりあさんは3人の時だけお見送りが禁止になるのはおかしいと判断され、ご自身の正義と照らし合わせ、駆け付けてくださったのだと思います。
素晴らしい勇気です。

5月18日の卒業公演で読んだ3人へのお手紙も凄いと思いました。
お手紙の中で村雲颯香さんは「みんなは痛いほど分かると思うけれど、人を疑うことは辛いことです。信じたいものを信じられないのはとても苦しいことです」と言っていました。
3人にとって、名前は伏せますが暴行事件とその後のことによって特定のメンバー達、特定の人達のことが信じられなくなっているのがよく分かる言葉でした。
また「大切なみんなのことを守れなくてごめんなさい」と3人に謝っていたのも印象的でした。
これも村雲颯香さんが大将の器だと思う場面です。
その時、山口真帆さんが静かに首を横に振っていたのも印象的でした。
村雲颯香さんがどれだけ奮戦してきたかを知っているから「そんなことないよ」と首を振ってくれたのだと思います。

3人が卒業されてから、私はグループに残留した村雲颯香さんのことが気になり、NGT48のフォトログを見たり、ツイッターで村雲颯香さん関連のつぶやきを見たりするようになりました。
3人卒業後のNGT48は村雲颯香さんのおかげでグループの形を維持できていたのだと思います。
そう確信するほど、グループの浄化・再生に向けた努力が伺えました。

卒業公演直後の5月20日、名前は伏せますが襲撃された山口真帆さんを気にかけるどころか、邪魔者扱いしていたのを自ら明らかにする形のインスタグラム投稿をしたメンバーの問題で、村雲颯香さんはメンバーが起こした問題はグループ全体の問題と捉え、ツイッターで謝罪していました。
一切言い訳せずに世の中に向けて謝罪される姿は本当に立派でした。
これを見てもグループのことを考えているのがよく分かり、大将の器の人だと思いました。
他にも数人の、山口真帆さんに近いであろうメンバーが謝罪されていましたが、村雲颯香さんという偉大な人がいるからみなさん迷わずにそうできた面もあるのではと思います。

それからも村雲颯香さんはグループのために尽くされていました。
少しずつ村雲颯香さんのフォトログに他のメンバーとの写真が掲載されるようになりました。
グループの浄化・再生に向けて活発に動き始めたのだと思いました。
そして徐々に村雲颯香さんが上げるフォトログに、山口真帆さんとの距離が遠いであろう人も載っていったのが印象的でした。
村雲颯香さんがグループ全体に目を配り、少しずつメンバーと話し合っていっているのが分かりました。

また、相手は村雲颯香さんとの写真をアップしても、村雲颯香さんはアップしない人達も存在します。
これは話し合ってはいるものの、相手が一連のことに対して非を認めようとせず、きちんと非を認めるまで完全には心を許さないという意思表示と受け止めました。

研究生が活動辞退された時も村雲颯香さんはとても立派なコメントを出されていました。
山崎美里衣さんが活動辞退された時は「私達1期生がしっかりしていれば活動辞退しなくて済んだ」という旨のことを言っていました。
渡邉歩咲さんと高沢朋花さんが活動辞退された時は「二人の決断はたくさん悩んで考えて出したものだから、そこに間違いなんてありません」というコメントがとても印象的でした。

私は活動辞退された渡邉歩咲さんと高沢朋花さんに対し、今回の村雲颯香さんのように便箋にお手紙を書かせて頂きました。
それが人生で初めてのアイドルへのお手紙で、村雲颯香さんは3人目です。
渡邉歩咲さんと高沢朋花さんが卒業公演に駆け付けた姿を知っているので、2人の活動辞退には思うところがありました。
その中で高沢朋花さんに対し「卒業公演に駆け付けた7人のような人は真面目に、真剣に、NGT48のことを考えられる人だと思うので、その人がたくさん悩んで出した答えはそれが正解であり、尊重すべきものだと思います」と書きました。
これは村雲颯香さんの「二人の決断はたくさん悩んで考えて出したものだから、そこに間違いなんてありません」に感銘を受けてのものでした。
なので、村雲颯香さんが書かせてくれた言葉で、私1人ではこの言葉は出てこなかったと思います。
相手に寄り添いながらその気持ちを尊重している良い言葉だと思います。

そして7月18日、オフィシャルサイトでの村雲颯香さんの卒業発表を迎えます。
メンバー達は続々とフォトログを更新して卒業発表のことを書きました。
みなさん村雲颯香さんのことを非常に高く評価されていました。
そしてやはり卒業公演に駆け付けたメンバーは踏み込んだことを書いておられ、中でも角ゆりあさんのフォトログが印象的だったのでご紹介します。


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もふ

昨日、公式サイトにてもふの卒業が発表されました。
素直な気持ちは嫌です。
事前にメンバーにお話してくれて、その時も卒業の意思があるだろうなというのは分かってはいたから冷静に聞いていられたけど私の中でまだいてくれるってどこかで思ってて。
だからこのタイミングだというのにすごく驚いたしもふがいなくなったグループが想像できません。
この数ヶ月、グループを支えてきてくれたのは他の誰でもないもふです。
冷静に現状を見て、いつでも中立な立場でいてくれました。
もふに救われたメンバーはたくさんいます。
誰よりもグループのために行動してくれました。
もっと早くから卒業を決めていたのにここまで残ってくれたのもグループのことを考えてです。
自分の未来よりグループの未来を優先してくれた優しすぎる人です。
私は1人の女性としてもふを尊敬してるところがたくさんあります。
冷静に周りをみて判断して行動できるところ。
芯の通っているところ。
意見をちゃんと人に伝えられるところ。
その場の雰囲気を明るくできるところ。
私にはないものをもふはたくさんもっています。
だから私ももふをみてもっと自分にも取り入れなきゃなって思います。
そうすればもっともふのことを支えられたかもしれない。
この期間1番大変だったのはもふだとおもいます。
3人の1番近くにいたひと。
だから3人の想いも1番に汲み取ってきていた。
そして私たちの1番近くにもいてくれた人。
そして私たちの想いも1番に汲み取ってくれている人。
狭間に立ちながらも中立で見て接してどうしたらいいか考えて変えようとして。
本当に本当に感謝しかないです。
ありがとう。
だからこそちゃんと受け入れて送り出してあげなきゃいけない。
だけどまだ受け入れたくない気持ちもあったり、受け入れている部分もあったり複雑です。
まだこのグループにいて欲しかった。
まだもふが必要だから。
そう思ったり。
いつまでももふに重荷を背負わせちゃいけない。
もふが前向きに新たな道を見つけて進もうとしてるんだからちゃんと見送りたい。
そんな想いでぐちゃぐちゃです。
でも8月末、もふのアイドル人生の締めくくりとして相応しい公演にしたいです。
だから私もちゃんと前向きに笑顔で送り出したいです。
そして私もこのグループで活動していくにあたってもふが作ってくれたものを守りながらこのグループを変えられるように行動できる人になりたいです。
そしていつか変わったこのグループをもふ、そして3人に見せられるように頑張りたいです。
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村雲颯香さんの意思が受け継がれたことが分かりました。
「このグループを変えられるように」とあることから、依然として変われていないことも分かります。
村雲颯香さんの意思はそのまま3人の「グループに変わって欲しかった」という意思であり、この系譜がまだ生きていることが私は嬉しいです。

角ゆりあさんのみならず、日下部愛菜さんも、小熊倫実さんも、高橋七実さんも、みなさん良い文章を綴っていました。
必ず卒業公演に向けて力になってくれると思うので、ぜひ頼りにしてみてください。

卒業発表の動画を見ていたら、村雲颯香さんの後ろにいる高橋七実さんが懸命に涙を堪えようとしていましたが、堪えきれず涙が溢れてきて頬を伝わり、光っているのが見えました。
村雲颯香さんのことを慕っていて、卒業を悲しんでいるのがよく分かる場面でした。
そして涙を流しても表情だけは決して変えず前を向いているのを見て、高橋七実さんが持つ強さも感じました。
村雲颯香さんが卒業するまで、研究生の身ではあっても必ず支えになってくれる人だと思います。
また、他の研究生達にも村雲颯香さんを慕う人はかなり多いようなので、卒業公演に向けて必ず雰囲気を盛り立てていってくれると思います。

西村菜那子さんは「もふが卒業発表しました。今もこうして一緒に活動してくれていること、本当に感謝しています。」と書いていました。
この言葉から、グループは村雲颯香さんにとっくに愛想を尽かされて出て行かれていてもおかしくないような状態だったと分かりました。

村雲颯香さんは4月22日のツイッターで「グループの正常化」という言葉を使っておられました。
これはグループが異常な状態にあり、それが暴行事件を引き起こしたということです。
そして卒業発表の動画で「変わるのは簡単ではないのがこの数ヶ月で身に染みて分かった」と言っていることから、今もなお変われておらず異常な状態にあることが分かります。
運営が依頼した第三者委員会が提出した報告書によると、暴行事件を起こした犯人グループの人に代表されるような特定のファンと、複数のNGT48メンバーに「プライベートでのつながり」があることが事実認定されています。
なのでグループが今もなお変われていないのはこれだと考えられます。
また、「つながりをきちんと認めて、つながりが暴行事件を引き起こしたことに当該メンバーがけじめをつける」という姿勢が未だにないのも、変われていない部分だと思います。
一番全体を見てグループのことを考える力のある村雲颯香さんでも変えられないとなると、誰にも変えられないのではという気がします。
しかし村雲颯香さんの卒業発表時のフォトログで何人かの人が「グループは変わらなければならない」や「村雲颯香さんの気持ちを受け継ぐ」といったことを言っていて、まだ変わることへの望みは残されているのだと思いました。
私はこれも村雲颯香さんのおかげだと思います。
もし村雲颯香さんがグループの浄化・再生に尽力していなければ、とっくに望みは断たれていたのではと思います。
卒業公演に駆け付けたメンバー以外にも新たに1人、清司麗菜さんが「NGTを変えようというもふちゃんの気持ちをしっかり受け継いでいく」と書いていたのも嬉しいです。

また、村雲颯香さんは「変わった姿を見せたい人がいる」とも語っていました。
すぐに山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんが思い浮かびました。
村雲颯香さんは3人の「グループに変わって欲しかった」という無念の思いを胸に秘めておられるので、変わらなければ3人に顔向けできないという思いがあるのだと思います。
そしてもう一つ、4月22日のツイッターで言っていた「今までNGT48を応援してくれていた人達」も思い浮かびました。
こちらも、失望させたまま終わらせるわけにはいかない思いがあるのだと思います。

村雲颯香さんは「事件直後から山口真帆さんに寄り添い、3人の卒業後はグループの浄化・再生に尽力した」ただ1人の人です。
両方において最前線で尽力した人は他に1人もいないです。
その奮戦ぶりは壮大な大河ドラマを見ているかのようです。
私が引き付けられたのはこれです。

村雲颯香さんという偉大な人を失うのがどういうことか、グループの他のメンバー達は果たして全員分かっているのだろうかと思います。
分かっていてほしいです。
グループは重要な屋台骨を失うことになり、屋台骨のない建物はあっという間に壊滅します。
この上は、村雲颯香さんが仰られていたとおり、1人1人がご自身を見つめ直し、グループの浄化・再生の意識を持つことが何より必要だと思います。
グループが変わらない限りもう一度支持を得るのは難しいです。

今回お手紙を出すのは8月10日で、村雲颯香さんの卒業まであと少しあります。
卒業公演を迎える日までに、村雲颯香さんに負担をかけずともグループのメンバー達が浄化・再生への意識を持つことによって、また一歩本来あるべきグループの姿に近づいていたら良いなと思います。

今まで特に意識していませんでしたが、私はいつの間にか村雲颯香さんのファンになっていたようです。
次はどんな動きをするのだろうと気になり、ワクワクするのは、その存在に魅せられていてファンということなのだと思います。
そして私も「もふちゃん」と呼んでみようかなと思いました。

「もふちゃん」の愛称はどんな由来なのか、最初は分かりませんでした。
ツイッターを見ていて髪の毛が多いという情報があったので、「髪の毛が多いのがもふっとしているからもふちゃん」なのか、大食いキャラなのを知ったので「もふもふたくさん食べるからもふちゃん」なのかなと思いもしました。
しかしやがて、「むらくもふうか」の「も」と「ふ」を取って「もふちゃん」なのだと分かりました。
良い愛称だと思います。
私もこれからは「もふちゃん」と呼ばせて頂きます。

今年、もふちゃんのことを知ることができて本当に良かったです。
アイドルでいるうちに知ったことで、もふちゃんの発信するものをリアルタイムで見るという楽しみができました。
応援したいと思わせてくれる素晴らしい人です。
卒業の日まで、ぜひ一日一日を大切に過ごしていってください。
もふちゃんの今後の人生が幸せなものになることをお祈り致します。


追伸
もし音楽を聴くのがお好きならラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を聴いてみてください。
お手紙で渡邉歩咲さんにはラフマニノフのピアノ協奏曲第3番、高沢朋花さんにはプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番をお勧めしましたが、もふちゃんにはラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が合うと思います。
フィギュアスケートの浅田真央さんがソチオリンピックのフリーで演技した曲でもあります。
Youtubeの、エレーヌ・グリモー(Hélène Grimaud)さんの演奏(37分01秒の動画)が特にお勧めです。

通常の曲が「曲を演奏する」なのに対し、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番はピアニストから「曲を生きる」と言われることがあるようです。
ラフマニノフ自身が精神的に苦しい時期を過ごし、その間作曲もできなくなり、そこから持ち直してようやく生み出した曲であることからそのように言われるようです。
もふちゃんは山口真帆さん暴行事件の発生から山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんが卒業するまで、そして3人が卒業してから今日まで、大変な険しい日々を常にその中心に居て、誰よりも立派に生きたと思います。
この曲は暴行事件から今日までのもふちゃんの歩んだ道を表しているように見えます。
曲調の迫力、神聖さももふちゃんの和美人で胆力のある雰囲気によく合います。

12:00頃までの第1楽章は事件が起きてからの激しい日々と、3人の卒業が決まってからの5月18日までの日々です。
途中、ひっそりとした雰囲気になるのは、まさに3人が卒業することになった喪失感のように聴こえます。

第2楽章は5月19日からもふちゃんが卒業を発表するまでの日々です。
静かな日々もあれば、激しく思いがぶつかる日もあったのではと思われ、まさにそのような曲調になっています。
14:00頃からのフルートが目立つどこか空虚で寂しげな演奏は3人を失った直後の、荒涼としてひっそりとしたグループにもふちゃんが佇んでいるのが思い浮かびました。
またその時に、もふちゃんの卒業発表を受けた角ゆりあさんのフォトログを読んでいて、フォトログと曲が凄く合っていて胸に染み、涙ぐみました。

そして第3楽章、33:40頃からの凄く盛り上がるところは卒業して羽ばたいていくもふちゃんを表しているように聴こえます。
もふちゃんの羽ばたきは物凄く気高く美しいものだと思います。

卒業発表時のフォトログを見ても、もふちゃんのことはかなり多くのメンバーがその人間性を誉めていたのが印象的で、きっとみんなで盛大に卒業させてくれると思います。
この曲の最後の盛り上がりのようになるはずです。
最後の盛り上がりは暴行事件発生から今日に至るまでのもふちゃんの歩んだ道と、その道の終わりまで来て羽ばたかんとするもふちゃんに光が当たり、みんなが盛大に称えているように聴こえます。
荒涼としたグループで常に「自身以外の誰か」のために尽力したもふちゃんの功績は称えられるべきものだと思います。
そして今まで大変な思いをされたもふちゃんなので、卒業後はぜひご自身の幸せに向かって進んでいってください。

----------お手紙ここまで----------



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「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番」(ピアニスト:エレーヌ・グリモー)
「黒い羊」(山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さん卒業公演Ver)
元NGT48 高橋七実さんへの手紙



----------郵送したお手紙----------



村雲颯香さんへのお手紙1。




村雲颯香さんへのお手紙2。




村雲颯香さんへのお手紙3。




村雲颯香さんへのお手紙4。




村雲颯香さんへのお手紙5。




村雲颯香さんへのお手紙6。




村雲颯香さんへのお手紙7。




村雲颯香さんへのお手紙8。




村雲颯香さんへのお手紙9。




村雲颯香さんへのお手紙10。




村雲颯香さんへのお手紙11。




村雲颯香さんへのお手紙12。




村雲颯香さんへのお手紙13。




村雲颯香さんへのお手紙14。




村雲颯香さんへのお手紙15。




村雲颯香さんへのお手紙16。




村雲颯香さんへのお手紙17。




村雲颯香さんへのお手紙18。




村雲颯香さんへのお手紙19。




村雲颯香さんへのお手紙20。




村雲颯香さんへのお手紙21。




村雲颯香さんへのお手紙22。




村雲颯香さんへのお手紙23。




村雲颯香さんへのお手紙24。




村雲颯香さんへのお手紙25。




村雲颯香さんへのお手紙26。




村雲颯香さんへのお手紙27。




村雲颯香さんへのお手紙28。




村雲颯香さんへのお手紙29。




村雲颯香さんへのお手紙30。




村雲颯香さんへのお手紙31。




村雲颯香さんへのお手紙32。




村雲颯香さんへのお手紙33。




村雲颯香さんへのお手紙34。




村雲颯香さんへのお手紙35。




村雲颯香さんへのお手紙36。

梅雨明け

2019-07-29 19:28:36 | ウェブ日記
7月25日、中国地方で梅雨明けの発表がありました。
そこから26日、27日とよく晴れました
そして真夏の暑さになりました。
日差しも強く、真夏の日差しは強烈だったのを思い出しました。
昨日と今日は雲が多めになりましたがやはり梅雨明けすると嬉しいです

真夏の青空は水色がかっていて良いです。
遠くの空ほど水色になっていきます。
そして迫力のある入道雲もよく出ています。
入道雲はとても立体的で、空高くまで上っているのを見ると夏の熱気や迫力が体現されているように見えます

セミもたくさん鳴いています。
7月に入り、梅雨明け前から鳴き声が聞こえるようになっていましたが、やはり梅雨明けするとより大合唱になります。
クマゼミ、アブラゼミ、ニイニイゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシの鳴き声を聞くことができました。
ヒグラシは私の地元ではたくさん鳴いていますが、意外と山口県や広島県の私の活動範囲では鳴き声が少ない印象があります。
しかし最近は夕方になると窓の向こうで遠くのほうからヒグラシの鳴き声が聞こえてくるのが嬉しいです。
お盆近くになってから鳴く印象のあるツクツクボウシも7月のうちから鳴き声が聞こえていて大合唱に加わってくれています。

今年の中国地方は梅雨入りが遅かったのでどうなるか心配していましたが、無事に梅雨明けしてくれて良かったです。
6月~8月の夏の中でも梅雨明け後の「真夏」と呼べる期間は短く、あっという間に過ぎて行きます。
暑さに気をつけながら真夏の晴れを楽しみたいと思います

真夏の雨

2019-07-20 23:15:38 | ウェブ日記
今年の中国地方は梅雨入りが遅かったですが、最近はよく雨が降っています。
その中で、今週は雷が鳴りながら強い雨が降る日がありました。
その降り方は梅雨の雨の降り方とはまた違う、「真夏の雨」の降り方だと思いました。

真夏はしとしとと雨が降る日は少なく、短い時間に激しい雷雨が降るイメージがあります。
今回、時間は長めでしたが雷雨になったのを見て、真夏が近い気がしました。
梅雨の終わりの方になると激しい雨が降りやすい傾向もあります。

激しい雨が降る中を歩いていたら、空気に真夏の草いきれのような香りが漂っていました。
雨が真夏の香りを舞い上がらせたようです。
このように、雨の中にも真夏の気配が漂っています。

今日で7月20日を迎え、例年の梅雨明けの時期を迎えています。
今年は梅雨入りが遅かっただけに梅雨明けも遅くなりそうな気もしますが、やはりそろそろ梅雨明けしてほしいです。
真夏の晴れをたくさん見るのが楽しみです

元NGT48 渡邉歩咲さんと高沢朋花さんへの手紙

2019-07-14 20:03:50 | ウェブ日記


(5月18日、山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演「太陽は何度でも」にて、左から高沢朋花さん、渡邉歩咲さん。写真はネットより。)

「NGT48 渡邉歩咲さんと高沢朋花さんが活動辞退を発表」の記事で言っていたとおり、6月30日までアイドルグループNGT48で活動していた渡邉歩咲さんと高沢朋花さんの二人に向けてお手紙を書きました。
二人それぞれに合いそうな便箋を用意し、渡邉歩咲さんに10枚、高沢朋花さんに11枚書きました。
ここ何日もスマートフォンで下書きをしたり便箋に清書をしたりしていました。




(渡邉歩咲さん用の便箋)




(高沢朋花さん用の便箋)




(渡邉歩咲さんへのお手紙10枚)




(高沢朋花さんへのお手紙11枚)




(渡邉歩咲さん用の封筒)




(高沢朋花さん用の封筒)


アイドルという公人向けに書いたお手紙なので、内容自体は公開でも良いかなと思い記事の最後に載せておきます。
NGT48のオフィシャルサイトによるとメンバーに届く前に運営による検閲があり、不適切と判断したものは記載を削除したり、あるいはお手紙自体を処分したりもするようなので、果たして二人のもとにそのまま届けて貰えるのか懸念しているのもあります。
なので文章自体もこれまでに書いたNGT48の二つの記事に比べると控えめにしています。




(卒業公演後の写真撮影にて、前列左から長谷川玲奈さん、山口真帆さん、菅原りこさん、後列左から小熊倫実さん、日下部愛菜さん、村雲颯香さん、角ゆりあさん、渡邉歩咲さん、高沢朋花さん、高橋七実さん。写真はネットより。以下同じ。)



(後列7人は「安心安全7」と呼ばれる、運営会社AKSからの参加禁止圧力に屈せず卒業公演に駆け付けた勇気ある7人です。渡邉歩咲さんも高沢朋花さんもここに名を連ねています。)

私はお手紙を書く時はやはり直筆が良いと思います。
パソコンやスマートフォンなどがどれだけ発達してもそれは変わらないと思います。
直筆で書いていると特に今回のような長めのお手紙の時は、書き始めてしばらくすると手が疲れてきて字が乱れそうになることがあります。
日によっても、前の日は納得のいく字が書けていたのに何だか今日はぎこちなく感じるということもあります。
そんな時、納得がいかないと感じる字をどうにかして納得がいくように、意識を集中して丁寧に書くようにしています。
そういうのも「心を込める」ということなのだと思います。
パソコンやスマートフォンにはない直筆お手紙の醍醐味です。

何日もかかりましたが今回お手紙を書いて良かったです
渡邉歩咲さんと高沢朋花さんに気持ちが伝わればと思います。
夢半ばで活動辞退を決断されたお二人の、この先の人生がぜひ幸せなものになることを願います



----------渡邉歩咲さんへのお手紙ここから----------
渡邉歩咲さんへ

NGT48での活動、お疲れ様でした。
私は山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演「太陽は何度でも」で初めて渡邉歩咲さんのことを知りました。
山口県在住の34歳の会社員で、ネットではブログとツイッターで活動していて、今まで特にアイドルのファンはしていなかったです。
しかし卒業公演のことはかなり気になり、5月18日そこに駆け付けた7人のメンバーの1人が渡邉歩咲さんということで興味を持ち名前を覚えました。

NGT48のことは山口真帆さん暴行事件を知るまでは名前を知っているくらいで、どんなメンバーがいるのかは知りませんでした。
恐ろしい事件がきっかけではありましたが、渡邉歩咲さんや、一緒に活動辞退された高沢朋花さんなど、NGT48には素晴らしいメンバーがいるのを知ることができました。



(渡邉歩咲さんと山口真帆さん。)

渡邉歩咲さんはオフィシャルサイトとフォトログに活動辞退の言葉を掲載されていて、私はフォトログの言葉が特に印象的でした。
フォトログはツイッターで「涙なしには読めない」と語っている人を見かけました。
私も読んでみて胸に迫るものがありました。
ファンの方への「また会いたかった。笑顔を見たかった。」という言葉には、無念の気持ちを物凄く感じました。
活動辞退を決断されるまで、もしくは決断されてから6月30日を迎えるまでの間も、もう一度ファンの方に会いたい気持ちを持ち続けておられたのだと思います。

さらに「私は公演に4回しか本出演したことがない」や「家族にもお披露目やイベントを含め、1度も見せることができませんでした」といった言葉にも悲しさを感じました。
まだまだこれから輝くという時に活動辞退をすることになり、とても辛かったと思います。

「自分の意見や気持ちを全てはっきりと伝えることができなくてごめんなさい」という言葉からは、フォトログでは表現し切れない胸の内があるのが分かりました。
しかし書かれた言葉から、言えなくて申し訳ないという気持ちはびりびりと伝わってきました。

また、暴行事件の後、親御さんとの話し合いで「辞めたほうが良いのでは」という意見も出たのではないかと思います。
私は最近初めて渡邉歩咲さんの動画を見ましたが、非常に控え目な声で雰囲気も儚く、話し方からは優しい子なのがよく分かります。
こんな子が山口真帆さんのような目に遭わされたらひとたまりもないと思いました。
なので親御さんは当然心配されると思います。
ただしそんな儚い雰囲気の渡邉歩咲さんが卒業公演に駆け付けたのを見て、内に自身の意思をしっかりと持っている子なのがよく分かりました。
優しさと儚さだけでは足がすくんで駆け付けられないと思います。
よくぞ駆け付けてくれました。

モバメの送信ラッシュには感動しました。
私はつい最近までNGT48の詳しいメンバーも知らないくらいだったのでモバメも取っていませんが、モバメ送信ラッシュのことはツイッターで話題になっていて知りました。
もう一度ファンの方に会いたい思いが叶わない中で活動辞退となり、最後に精一杯自身の気持ちを伝えたいという思いが伝わってきました。
ファンの方への思いやりに溢れた、とても優しい人なのがよく分かります。

もしもっと早く渡邉歩咲さんのことを知りファンになれていたらなと思います。
卒業公演の動画を見ましたが、物凄く可愛らしい雰囲気で辺りの空間を優しさで包み、見ている人をも優しい気持ちにさせてくれる独特な存在感があり、アイドルの素質を感じました。
短い間でも「NGT48の渡邉歩咲さん」の存在を知ることができて良かったです。

そしてモバメに「またね」という言葉があったと誰かがツイッターで言っているのを見たので、もしかしたらまた何らかの形でアイドル活動や芸術を発信する活動をされるのかなとも思いました。
「またね」は山口真帆さんが使われている言葉でもあり、意思がつながっている気がして嬉しかったです。
ブログやツイッターでも、もし渡邉歩咲さんが再び何らかの活動を始めた時はぜひ応援させて頂こうと思います。




(卒業公演「太陽は何度でも」にて、山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんにファンからの花を渡す村雲颯香さんと、助手を務める渡邉歩咲さん。)



(3人のために書いてきた手紙を取り出す村雲颯香さんと、笑顔で拍手をする渡邉歩咲さん。渡邉歩咲さんは足を怪我して曲目には参加できませんでしたが、こういった形で活躍できて良かったです。)


私は渡邉歩咲さんにとってNGT48での最後の公演が山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演になったのは凄く良かったのではと思います。
卒業公演後の、10人で写っている写真の雰囲気がとても楽しそうなのが印象的でした。
自身の心に正直に、よく卒業公演に駆け付けました。
素晴らしい勇気です!
渡邉歩咲さん始め、勇気ある7人によって3人だけの卒業公演にならずに済んで本当に良かったです。
勇気ある行動は多くの人の胸を打ち、私には渡邉歩咲さんという人の存在を知らせてくれ、その存在に興味を持たせてくれ、お手紙を書こうと思い立たせてくれました。
私のような普段はアイドルを見ていない人にそのように思わせてくれるのは凄いことだと思います。

「大抵のことはー? 生活に支障はなーい!!」というキャッチフレーズも興味深いです。
並の感性の人間に思い付けるキャッチフレーズとは思えず、渡邉歩咲さんが持つ際立つ独特な感性を感じました。
そしてこのキャッチフレーズを掲げていながら活動辞退を決断されたのは、それだけ暴行事件が与えた影響が大きかったのだと思います。
きっとご自身にとって重要な言葉だと思うので、この先も人生の座右の銘になっていくことと思います。

渡邉歩咲さんのことを知ることができて本当に良かったです。
応援したいと思わせてくれる素晴らしい人です。
渡邉歩咲さんの今後の人生がぜひ幸せなものになることをお祈り致します。

追伸
もし音楽を聴くのがお好きならラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を聴いてみてください。
私が最近よく聴いているクラシック曲で、最初は静かでひっそりとしていながら気高さも姿を現し、静かでひっそりとした中にも気品があり、次第に気高さがたくさん現れるようになり、やがてどんどん階段をかけ上って天まで上っていくかのような曲調になるのが、渡邉歩咲さんが内に秘めたものを表しているかのようで似合う気がします。
Youtubeの、石井楓子さんというピアニストの演奏がお勧めです。

----------渡邉歩咲さんへのお手紙ここまで----------


----------高沢朋花さんへのお手紙ここから----------
高沢朋花さんへ

NGT48での活動、お疲れ様でした。
私は山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演「太陽は何度でも」で初めて高沢朋花さんのことを知りました。
山口県在住の34歳の会社員で、ネットではブログとツイッターで活動していて、今まで特にアイドルのファンはしていなかったです。
しかし卒業公演のことはかなり気になり、5月18日そこに駆け付けた7人のメンバーの1人が高沢朋花さんということで興味を持ち名前を覚えました。

NGT48のことは山口真帆さん暴行事件を知るまでは名前を知っているくらいで、どんなメンバーがいるのかは知りませんでした。
恐ろしい事件がきっかけではありましたが、高沢朋花さんや、一緒に活動辞退された渡邉歩咲さんなど、NGT48には素晴らしいメンバーがいるのを知ることができました。



(高沢朋花さんと山口真帆さん。)

オフィシャルサイトに掲載された高沢朋花さんの活動辞退の言葉には胸を打たれました。
高校一年生の16歳という年齢でよくこれほどの文章が書けるなと思いました。
「NGT48の堕天使」を名乗られていることを知り、アニメを見たり漫画を読んだりしていく中で言葉の表現力が物凄くパワーアップしたのかなと思いました。
私もよく小説を読み、ブログで読んだ小説の感想記事などを書いている関係で長文を書くのは得意ですが、高沢朋花さんほどの胸を打つ文章は書けないと思います。

「アイドルとしてというよりも人としてその時に感じた自分の気持ちに正直に、ちゃんとこれからの人生を歩んでいきたい」は、山口真帆さん暴行事件と、そこから卒業までのことを目の当たりにしての思いを書かれたのだと思います。
私はこの言葉を見て、高沢朋花さんはアイドルである前に「人として」この事件から目を逸らしてはいけないのをまず考えたのだと思いました。
「目を逸らしてはいけない」は、山口真帆さんが4月21日の卒業発表時に語った言葉の中にもあります。
襲撃されたのですから当然のことです。
「ちゃんとこれからの人生を歩んでいきたい」とあるのは、この事件から目を逸らして見て見ぬふりをしてアイドル活動をするのは、まっとうな人生の歩み方ではないと考えたのだと思います。
物凄く立派な考え方だと思います。
この誇り高さ、正義の意思の強さなら、卒業公演に駆け付けるのも当然の決断だったと思います。

山口真帆さんの1月のツイッターの文章からは、少なくとも3人のメンバーが犯人の男2人による襲撃に関与したことが伺われ、運営が依頼した第三者委員会が提出した報告書によると、そのうちの1人の「山口真帆さんの帰宅時間を犯人達に教えた」の行為が事実認定されました。
報告書の内容自体への批判も強くある中で、個人的にはツイッターに書かれた三つのうち、「犯人達に山口真帆さんを襲うようにそそめかした(犯行を教唆)」は一番重大であり、口での教唆となれば証拠も残らず「言った言わない」の話になるので、本人が教唆を否定すれば事実認定するのは難しいことだと思います。

第三者委員会の報告書によると、暴行事件を起こした犯人グループの人に代表されるような特定のファンと、複数のNGT48メンバーに「プライベートでのつながり」があることも事実認定されています。
そして高沢朋花さんは暴行事件を見て、名前は伏せますが、とりわけ山口真帆さんを暴行した犯人2人とつながっているメンバーが事件後に公の場で説明をせず、自ら進退をお決めにならないことは、人として駄目だと思われたのではと思います。
さらにご自身の正義と照らし合わせ、そのような人達と一緒には活動できないため、自らが出ていくという決断になったのだと思います。
ゆえに「アイドルとしてというよりも人としてその時に感じた自分の気持ちに正直に、ちゃんとこれからの人生を歩んでいきたい」とお書きになられたのだと思います。

「自分を好きでいるために自分自身が正しいと思う事を信じて強い意志をもって、これからの人生を生きていきます」の、「自分を好きでいるために」という言葉も凄く印象的でした。
山口真帆さんを暴行した犯人2人とつながっているメンバーが公の場で説明をせず、自ら進退をお決めにならない状況をこれ以上我慢し続けると、自分を好きではいられなくなるということだと思います。
そして、全員が容認しているとは思いませんが、現状ではグループとしてそれが容認される形になっており、その環境に身を置くことについても同じ思いなのではと思います。
高沢朋花さんにとってそれらは許せるものではないのだと思います。
これは私もそうであり、世間の反応を見ても同じように思っている人が多数に上ることが分かります。

オフィシャルサイトの言葉には高沢朋花さんがたくさん悩んで出した活動辞退という答えについて、「正直それが正解なのかはいまだに分かりません。」とありました。
私はどちらであっても正解だと思います。
高沢朋花さんや渡邉歩咲さんのように、思うところがあって活動辞退するのも正解なら、卒業公演に駆け付けた7人の残りの5人、特に村雲颯香さんに代表されるように「NGT48に変わって欲しかったという3人の願いを胸に、正しいグループとしての姿を皆さんにお見せできるようにしたい」とグループの浄化・再生を目指すのも正解なのだと思います。
卒業公演に駆け付けた7人のような人は真面目に、真剣に、NGT48のことを考えられる人だと思うので、その人がたくさん悩んで出した答えはそれが正解であり、
尊重すべきものだと思います。




(卒業公演「太陽は何度でも」にて、右から高橋七実さん、高沢朋花さん、角ゆりあさん、小熊倫実さん、日下部愛菜さん。)



(欅坂46の「黒い羊」という曲で、アイドルとしての山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんとのお別れのステージに立ちました。)


私は高沢朋花さんにとってNGT48での最後の公演が山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演になったのは凄く良かったのではと思います。
卒業公演後の、10人で写っている写真の雰囲気がとても楽しそうなのが印象的でした。
自身の心に正直に、よく卒業公演に駆け付けました。
素晴らしい勇気です!
オフィシャルサイトの言葉には「自分に正直に生きること、それは出来そうでなかなかできない難しいことです。」ともありましたが、高沢朋花さんは自分に正直に生きることができました。
一生誇りを持てることだと思います。
そして5月18日は一生の思い出の一日になったことと思います。

高沢朋花さん始め、勇気ある7人によって3人だけの卒業公演にならずに済んで本当に良かったです。
勇気ある行動は多くの人の胸を打ち、私には高沢朋花さんという人の存在を知らせてくれ、その存在に興味を持たせてくれ、お手紙を書こうと思い立たせてくれました。
私のような普段はアイドルを見ていない人にそのように思わせてくれるのは凄いことだと思います。

6月30日のフォトログには最後に「またね!!」とあり、もしかしたらまた何らかの形でアイドル活動や芸術を発信する活動をされるのかなとも思いました。
「またね」は山口真帆さんが使われている言葉でもあり、意思がつながっている気がして嬉しかったです。
ブログやツイッターでも、もし高沢朋花さんが再び何らかの活動を始めた時はぜひ応援させて頂こうと思います。

高沢朋花さんのことを知ることができて本当に良かったです。
応援したいと思わせてくれる素晴らしい人です。
高沢朋花さんの今後の人生がぜひ幸せなものになることをお祈り致します。

追伸
もし音楽を聴くのがお好きならプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番を聴いてみてください。
冒頭の堕天使か天使か、何がしかが生まれて躍動を始める曲調、随所に姿を見せる静かに遠くを眺めていたり漠然と森の中を歩いているような曲調、ワクワクする曲調、いたずらっぽさを感じる曲調、そしてドラマチックで華やかで力強い曲調、どれもが高沢朋花さんに合う気がします。
Youtubeの、尾崎未空さんというピアニストの演奏がお勧めです。

----------高沢朋花さんへのお手紙ここまで----------



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「黒い羊」(山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さん卒業公演Ver)
元NGT48 高橋七実さんへの手紙



----------郵送したお手紙----------



(渡邉歩咲さんへのお手紙1)




(渡邉歩咲さんへのお手紙2)




(渡邉歩咲さんへのお手紙3)




(渡邉歩咲さんへのお手紙4)




(渡邉歩咲さんへのお手紙5)




(渡邉歩咲さんへのお手紙6)




(渡邉歩咲さんへのお手紙7)




(渡邉歩咲さんへのお手紙8)




(渡邉歩咲さんへのお手紙9)




(渡邉歩咲さんへのお手紙10)





(高沢朋花さんへのお手紙1)




(高沢朋花さんへのお手紙2)




(高沢朋花さんへのお手紙3)




(高沢朋花さんへのお手紙4)




(高沢朋花さんへのお手紙5)




(高沢朋花さんへのお手紙6)




(高沢朋花さんへのお手紙7)




(高沢朋花さんへのお手紙8)




(高沢朋花さんへのお手紙9)




(高沢朋花さんへのお手紙10)




(高沢朋花さんへのお手紙11)

夏至過ぎて

2019-07-03 18:12:55 | ウェブ日記
6月22日に今年の夏至を迎えました。
夏至は一年で一番昼間の時間が長い日で、この日を境に今度は少しずつ昼間の時間が短くなっていきます。
6月22日頃はまだ真夏の手前なので、これからが真夏なのに早くも日が短くなり始めることに毎年寂しさのようなものを感じます。
私の心はやはり7月や8月の物凄く暑い時期が、一年で一番昼間の時間が長い時期であってほしいなと思っているようです。

夏至は「真夏の先取り」でもあるなと思います。
2月上旬のまだ寒い時期に早くも春物ファッションが登場したりするのと似ています。
そして夏至を過ぎて7月になった今、いよいよ真夏が近づいてきています。

今年は茫然とした心境のまま春が終わり6月の半ばくらいまで過ぎて行きました。
しかし無駄な時間ではなかったような気がします。
もう一度気持ちを立て直すのにそれくらい時間が必要だったのだと思います。

今からでも、今年の夏を楽しみたいと思います。
まだまだ夏はたくさんあるので、夏を楽しみながら気持ちに彩りをもたらして行きたいです

NGT48 渡邉歩咲さんと高沢朋花さんが活動辞退を発表

2019-06-30 18:33:37 | ウェブ日記


(山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演「太陽は何度でも」後の写真撮影にて、前列左から長谷川玲奈さん、山口真帆さん、菅原りこさん、後列左から小熊倫実さん、日下部愛菜さん、村雲颯香さん、角ゆりあさん、渡邉歩咲さん、高沢朋花さん、高橋七実さん)

6月22日、アイドルグループNGT48研究生の渡邉歩咲さんと高沢朋花さんから6月30日をもって「活動辞退」となる発表がありました。
二人は運営の株式会社AKSから参加禁止圧力の掛かっていた山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演「太陽は何度でも」に駆け付けた勇気ある七人のうちの二人です。
正規メンバーが「卒業」なのに対し、研究生の場合は「活動辞退」となるようです。
下記写真のようにオフィシャルサイトに活動辞退の言葉が載りました。




(渡邉歩咲さんの言葉)




(高沢朋花さんの言葉1)




(高沢朋花さんの言葉2)




(高沢朋花さんの言葉3)



渡邉歩咲さんは「フォトログ(NGT48各メンバーの公式な写真付きブログ)」のほうに長文で気持ちが綴られていました。



(渡邉歩咲さんフォトログの言葉1)




(渡邉歩咲さんフォトログの言葉2)




(渡邉歩咲さんフォトログの言葉3)




(渡邉歩咲さんフォトログの言葉4)





(卒業公演「太陽は何度でも」にて、山口真帆さんと高沢朋花さん)

高沢朋花さんはまだ高校一年生の16歳ですが、文章が凄かったです。
よくこの年齢でこれほどの文章が書けるなと思いました。

「アイドルとしてというよりも人としてその時に感じた自分の気持ちに正直に、ちゃんとこれからの人生を歩んでいきたい」

「人としてその時に感じた自分の気持ちに正直に、ちゃんとこれからの人生を歩んでいきたい」は、明らかに山口真帆さん暴行事件と、事件への運営の酷過ぎる対応を目の当たりにしての思いだと分かります。
アイドルである前に、「人として」この事件から目を逸らしてはいけないのをまず考えたのだと思います。
「目を逸らしてはいけない」は山口真帆さんが4月21日の卒業発表時に語った言葉の中にもあります。
「ちゃんとこれからの人生を歩んでいきたい」とあるのは、この事件から目を逸らして見て見ぬふりをしてアイドル活動をするのは、まっとうな人生の歩み方ではないと考えたのだと思います。
そして高沢朋花さんは事件を見て、犯人とプライベートで繋がっているメンバー達の行いは人として駄目だと思ったのだと思います(山口真帆さんのツイッターでの告発からは、少なくとも三人のメンバーが犯人の男二人による襲撃に関与していたことが分かり、そのうちの二人は西潟茉莉奈さんと太野彩香さんだと言われています)。
そのメンバー達が処分も受けず居座っているのを見て、そんな人達と一緒には活動できないので自らが出ていくしかないと思ったのだと思います。

「自分を好きでいるために自分自身が正しいと思う事を信じて強い意志をもって、これからの人生を生きていきます」

「自分を好きでいるために」という言葉が凄く印象的でした。
もし犯人とプライベートで繋がっているメンバー達を何の処分もせず居座らせたまま再出発するという運営の方針に従うと、自分を好きではいられなくなるということだと思います。
何の処分もなく居座っているのは許せるものではないのだと思います。





(卒業公演「太陽は何度でも」にて、山口真帆さんと渡邉歩咲さん)

渡邉歩咲さんのフォトログはツイッターで「涙なしには読めない」と語っている人を見かけました。
ファンの方への「また会いたかった。笑顔を見たかった。」という言葉には、無念の気持ちを物凄く感じました。
さらに「私は公演に4回しか本出演したことがない」や「家族にもお披露目やイベントを含め、1度も見せることができませんでした」といった言葉にも悲しさを感じました。
「自分の意見や気持ちを全てはっきりと伝えることができなくてごめんなさい」という言葉からは、運営の検閲を受けていて書けないことがあるのが分かりました。
加藤美南さんがインスタグラムでうっかり複数人で山口真帆さんをいじめていたのを自白する形の投稿をした問題で、メンバー全員がツイッターやインスタグラムの更新をしばらく禁止にされたため、検閲のあるフォトログしか使用できずやりきれない思いがあるのだと思います。

また、襲撃事件の後や運営の酷すぎる対応の後、親御さんとの話し合いで「こんな最悪なグループに居てはいけない」という説得を受けたのではないかと思います。
高沢朋花さんも同様の説得は受けたのではと思います。
私は最近初めて渡邉歩咲さんの動画を見ましたが、非常に声が小さく雰囲気も儚く、話し方からは優しい子なのがよく分かり、戦いには全く向いていないです。
こんな子が山口真帆さんのようにメンバーからいじめられたりメンバーと繋がっている男達から襲撃されたりしたらひとたまりもないです。
親御さんは当然心配すると思います。

ただしこんなひ弱な雰囲気の子でも卒業公演に駆け付けたのを見ると、内に自身の意思をしっかりと持っている子なのが分かります。
さすがにこれらのことをそのままストレートにフォトログには書けないので「自分の意見や気持ちを全てはっきりと伝えることができなくてごめんなさい」になっているように見えます(オブラートに包みながらも極悪メンバーと鬼畜の運営は人として駄目だと書いた高沢朋花さんの文才はかなりのものだと思います)。




卒業公演後の、この時の雰囲気はとても楽しそうです。
研究生のため卒業公演が開催できない二人にとっては、これが最後の公演となりました。
二人とも自身の心に正直に、この公演に駆け付けており、最後の公演がこの公演になったのは凄く良かったのではないかと思います。


私は二人にお手紙を書こうと思います。
未だかつてアイドルにお手紙など書いたことのない私ですが、今回は思うところがあります。
何も悪いことをしていないのに、真面目に活動していたのに、極悪メンバー達と鬼畜の運営によってNGT48への世間からの信用が地に落ち、二人がアイドルの夢を断たれるのは酷過ぎると思います。
私のような普段はアイドルを見ていない人でも、運営の圧力や犯人とプライベートで繋がっているメンバー達の脅威に屈せず卒業公演に駆け付けたお二人の勇気には胸を打たれたのと、お二人のことを知ることができて良かったというのを伝えられればと思います。


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