しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

今年もエコプロ2017へ。(12/8*金)

2017-12-08 | 生態系トラスト協会ニュース


羽田空港から東京モノレールに乗って天王洲アイル、
そこから少し歩いて今度は臨海線アイル駅から国際展示場へ。
昨年に続き、私たちは2回目の参加です。



保護協定を結んでいる王子HDのブースで
保護活動のアンケートをとりました。
日に数回のヤイロチョウとイトウのミニ講演があり、
その撮影取材も行いました。



多くの子どもたちも学校の授業の一環で
訪れていました。



安倍昭恵夫人の姿もあり、ちょうど私のお隣にいらしたので
ヤイロチョウバッジとポストカードをプレゼントしました。



講演には今年も多くの人たちが足を止めて聞いてくれました。



講演を聴いた人には、今年も王子HDから
ヤイロチョウのストラップのプレゼントがありました。

保護されたヒゲガビチョウ。(9/11*月)

2017-09-11 | 生態系トラスト協会ニュース


先日、高知県の四万十ヤイロチョウネイチャーセンターに
持ち込まれたというこのヒゲガビチョウ。
日本では高知県の山奥にだけ繁殖している外来種。
数年前に天狗高原で見かけたことがありますが
こんなにはっきりと見たのは初めてです。

日本にはこれに似た鳥はいないので
すぐにガビチョウだと分かりましたが
誰かが山に放したものが野生化しているようです。
いつも身勝手なのは人間の方で、このガビチョウに罪はありません。
残念ながら、全身弱っていたため翌日死んでしまったそうです。

ブッポウソウの声で目覚める。(8/18*金)

2017-08-18 | 生態系トラスト協会ニュース


今回は毎朝、鳥類調査をするために一人で番小屋に宿泊しました。
ネイチャーセンターから車で約30分、山奥に入ります。
夜、暗くなって帰る時は道で野生動物に会うことも珍しくはありませんが、
今回は、ノウサギ、テン、ニホンシカなどに会いました。

最終日だった昨日の朝は、まだ暗い朝の5時過ぎから
ブッポウソウが二羽で巣箱争いをしているようで
声がうるさくて目が覚めました。
来年の繁殖のための取り合いでしょうか。何と幸せな目覚め!



ダム湖の風景は毎日変化があって飽きない風景でした。
この日は朝もやがかかり、幻想的でした。



早朝6時から歩きながら約90分の調査。
鳥の種類も毎日少し違うので面白いのですが、
それは自分の金沢のフィールドでも同様です。
真っ赤に咲くサルスベリの花が印象的。



ホオジロがさえずっていましたが、これからまた繁殖するのでしょうか。

宿泊していた番小屋を整理して、近くのコテージ・八色の森の家も
チェックして鍵をかけて、自分の荷物もまとめてセンターへ。



午後の帰りは須崎駅まで送ってもらいましたが
今回は行きもこの須崎駅で降りたのでした。



この須崎駅は日本で最後にカワウソが見られた場所で
カワウソがシンボルとなっています。
マスコットから顔を出して写してもらいました。
休みなく動き回った8日間でしたが学び多き日々でした。

講演会「韓国と日本を結ぶヤイロチョウ」。(8/15*火)

2017-08-15 | 生態系トラスト協会ニュース


8月15日は朝9時から専門家会議が行われました。韓国のオー先生を交えて
ヤイロチョウの調査研究の取り組みのそれぞれの発表があり、
その中で韓国のヤイロチョウとの比較などもしながら、
興味深い内容がたくさん話されました。

あっという間にお昼になり、地元のお弁当を食べたあとは、
高知市に移動して「わんぱーくこうちアニマルランド」で
約10年間ここで飼育されているヤイロチョウを観察。園長さんや飼育担当員から
興味深いお話も聞くことができました。ミミズを中心に食べているイメージのヤイロチョウですが、
果実を与えないと羽の色がくすむそうで、今は果物も与えているそうです。
自然界では、果実類もよく食べているのだろうというお話でした。
オー先生からは、ヤイロチョウは冬の寒さに弱いので
飼育室の冬場の室温をもう少し上げたほうがよいと提案がありました。



飼育されているヤイロチョウ。
オー先生たちによると羽色からこの個体は♀だということでした。



ここでも熱心なやり取りがありました。



園内で捕獲しているミミズの種類を
ミミズの研究者の南谷さんが同定しています。



最後に園長さんや飼育員の人も交えて
ヤイロチョウのブース前で記念撮影をしました。

「わんぱーくこうちアニマルランド」をあとにして、
今度はオー先生の講演が行われる「いずみの病院」のホールに向かいました。



夜6時からは高知市で【〜韓国と日本を結ぶヤイロチョウ〜】と題して、
オー先生の講演会が行われました。私たちスタッフは準備等で早めに入りました。



いよいよ講演会が始まりました。50席用意した会場は満席となりました。
まずは主催者である生態系トラスト協会の中村滝男会長の挨拶。



子どもたちも楽しく踊れるヤイロチョウのダンスの紹介をして、
みんなでヤイロチョウのダンスを楽しみました。
これは生態系トラスト協会のオリジナルの作品です。





いよいよオー先生から韓国済州島のヤイロチョウの
興味深いお話の数々がありました。
お話のあとに会場参加者との質疑応答があり、
オー先生がいろんな質問に応えられました。
会場からは熱心な質問が多くありました。
その後、オー先生と中村会長の対談へと続きました。




来年6月頃には韓国のヤイロチョウの「韓国スタディーツアー」も計画されるようで
もう「参加したい」という声が、あちこちから聞かれました。


*熱心に聞き入る参加者たち。

この夜は、関係者が集まって親睦会が行われました。
韓国と日本を結ぶヤイロチョウがこれから、より大きく羽ばたいて
人と人をつなぎ、素晴らしい未来を引き寄せますように!



高知の観光名所の「はりまや橋」で記念撮影をしました。
オー先生、遠いところまで来て下さり本当にありがとうございました。
関係者の方々、参加のみなさま、どうもありがとうございました。

ヤイロチョウの森、現地視察。(8/14*月)

2017-08-14 | 生態系トラスト協会ニュース


8月14日、午前11時に四万十ヤイロチョウネィチャーセンターに
ヤイロチョウの研究者たちが集合して、この日は現地視察を行いました。
メインのゲストは、韓国の済州島大学の博士でもあり、
韓国鳥学会会長でもあるオー・ホンシク先生です。
済州島に取材をして作ったパネルなどを熱心にご覧になっていました。



センターでの打ち合わせ風景。
ヤイロチョウのトラスト地を地図を参考にしながら説明を行いました。
このあと、ヤイロチョウの森に移動して現地視察を行いました。





トラスト地に到着して会長から説明がありました。



トラスト地の1号地を歩いて視察、
昨年も今年もここでヤイロチョウが繁殖した森です。
急峻な谷間を二つ歩きましたが、足を滑らせると怖い場所です。



同行の記者がカメラを落として、転がり落ちるカメラを
追いかける姿はあとで笑い話になりました。



ここはシーズンになると早朝調査をする駄馬です。
このトラスト地を訪れた人が「天国のベンチ」と名付けた場所でもあります。



駄馬を少し下るとブッポウソウの巣箱を掛けた場所があり、
ここにトラストの山々の説明看板があります。



駄馬から降りて観察小屋周辺を案内しました。
ここは繁殖期は立入り禁止としている保護区域です。



今シーズンヤイロチョウが確認された場所も周りました。



途中、ミミズの専門家がミミズを掘り出してミミズ談義も始まりました。



帰りにトラスト地のある下道の隣町の下津井に寄って、
ブッポウソウの巣箱を掛けている門脇さんに話を聞きました。
近くの赤い吊り橋をみんなで渡って渓谷美を楽しみました。
この吊り橋にも巣箱を掛けてありましたが、怖くはないのでしょうか。
あっという間に現地視察も終了!




夜は、オー先生の歓迎会。地元の皿鉢料理と
地元の酒蔵の「八色鳥」というお酒で話も盛り上がり、
交流も深めた楽しい夜となりました。

トラスト地の生きものたち。(8/13*日)

2017-08-13 | 生態系トラスト協会ニュース


今朝は少し曇り空でしたが、だんだん晴れて来ました。
今日の調査では19種を確認、ヤマガラ、ハシブトガラス、ウグイス、ヒヨドリ、
シジュウカラ、コジュケイ、サンコウチョウ、リュウキュウサンショウクイ、コゲラ、
ホオジロ、ハシボソガラス、カワラヒワ、セグロセキレイ、キジバト、オオアカゲラ、
カケス、メジロ、ヒガラ、トビ でした。



田んぼで顔を出していたヌマガエル。何とも可愛いです。



昨日のアゲハの幼虫も確認。こうして見るとブルーの斑点も美しい。
終齢幼虫になればアゲハの種類も確認できそうです。



道路で大きなミミズ(シマミミズ?)がいました。



干涸びそうなのでダム湖の斜面に移動させました。
ミミズの仲間はよく見るとキラキラ光ってきれいなものが多いです。



こちらは道で死んでいたハンミョウ。
羽の下も金属光沢なのが分かります。



ついでに番小屋の前の溝で死んでいたクワガタ♀。



こちらはトラスト地の看板を立ててあるスペース。
ノウサギのフン場になっているようで
毎日新鮮なものが置かれています(笑)



昨夜は、仕事を終えて一人でネイチャーセンターから車で30分の
番小屋に帰りましたが、部屋のゴミ袋でガサガサ音を出していたのは
このハツカネズミでした〜☆

朝の調査と観察小屋周り草刈り。(8/12*土)

2017-08-12 | 生態系トラスト協会ニュース




今朝も朝6時から鳥類調査。
今日は霧が立ちこめて幻想的な風景でした。



まだ月が出ていました。



今日のダム湖の風景。
確認できた野鳥は17種、キジバト、ヒヨドリ、メジロ、コゲラ、
ヤマガラ、ホオジロ、リュウキュウサンショウクイ、シジュウカラ、
サンコウチョウ、コジュケイ、ハシボソガラス、ウグイス、ハシブトガラス、
ブッポウソウ、カケス、ツバメ、カワガラス でした。





ひと休憩した後は、観察小屋周辺の草刈りをしました。
繁殖時期は立ち入り禁止にしていましたが、この時期まで入らずにいると
観察小屋が見えないくらいに草の丈が伸びていました。



丸木橋も見えなくなっていたので
ここも草刈りをしてすっきりさせました。



草刈り後の観察舎。



ユキモチソウが青い実をつけていました。



白い糸をつけたスケバハゴロモの幼虫。



透明なハート型の羽を持つスケバハゴロモ成虫。

汚れた看板を再生。(8/11*金)

2017-08-11 | 生態系トラスト協会ニュース


今朝は5時過ぎに起きて、
トラスト地に来たらいつも行っている鳥類調査をしました。
今朝、確認できた野鳥は18種。
コジュケイ、ホオジロ、ブッポウソウ、ウグイス、ヤマガラ、キジバト、
ハシボソガラス、ヒヨドリ、メジロ、サンコウチョウ、カワラヒワ、アオバト、
オオアカゲラ、コゲラ、シジュウカラ、エナガ、サンショウクイ、アオサギ。


*汚れて倒れてしまったトラスト地の看板

その後、理事さんや職員も入れて4人で、
トラスト地の看板が倒れて汚れてしまったので
キレイに立て直すことになりました。



汚れた枠を外して立て直しです。
私も看板表面をタワシでこすってきれいに磨きました。



午前中いっぱいかかりましたが、
きれいに看板がよみがえりました!
立て直した看板前で記念撮影をしました。

アンパンマン号と道の駅。(8/10*木)

2017-08-10 | 生態系トラスト協会ニュース


8月の三連休を前にして高知県へ。
いつものように岡山からアンパンマン号に乗って高知まで。
夏休みとあってアンパンマン号は子どもたちに大人気!
記念撮影する親子で賑やかでした。
私はと言えば、指定席が取れなかったのでヒヤヒヤしていましたが
何とか座れてホット一息!この電車は、ものすごく揺れるのです。



午前7時前に金沢駅を出て、須崎駅に着いたのは午後3時前、
ここから車で移動です。
途中、オープンしたばかりの道の駅「なかとさ」に寄りました。



海の近くの町なので海産物がいろいろありましたが
これは生け簀に置かれていた「長太郎」というカラフルな二枚貝。
金沢では見られない貝です。

この日、買い物もして仕事場のネイチャーセンターに到着したのは、
夕方6時半頃、相変わらず遠い場所ですが、
何とか今回もたどり着けました。

私の好きな蛾、イボタガ。(5/7*日)

2017-05-07 | 生態系トラスト協会ニュース


今朝、番小屋の前の網戸にとまっていたのは、このイボタガ。
久しぶりの再会です。
模様が目玉模様に見えるデザインがすごいですよね。
フクロウに似せているとか・・・自然の不思議さを感じます。



八色の家に掛けた巣箱では、ヤマガラのヒナたちが
日に日に成長しています。




そして今日から四万十大正駅前で
「ヤイロチョウ営巣発見80周年 巡回パネル展」を開催しています。
お近くの方は、ぜひご覧ください。

大きなラン、クマガイソウ。(5/6*土)

2017-05-06 | 生態系トラスト協会ニュース


ヤイロチョウのトラスト地では、
クマガイソウが地元の人に保護されて生息しています。
今回も見れる季節だなぁ!とふと思い出して訪れてみました。
ピークは過ぎたと言いますが、まだ美しく咲いていました。





漢字で書くと熊谷草。日本で最も大きな野生ランの花で
絶滅危惧種にも指定されています。



クマガイソウの切り花をその地元の方にいただいたので、
ただ今、ネイチャーセンターで展示してます。
それにしても個性的で不思議な形をした花ですね。

奥四万十・健康ウォーク。(5/5*金)

2017-05-05 | 生態系トラスト協会ニュース

*目的地に着いて集合写真を写しました。

四万十ヤイロチョウネイチャーセンターと四万十町観光協会の共催で
今日は「奥四万十・健康ウォーク」を行いました。






昔の森林鉄道跡のウォーキングトレイルをガイドしながら
野鳥の声を聞いてもらいながら歩きました。


まだ咲いていたサツマイナモリ。


かくれんぼしていたサワガニ。


ツチグリも見つけました。


往復約5キロの道ですが、初めて訪れた人たちには
とても印象的なトレイルの道のようで好評でした。
ウグイス、ヒヨドリ、エナガ、オオルリ、ミソサザイ、コゲラ、
ハシブトガラス、ハシボソガラス、キジバト
を確認することができました。

散乱した羽の持ち主は?(5/4*木)

2017-05-04 | 生態系トラスト協会ニュース


先日拾った羽はこれ!


拾って調べることにしました。
羽図鑑で調べてみるとどうもツツドリの羽のようでした。
渡ってきたばかりのところを襲われたのでしょうか。

今日は番小屋の近くで
ブッポウソウのペアらしき2羽が並んでとまっていました。
巣箱争いの勝負がついて他の♂は追われたのでしょうか。



観察小屋周辺では、キビタキやアカショウビンの声が聞こえました。




道ではサワガニの姿もありました。
そして、ユキモチソウが今日も魅力的。



小雨が時々降るお天気でしたが
三角山の新緑が美しい。



今日の確認した野鳥は21種でした。
ホオジロ、キジバト、ウグイス、リュウキュウサンショウクイ、コジュケイ、
ヤマガラ、カケス、カワラヒワ、ヒヨドリ、ブッポウソウ、センダイムシクイ、
クロツグミ、ハシボソガラス、アオバト、アカショウビン、キビタキ、
シジュウカラ、オオルリ、メジロ、カイツブリ、エナガ。

明日はダム湖沿いのウォーキングトレイルを歩く、
健康ウォークを行います。

トラスト地、鳥類調査二日目。(5/3*水)

2017-05-03 | 生態系トラスト協会ニュース


新緑の美しい季節です。
今朝の鳥類調査ではアカショウビンやツツドリの声も聞けました。
5時50分〜7時30分。観察できた鳥は、確認した順に21種でした。
ブッポウソウ、ウグイス、ホオジロ、キジバト、カワラヒワ、ヒヨドリ、
リュウキュウサンショウクイ、コジュケイ、ヤマガラ、ハシボソガラス、
クロツグミ、アオバト、ハシブトガラス、センダイムシクイ、シジュウカラ、
エナガ、アカショウビン、オオルリ、カケス、ツツドリ、メジロ。




トラスト地を歩くとユキモチソウがあちこちで咲いています。
ユキモチソウと同じマムシグサの仲間の仲間も見られますが
なかなかアートで美しいですよね。



オンツツジがダム湖周辺で華やかに咲いています。


ブッポウソウに再会!(5/2*火)

2017-05-02 | 生態系トラスト協会ニュース




今朝は早朝起きで下道の鳥類調査へ。
番小屋周辺では、朝からブッポウソウの声がにぎやか。
様子を覗いていると、巣箱の取り合いをしている様子で
追いかけ合ったり、2羽が絡んで地上に落ちたりしていました。
その上の枝では、オオルリがのんびりとさえずり、面白い風景でした。


ヤマセミの姿も確認して、今朝5時50分〜7時15分の鳥類調査では22種の確認。
ブッポウソウ、ホオジロ、ハシブトガラス、ウグイス、カワラヒワ、キジバト、
ハシボソガラス、サンショウクイ、ヒヨドリ、ヤマガラ、アオバト,シジュウカラ、
コジュケイ、オオアカゲラ、キセキレイ、リュウキュウサンショウクイ、キビタキ、
オオルリ、ヤマセミ、トビ、エナガ、カイツブリ。
途中、散乱した羽を見つけたのですが
猛禽の犠牲になったと思われる鳥は何だったのか
羽図鑑で調べてみようと思います。
(多分、オオアカゲラと思われる)

今日は下津井のブッポウソウの様子も観察に行き、
その様子を参考にして、ブッポウソウの巣箱を
番小屋そばに会長がもう一つ掛けました。




午後からは、5日の奥四万十・健康ウォークの下見をしてから、
道の駅四万十大正情報館にヤイロチョウのタペストリーを展示と、
とても忙しい一日でした。