しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

中国のおみやげ。(8/31*金)

2007-08-31 | 人間大好き!
子ども絵画教室に通って来ている子で
中国の女の子が一人います。
お母さんが、金沢大学の大学院で学んでいるらしい。
聞くと「低温物理を専攻しています」と
難しそうな答えが返ってきました。

この夏休みに中国に帰国していて
先日、日本に戻ってきたようで、わざわざ
中国のおみやげを持ってきてくれました。

「中国の普通の人が食べているものの方が、
日本人の観光客相手に売っているものより喜ぶかなぁ!と思って」
なんて言いながら、手渡してくれた品々です。
私の好みを見抜いた、なかなか鋭い観察眼です。

【・・・(写真上)左上から、ピーナツのふたを開けると
おもちゃの虫が鳴きます。私向きのおもちゃだそうだ(笑)
隣は漢方薬入りのティー、タケノコのお漬け物?
皮をむいて食べるそうです。その横の黒いあんこのようなものは、
大豆で作ったおつまみ?ミカンの絵の袋は
(ミカンの皮=陳皮)のお菓子・・・】一体どんな味がするのやら、
食べたことないものばかりで興味津々です。

お母さんの方が「私は蘇州の生まれですが、
私たちが帰る時に、機会を見つけて一緒に
中国に遊びにきてください!中国の普通の生活を
案内しますよ」と誘ってくれました。

他の国に行く時は、その国の友人を介して行くと
ずいぶん見える部分が違ってきます。
本当のその国が見えるとでも言いましょうか。
そうか、いつか近いうちに中国へ遊びに行けたらいいなぁ!

でもね、この女の子。そんじょそこらの日本の聞き分けのいい子と違い、
かなり手のかかる子どもです。もしかして一人っ子対策で
親は子どもにものすご~く甘いのかもしれません。
夏休み明けの私の奮闘がまた始まりつつあります。
なんで人の子までしつけているんでしょうねぇ?

秋の気配。(8/30*木)

2007-08-30 | 植物大好き!
仕事の打ち合わせが早めに終わったので
夕方、友人宅に遊びに行きました。
友人宅は私の家から坂道を上った場所にあります。
雨が降って、急に秋の気配が周りに漂いはじめました。


道すがらヨウシュヤマゴボウの実がたわわに実っていました。
あまりに印象深いこの実は、きっと誰でも知っていますよね。
子どもの頃はこの実をつぶして
地面に絵を描いて遊んだ覚えがあります。


友人の家のお庭では、
タンジーの黄色い花が最後の花を咲かせていました。
タンジーは“よもぎぎく”とも呼ばれ、そう云われれば、
花びらを摘んでしまった菊の花のようにも見えます。
人間が嗅いでもちょっと臭いこの香りは、虫除けになるそうです。

キキョウの花の紫色がきれいでした。
雨が降ったあとのお庭は、背の高い植物が倒れてきたり
勢いづいたりして、何だか野性化してしまいますね。

今日二人が自然と話題にしたのは
「子どもたちが生きにくい、今の社会」についてでした。
生きにくいのは、もしかしたら子どもたちだけではなく
大人たちにとっても、そうなのでしょうね。
そうならないためには、どうすればいいのか?
自分の中の価値観を今一度、見つめ直してみるのも
いい方法なのかもしれませんね。

山中塗のおはし。(8/29*水)

2007-08-29 | アート大好き!

今月3回目の出張仕事で、今日も加賀市にある
石川県山中漆器技術研修センターまで行きました。
家からは往復約3時間かかる場所で、
今日が仕事の仕上げの日。

仕事が午後からになったので、早めに到着して
先日歩ききれなかった鶴仙溪の遊歩道を歩きました。
すぐそばを流れる渓流を眺めながらのお散歩です。


昔のNHKドラマで有名になった「こおろぎ橋」を渡りました。
こおろぎ橋から見る渓流の流れです。

今日は鳥の姿が少なく、
目の前に出てきた鳥はヤマガラだけでした。
鶴仙溪を歩いてからは「湯の町・山中」の町の中を歩きました。
湯の町らしい共同浴場の前を通り、
造り酒屋で酒粕ソフトを食べました。
想像していたよりこじんまりとした町でした。

お散歩が早めに終わって
石川県山中漆器技術研修センターに戻りましたが
ここは店鋪つきで、山中漆器の品々を買うことができます。
以前は、いくつか器を買ったのですが
今回は、お箸をいくつか買いました。


お箸という小さな世界で、いろんなアイデアを出して
作られた商品は、作り手側の商品を世に出す努力が伺えて
見ていてすごく面白かったです。

キョウチクトウ。(8/28*火)

2007-08-28 | 植物大好き!
今朝は6時過ぎから地響きのするような雷が鳴り響き
大雨が降り、荒天の金沢でした。これからひと雨ごとに
夏から秋の深まりへと季節は流れていくのでしょうね。

先日、市立図書館に行った時に目に飛び込んできたのは
キョウチクトウのピンクの花。葉が竹に、花が桃に似ているので
夾竹桃(キョウチクトウ)と名づけられたようですが、
乾燥や大気汚染にも強いので、街路樹としてもよく使われるようです。
ここではこんな大木に育ち、
ピンク色の花を重たげなほど見事に咲かせていました。
暑い暑い真夏に花を咲かせる木だったんだと
この木を見上げて改めて思いました。

ジニア。(8/27*月)

2007-08-27 | 植物大好き!
真夏の暑さも何のその、そんな感じで通りすがりの道で
咲いていたのはジニア(=百日草)です。
過去に私も何度か育てたこともありますが
枯れていく様子と、日本名の「百日草」という名が
あまり好きではありませんでした。

でもこの花、私の好きな画家クロード・モネのお庭に
たくさん植えられていて英名がジニア。
この英名の響きが好きで、またこの花を見直したという感じです。

いつも見慣れている、玄関先の香りのいいチェリーセージも
アップで写してみると印象が違います。
真っ赤なドレスを後ろから見ているようです。



そのそばでは「ブルースター」という別名をもつ
オキシペタラムの花が暑さにめげることもなく、
薄いブルーの花を毎日元気に咲かせてくれています。
細長く茎がどんどん上に伸びていくこの花を
ちょっと不思議な気持ちで眺めています。
(まさか、空の星になりたい!って言うんじゃ・・)

友人宅へ。(8/26*日)

2007-08-26 | 自然大好き!
昨日は、先週に引続き山中まで仕事で出かけました。
仕事が終わったのが夜8時近く、それから
山中町と金沢市の中間地点にある親友宅へ帰って、
そのままお泊まりしました。

親友とは20才の頃に知り合ってからのお付き合い。
彼女は、九谷焼の仕事をしています。
最近仕事で描いた器を見せてもらいました。

久しぶりに来たので、夜はまるで学生時代のノリのように
朝の3時頃までいろんな話をしました。


朝は近くをお散歩。ここは加賀平野の米処、
稲の穂が朝露に濡れてきれいでした。
どこまでも続く田んぼの風景。
空も広くて、朝の曇り空はこんな感じでした。


そうそう、子犬の頃の面影をもう残していない
犬のロンはこんな男前になっていました。

お散歩の途中で出会うお花たちも
いつもと違う場所だと、なぜか新鮮です。

クモが目立つ季節。(8/24*金)

2007-08-24 | 生き物大好き!
(家の近くの河原では、キクイモの黄色い花がきれいです)
昨日、葉影に潜んでいた大きなクモ。
最初はセミの抜け殻かと思ったのですが
近づいてみると、カニのような形をしたクモでした。


家に帰って調べてみると「ヤマシロオニグモ」。
逆光で暗かったので、パソコンで画像を明るくしてみました。
足をなかなかコンパクトに納めていて
ちょっとロボットっぽいよ!

このクモは、色彩、斑紋に多くの変異があり、
夕方になると網を張り、翌朝、網を取り壊して
木陰に隠れているらしい、夜行性のクモですね。
私が出合ったのは網を片付けた後だったのですね。


いつも歩く道では、大きく育ったナガコガネグモが
アブラゼミをしとめていました。かなりの迫力でした。
あとさき短い夏を、思いきり元気に生きてほしいものです。

ツルリンドウ。(8/23*木)

2007-08-23 | 植物大好き!

今日は湯涌創作の森で仲間たちと作品制作。
お昼はお弁当を食べたあとに裏の森をお散歩するのが
定番となっています。今日も裏の森をお散歩!

出合えたのは、ツルリンドウ。
質素だけれど、気品のあるお花です。
秋には大きな赤い実をつけるので
その頃に、また会いたいです。
友人が持ち帰るという花を写してみました。
何だかちょっと朝顔の花のような雰囲気ですね。

ミンミンゼミ。(8/22*水)

2007-08-22 | 生き物大好き!
今日は久しぶりに仕事前に
卯辰山をゆっくりと90分、朝のお散歩をしました。
雲が暗くて、雨の予感がいっぱいでしたが
山の下の方では、ミンミンゼミたちが大声で鳴いていて
上の方に登ると、ツクツクボウシたちが大にぎわい。

この夏、間じかで出合ったセミは
ヒグラシ、アブラゼミ、ニイニイゼミで
留まっていたのですが、今日は道に落ちて
鳴いているセミを拾いました。
おっ、4種目ゲットはミンミンゼミでした。
手で持ち上げると、うるさいこと!うるさいこと!

今日は“抜け殻”のこんなアートな空間も見つけました。


ウラギンシジミが飛び回っていたので
座り込むと、近くでとまってくれたのですが
羽は開いてくれませんでした、残念!


誰かの視線を感じて見てみると、正面から私を見つめる顔。
おっと、ちょっとビビってピントが合いませんでした。

こんなポーズはどう?と今度は横向きに!

確かにきれいな体の色。でもウラギンシジミのかわいさに
キンバエが競ってみても、ちょっと役不足じゃないかしらん?
お散歩から帰ると、大きな雨粒が落ちてきました。

フジバカマ。(8/21*火)

2007-08-21 | 植物大好き!
暑い暑いと言いながらも、先日、兼六園を通りかかると
秋の七草のひとつ、フジバカマが咲いていました。

山上憶良が万葉集に詠んだ歌、「秋の野に咲きたる花を
指折りかき数ふれば七草の花。萩の花、尾花、葛花、
撫子の花、女郎花また藤袴、朝貌の花」
(「尾花」はススキ、「朝貌」はヒルガオ科のアサガオ
ではなく、キキョウのこと)七草を並べてみると、
ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、
フジバカマ、キキョウとなります。

園芸品種のピンク色がかったフジバカマはたくさんあっても
自生の白い花、フジバカマは絶滅に瀕しているようです。
ちなみに兼六園に植えられていたものは、この白い花でした。

葉や茎を乾かすとクマリンという芳香成分を放ち、
中国では蘭草・香水蘭とも呼ばれ浴槽の湯に浮かべた
らしいので、これはぜひ試してみる価値アリですね!

最近、仕事に追われてギュウギュウ詰め!
ゆっくりお散歩もできない始末です。
そろそろ息苦しくなって来たので
どこかへ脱出計画を企てねば・・。

それにしてもこのフジバカマ、上品で落ち着いた
雰囲気は私の見習いたいところです。

お気に入りの朝顔。(8/20*月)

2007-08-20 | 植物大好き!

毎年、大好きなこの朝顔の種を植えています。
マルバアサガオの一種らしいのですが
ちゃんとした名前がないので自分でネーミングしました。
その名は『小花紫流し』。
紫色と白色のバランスがとてもきれいで楽しい!
家の前に植えたものは、ショウリョウバッタに食べられて
散々なのですが、天敵の多い畑では
見事にいくつもの花が咲いていました。


そう言えば先日、金沢21世紀美術館の前を通ったら
美術館全体を朝顔で包むプロジェクト進行中!で
そこには朝顔にすっぽりと包まれてしまった美術館がありました。

オオシオカラトンボ。(8/19*日)

2007-08-19 | 生き物大好き!
朝、山の畑へ行って収穫しました。
今日は、トウモロコシ、ニガウリ、ズッキーニ、
ミニトマト、キュウリ、ナス、ピーマン、ツルムラサキ、
ソーメンカボチャ、赤じそ で収穫箱がいっぱいになりました。

その後、畑の裏にある神社のまわりをお散歩していたら
オオシオカラトンボが交尾していました。
とても似ているのですが、シオカラトンボの方は、
オスのお腹の下の3/1くらいが黒いので
ここでオオシオカラトンボとは識別できます。
塩を吹いたような体色から名づけられましたが
メスはムギワラトンボとも呼ばれています。
そっと近づいて写してみました。

こうして少しの間、草の茎で休んでいたかと思うと
メスが小さな水の流れに尾をつけて
ピシャピシャ水を飛ばしはじめました。
産卵を始めたようすです。
メスが産卵しているあいだ、オスは空中で
メスを守るらしく、私が座り込んでいるそばで
2匹が寄り添いながら産卵行動をしていました。
あまり近すぎて写すのに苦労しました。
畑作業のあとのとっても楽しい時間でした。

(オスがメスの上で飛んでいるのが見えますか)

山中・鶴仙渓。(8/18*土)

2007-08-18 | 自然大好き!

今日は金沢から車で90分くらいかかる
山中漆器産業技術センターまで仕事で出かけました。
2回目になる今回も、山中漆器屋さんの
パンフレットのデザイン制作のお手伝いです。

早めに着いたので、山中町を流れている
鶴仙渓の遊歩道まで歩いてみました。
歩道の街路樹の下に咲いていたのは、キカラスウリの花。
こんな場所にたくさん咲いているなんて驚きました。



山中町は、山中温泉で有名ですが
名前のとおり、そびえ立つ山に囲まれた場所です。
その下を大聖寺川が流れていて、景色のいい場所は
鶴仙渓と名づけられ、渓流に沿って遊歩道が続いているのです。


鶴仙渓へ降りていくとすぐに目につくのは芭蕉堂。
古来、山中温泉を訪れた文人墨客は非常に多く、
中でも俳聖芭蕉は"奥の細道"の中で、
山中温泉の名湯であることを詠み、
その景観を賞しています。それを記念して作られた庵です。

キセキレイが気持ちよさそうに私を誘うのですがここは我慢、我慢!
ずっと渓流沿いを歩いていたかったけれど
仕事に遅れないように、Uターンしたのでした。

フキバッタ。(8/17*金)

2007-08-17 | 生き物大好き!
山で見つけたフキバッタ。
フキバッタの仲間はとてもたくさんいて
名前の特定は難しいのだと言う。
フキを食べるからフキバッタと呼ばれているようです。

見るからに羽が退化していて、飛べずに跳ねるだけらしい。
ほんとにとってつけたようなお粗末な羽ですよね。
それに比べて、お腹が大きくて長~いです。
近づいても動かずにじっとしていました。
けっこう、鈍い虫なのかもしれません。
それとも人間同様,暑くて動きたくないのか・・。

ブルーベリーの実。(8/16*木)

2007-08-16 | 家庭菜園大好き!
今、畑で色づきつつあるのはブルーベリーの実。
今年の実は、大きい!
後で摘んで帰ろうと思っていると
サッと目の前をかすめ飛ぶ姿が見えた。

ちゃっかりブルーベリーをくわえて飛んでいく、
その犯人はヒヨドリ!いつもはうるさい鳥なのに
このときは忍者のように密やかだった。

一度にすべての実が色づかないので
毎回少しづつ摘んで冷凍保存する。
たくさん集まったらジャム作りをしよっと!
ブルーベリーはジャムにした方が
色も味も楽しめるような気がする。

畑では、もう大きくなりはじめたカマキリや
オオシオカラトンボに出合った。
虫たちは案外、とても暑いこの夏を
満喫しているのかもしれないね。