しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

アカテガニの生態と保全について。(4/23*日)

2017-04-24 | 普正寺の森河川工事対策委員会



今日は日本野鳥の会石川の総会が行われました。
総会後に行われた記念講演は、
石川県立大学の柳井先生をお迎えして、
「アカテガニの生態と保全について」の
講演をしていただきました。



成長過程でゾエアからメガロパを経て
稚ガニに成長していきます。




私たちが保護活動を行っている普正寺の森に棲むアカテガニの
調査報告もあり、先生からの提言もありました。
とても貴重なお話を聞けて有意義な時間でした。
柳井先生、どうもありがとうございました。

春、ツツドリの声とクロツグミ。(4/21*金)

2017-04-22 | 普正寺の森河川工事対策委員会




今日は県外からのお客さまを案内して
金沢市郊外のダム湖のほとりに出かけました。
ツツドリの初鳴きを聞きました。
カタクリやキクザキイチゲも咲いていて
春の息吹きを感じる場所でした。

これからの季節に向けて道路掃除がされていて、
枯葉や泥が除かれた場所で見つけた黒い影。
クロツグミの姿があちこちにありました。



午後からは能登からお仲間がやってきて
また翌日の奥卯辰のコースを歩きました。
キビタキの姿がありました。
ちょっと早い夕食をみんなでわいわい
おしゃべりしながら過ごしました。

豚骨ラーメンを喰らう。(2/8*水)

2017-02-08 | 普正寺の森河川工事対策委員会


久しぶりの外食は、特製豚骨ラーメンのお店。
麺の硬さは普通、味も普通、脂は少なめで注文しました!
しかし、塩味が濃くてこってり感が半端ない。
食べている途中で味に飽きてきました。
ノリが6枚、大きめチャーシュー3枚、
ゆで卵とウズラ卵が一個ずつとボリュームはうれしいのですが・・。
店内は若い男子学生が中心だったので選択を間違えたかもしれません。
残しては申し訳ないと思い、何とか具は全部食べましたが
満足度は低かったです。
と、久しぶりの外食ラーメンは好みが外れてしまいました。

今日は、環境調査をしている森の
地元の町会長さんが我家を訪ねて来てくれました。
お互いの立場で意見交換し、いい顔合わせの機会となりました。
これから、どうぞよろしくお願いします☆


県庁での打合せ。(2/6*月)

2017-02-06 | 普正寺の森河川工事対策委員会


2月の今日の空はグレー。今日はお仲間たちと県庁に出向いて、
私たち日本野鳥の会石川の定例探鳥地でもある森の調査報告を聞きました。


まずはお仲間たちと6名で簡単な事前打合せ。


報告内容の説明を聞いてから質疑応答させていただき、
最後に私たちから具体的に残してほしい場所や
湿地づくりの提案などを伝えました。

このあと、場所を移動して
今日の確認と今後に向けての話合い、
そして少しのリラックスタイム。
みなさま、今日もご苦労さまでした!何事に向かうにも、
仲間がいるということは楽しく心強いものです。


森で探鳥。(10/25*火)

2016-10-25 | 普正寺の森河川工事対策委員会


森の中には秋の実がいっぱい!
一番印象的だったのはこのコマユミの赤い実。
とてもきれいでした。



今日は河川課の方たちを案内して
野鳥観察を行いました。
いつもの探鳥会のルートを歩きました。
出てきてくれたのは冬鳥のジョウビタキ♂。



海辺ではモズの姿もありました。



この森は、川と森と海が楽しめる散策路があります。
途中、水浴びに出てきたクロツグミやコマドリの姿も確認。
以下の24種を確認しました。
最後にコーヒーやケーキをいただいて、
ティータイムも楽しみました〜☆

アトリ、カルガモ、セグロセキレイ、ハシブトガラス、モズ、ウグイス、
ヒヨドリ、ムクドリ、コゲラ、シジュウカラ、ジョウビタキ、コガモ、
オオバン、マガモ、ウミネコ、イソヒヨドリ、シロハラ、クロツグミ、
コマドリ、メジロ、キジバト、ハクセキレイ、ミサゴ、ハシボソガラス

9月の普正寺探鳥会。(9/11*日)

2016-09-11 | 普正寺の森河川工事対策委員会

*センニンソウの白い花が印象的でした。

9月の探鳥会。忙しくて忘れていたのですが
お仲間からの電話で気づきました。
曇空の日、久しぶりに出かけてきました。


今日はキジの羽を拾いました。

浜辺では、ハマゴウの花。


ハマギクの花。


アオツヅラフジの実はまだ若くてまるでブドウのよう。
これから実が紺色に色づいてきます。


今日、印象的だったのは
コムクドリの20羽くらいの群れでした。
とてもたくさんの人が集まった探鳥会でした☆
ウンランの花も見かけたのに写真を写すのをすっかり忘れていました。





サギコロニーのカウント調査。(6/27*月)

2016-06-27 | 普正寺の森河川工事対策委員会


昨日の夕方は、野鳥の会のメンバーが企画した
サギコロニーのカウント調査に参加してきました。
河川工事のため、この場所も安泰ではありません。
その影響などを調べています。



サギたちは集団営巣をする習性があるので
この場所はサギたちのお気に入りの場所のようです。

この場所では主に、コサギ、チュウサギ、アマサギ、ゴイサギが
子育てしているようでした。


手分けをして数を数えましたが、
樹林の中にも入り込んでいて、
なかなかカウントしにくかったです。



手前では、オオヨシキリが大きな声でさえずっていました。
調査は太陽が沈む時間まで行われました。
調査のみなさま、ご苦労さまでした!

生クリームのようなカルミアの蕾。(5/25*水)

2016-05-25 | 普正寺の森河川工事対策委員会


カルミアの花が咲き始めました。
この花の蕾がどうしても
生クリームに見えてしまいます。

花を見てケーキを食べたくなるなんて
おかしな話ですが、何故かこの花を見ると
生クリームがふんわか乗った
ケーキが食べたくなります。
他にそんなふうに思わせる花はないので
カルミアの花は独特の個性を持っていると思います。



家族がケーキを持って帰ってきました。
しかし、生クリームが乗っていないケーキ。
私が食べたいのは、このカルミアのような形をした
生クリームたっぷりのケーキなんです。



三重県支部をご案内~☆(5/15*日)

2016-05-15 | 普正寺の森河川工事対策委員会


今日は、はるばる日本野鳥の会三重県支部から30人が
普正寺の森での探鳥会を企画し来県したので、
私たち石川支部の幹事でもある普正寺の森対策委員会のメンバーが
おもてなしをしました。今から行われようとしている
この森の大規模工事の視察も兼ねている探鳥会です。

最初に簡単な挨拶をしてから、私たちメンバーの自己紹介、
代表から石川県の野鳥環境を話してもらい、
メンバーがその中の一つである普正寺の森について話をして、
その後、対策委員長である私から、普正寺の森で行われようとしている
県の大規模河川工事について、これまでの経緯をお話ししました。

この普正寺の森の大規模河川工事は日本野鳥の会本部や
他県の支部からも注目されている工事です。
野鳥たちのために、どれだけの環境を残してやれるのかが
私たち野鳥保護の会としての大きなテーマになっています。

その後、普正寺の森での探鳥会が行われました。


最初に注目された鳥はマミチャジナイ。


普正寺の森の中、川辺、海辺などの遊歩道をゆっくり周り、
約40種の野鳥を観察することが出来ました。


最後に全員で記念撮影~☆
鳥つながりで交流できた楽しいひとときでした。

普正寺の森の査察と学習会。(2/16*火)

2016-02-16 | 普正寺の森河川工事対策委員会



雪が吹雪く日となりました。
今日は森の都愛鳥会が企画した査察と学習会に参加してきました。
講師の先生は、和歌山大学教授の養父志乃夫(やぶ しのぶ)先生です。
養父先生は、これまでダムや造園にも関わって来られて
昆虫少年であり野鳥好きでもあったと言います。
だから工事側の立場、生きもの側の立場、
両方の立場の気持ちがわかるそうです。

午前11時~12時は、犀川沿いの遊歩道を
先生と集まった関係者たちが共に歩き、
川の様子を見ながらお話を聞きました。 

お昼タイムは私たちメンバー5人でお昼を食べながら
後で参加のお仲間に午前の様子を伝えました。



午後1時半からは、普正寺の森周辺や犀川河口域の川の様子などを
地図と照らし合わせながら、治水と環境をテーマに、
専門的な立場からのお話をお伺いしました。

とてもわかりやすい養父先生の説明で、
新たなことがいくつかわかりました。

◎選択技はたくさんある・・・それをいくつか吟味しながら、
 ケンカせずに話し合いながら一番いい方法をみんなで
(県、自然保護団体、地元など)考え、選択していく。

*左岸(森側)は土地が硬く高さが高い。右岸は柔らかく、低い。
 低い方の地下に水全体が流れるような土地の性格がある。
*よって、左岸の掘削方法では、治水の問題解決ができない。
 =地下に流れている水が暴れる。
*地形的にこの川の蛇行は水の力のかかり方が普通ではないので、
 流量の配分を少しづつ部分で受け持つようにして、
 下流だけで流量を負わさない。ここで一度に大きな水を流すと危ない。
 =中に管を入れる方法がある。高低差のある場所で行う。
  (都市ではこの方法を使っている)

まとめ・・・
◉養父先生の見解では、左岸には手をつけずに
 それより上流で不足の700tを分散させるというもの。
 普正寺の森側の左岸を掘削しても、右岸側に水は流れる土地の性格があり
 治水面に於いて、抜本的な問題解決にはならない。

今日は普正寺の森を含めた、地域の土地の性格を見ていく事で
新たな展開が見えたような気がしました。
河川課には、選択技が他にはないような強い思い込みがあるようですが
この貴重な森の大切さを考慮すると、
他の選択技を吟味することも必要だと感じました。

また、今日は地元住民の参加者から
右岸の森を失ったことで、風当たりが強くなってしまったので
ぜひ、左岸の森の木は切らないでほしいという要望がありました。
またこの左岸工事について、地元町内会へも説明をしてほしいとのこと。

みんながいい方向に向うためには、
話し合いの場を持つことは大変重要なことだと思います。
これからいろんな立場の人たち団体が集まって
論じる場を作ることが大切だとも感じました。
今日の査察を企画してくれた森の都愛鳥会に感謝します。

晴れた日、県庁へ。(2/12*金)

2016-02-12 | 普正寺の森河川工事対策委員会

*今日は素晴らしい青空~☆



今日も県庁へ出かけました。

普正寺の森を河川工事から守る主旨で
先日追加で出した要望書の回答をもらうため河川課に行ってきました。
今日は、私たち野鳥の会の対策委員会のメンバー6名で訪れました。

これまでしっかり回答がなかった内容について
詳しく説明を求めました。
私たちは野鳥たちの森を守るために、
環境保護と治水のテーマの狭間で何が出来て
何が出来ないのか?現時点でそれをしっかり把握し、
理解したいと思ってやりとりさせていただきました。

終了後、メンバーで今日の確認作業と
これからの活動についての打ち合わせを行いました。
帰りには、自然環境課にも顔を出して
今日の報告をしてきました。野鳥たち生きものたちのために
少しでもいい方向に向かいたいものです。

河川課との協議。(1/21*木)

2016-01-24 | 普正寺の森河川工事対策委員会


1月21日は、石川県河川課から
質問書の回答をいただくために県庁に出向きました。
私たち野鳥の会石川が毎月、定例探鳥会を行っている
普正寺の森が河川工事で掘削されるため、何とか野鳥たちの森を
守るために対策委員会を立ち上げて活動を始めています。
それはブログ『普正寺の森を守ろう』にアップしています。

この日は12/17に具体的な質問書を渡してあり、
その回答を文書でお願いしたのですが、
文書では出せないとの返答だったので、
メンバーたちと県庁まで出向きました。

いろいろと質問をして、回答を聞いたのですが
結局、こちらの要求に対処していただける手応えは
なかったように感じました。

野鳥や生物保護に対する考えも、
最初から掘削ありきになっている話で、
その掘削ありきのか考え方から、何とか
生きもの視点に立って再考してみてほしいと伝える私たちと、
掘削後の話をしてくる河川課とで話が噛み合ないのでした。

行政は一度決めたことは、全く変更しないのでしょうか?
この森は、この計画が立てられたときよりずっと価値が上がっています。
数少ない野鳥の渡りの中継地となっている貴重な森です。
生きものたちが消えたとあとで嘆いても遅いのです。
まずは今の環境を守ることが大切なのです。
河川課から知事にこの話が伝わっている様子もありませんでした。

査察に来られた大熊先生からは、なるべく森を残す方法で
話し合いをしながら進めるといい、とアドバイスいただきましたが
「なるべく森を残す」というイメージにお互いの中で隔たりがあるのです。
これから時間をかけてもっと話し合わないとなりません。
あと、この森は私たちだけでなく県民市民の森でもあります。
広く県民のみなさんに知っていただく、
その視点も忘れてはならないと思います。

私の方からは、野鳥の会の本部や中部10県の各支部、
大熊先生などともつながっていて、この河川工事を見守ってくれている。
二年後には、中部ブロック会議が石川県で行われる予定で
普正寺の森の河川工事が野鳥や生物多様性のためにどう行われるのか、
10県21団体の支部長たちがここを訪れることになるので、
生物多様性を唱っている石川県が、普正寺の森の河川工事に於いて
生物の環境配慮に対して素晴らしい対応をすれば、
それは全国的に注目されるであろう。
そういう対応を望んでいます、と伝えました。
わかりました、と答えていただいた言葉がどんな形になるのか?
いい方向に持っていかねば、石川県の生物多様性のテーマは
空論となってしまいます。今の時代では、生きものたちに対する
積極的な保護がないと姿を消していくのが現実のような気がします。