8月15日は朝9時から専門家会議が行われました。韓国のオー先生を交えて
ヤイロチョウの調査研究の取り組みのそれぞれの発表があり、
その中で韓国のヤイロチョウとの比較などもしながら、
興味深い内容がたくさん話されました。
あっという間にお昼になり、地元のお弁当を食べたあとは、
高知市に移動して「わんぱーくこうちアニマルランド」で
約10年間ここで飼育されているヤイロチョウを観察。園長さんや飼育担当員から
興味深いお話も聞くことができました。ミミズを中心に食べているイメージのヤイロチョウですが、
果実を与えないと羽の色がくすむそうで、今は果物も与えているそうです。
自然界では、果実類もよく食べているのだろうというお話でした。
オー先生からは、ヤイロチョウは冬の寒さに弱いので
飼育室の冬場の室温をもう少し上げたほうがよいと提案がありました。
飼育されているヤイロチョウ。
オー先生たちによると羽色からこの個体は♀だということでした。
ここでも熱心なやり取りがありました。
園内で捕獲しているミミズの種類を
ミミズの研究者の南谷さんが同定しています。
最後に園長さんや飼育員の人も交えて
ヤイロチョウのブース前で記念撮影をしました。
「わんぱーくこうちアニマルランド」をあとにして、
今度はオー先生の講演が行われる「いずみの病院」のホールに向かいました。
夜6時からは高知市で【〜韓国と日本を結ぶヤイロチョウ〜】と題して、
オー先生の講演会が行われました。私たちスタッフは準備等で早めに入りました。
いよいよ講演会が始まりました。50席用意した会場は満席となりました。
まずは主催者である生態系トラスト協会の中村滝男会長の挨拶。
子どもたちも楽しく踊れるヤイロチョウのダンスの紹介をして、
みんなでヤイロチョウのダンスを楽しみました。
これは生態系トラスト協会のオリジナルの作品です。
いよいよオー先生から韓国済州島のヤイロチョウの
興味深いお話の数々がありました。
お話のあとに会場参加者との質疑応答があり、
オー先生がいろんな質問に応えられました。
会場からは熱心な質問が多くありました。
その後、オー先生と中村会長の対談へと続きました。
来年6月頃には韓国のヤイロチョウの「韓国スタディーツアー」も計画されるようで
もう「参加したい」という声が、あちこちから聞かれました。
*熱心に聞き入る参加者たち。
この夜は、関係者が集まって親睦会が行われました。
韓国と日本を結ぶヤイロチョウがこれから、より大きく羽ばたいて
人と人をつなぎ、素晴らしい未来を引き寄せますように!
高知の観光名所の「はりまや橋」で記念撮影をしました。
オー先生、遠いところまで来て下さり本当にありがとうございました。
関係者の方々、参加のみなさま、どうもありがとうございました。