写真は和歌山県に本社のある株式会社小久保工業所の「KEEP&FIT 口元快適マスク」という名前のマスクです。
私は新型コロナウイルスが猛威を振るっていた2020年の春、このマスクにとても助けられました。
2020年の2月頃から私の住む山陽でも新型コロナウイルスの影響がどんどん大きくなりました。
それとともにマスクが手に入らなくなりました。
買占めが横行する酷い時代でした。
(2020年春に乗った山陽本線。普段なら混んでいるはずの時間帯にほとんど乗客がいませんでした)
私の住む山口県ではマスクが手に入らず、山陽本線に乗って広島市街に出てマスクを探し回りました。
電車も普段なら人がたくさん乗っているはずの時間帯に、私以外にほとんど乗客がいなくて驚きました。
ある日どうしてもマスクをすぐに買いたくて、広島市街に出てドラッグストアやコンビニを合計10店舗以上回っても全て売り切れだった時は途方に暮れました。
街にも人の気配が少なくひっそりとしているのに、どのお店もマスクだけは売れ切れているという異様な光景です。
もはやマスクは、人々にとって希少価値の高い品物になっていました。
クレープ店やタピオカ店、洋服店といった、どう見てもマスクの販売とは関係ないようなお店が「マスクあります」と看板を出し、4千円や5千円という法外な値段で不織布マスクを売っているのも目の当たりにしました。
一般の人達に加えてこういう人達もドラッグストアやコンビニで全く手に入らない不織布マスクの買い占めを行い、さらに高値で売ろうとしているのか、と愕然としました。
そんな時、私を助けてくれたのが小久保工業所の「KEEP&FIT 口元快適マスク」です。
突如としてドラッグストアに大量に陳列されているのを見つけ、5枚入りでお値段が良心的だったので来店の度に買わせて頂きました。
きっと当時は大急ぎで大量生産して大変だったのではと思います。
そのおかげで大量の数のマスクがお店に常時陳列され、焦らずに買えるようになりました。
2022年の今、このマスクはお店で見かけなくなったので販売を終了したのかなと思います。
私にとって救世主となったマスクであり、今でも感謝しています。
小久保工業所のことはマスクの品薄で最も苦労した時に助けてくれた会社として、この先も忘れずにいたいと思います