しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

四万十川で出会った生きもの。(7/30*土)

2016-07-31 | 生態系トラスト協会ニュース

*四万十川を見下ろす高台から。

いよいよ今日から始まる自然体験キャンプ。
午前中は下見に回りました。


*夕方うす暗い時間帯に活動するというカトリヤンマ。
私は初めて見たような気がします。
薮に入ったらどこにいるのか分からなくなるような色彩。
なかなか渋くてきれいな色合いのヤンマで
すっかり好きになりました。


*石の裏に潜んでいた水生昆虫。


マムシが死んでいました。
この周辺は使わないことにしました。


午後からは参加者が集合して開会式がスタート。
司会進行役だったのでスタッフに自己紹介をしてもらって、
参加者たちにも自己紹介をしてもらいました。

その後は消防隊員が来て、安全講習。
次に野営のテントを組立ててから、四万十川で野外実習。
テナガエビやウナギの仕掛けの話を
地元の名人から聞いて、実際に参加者たちが仕掛けをしました。

*テナガエビの名人からお話を聞く。

*ウナギ捕りの名人から仕掛け方を教わる。


*川遊びを堪能しました。

夜はバーベキューのあと、
子どもたちと夜の昆虫観察をして
10時過ぎに今日の一日が終わりました。
星空がとってもきれいな夜でした。

トラストの森で鳥類調査。(7/29*金)

2016-07-29 | 野鳥大好き!


今朝はネイチャーセンターから移動して
7時からトラストの森で鳥類調査。
ブッポウソウの声がしたので探してみると
遠くの枯れ木に止まっていました。
小さなデジカメ精一杯の40倍のズームで証拠写真。


こちらは駄馬の近くに掛けた巣箱をブッポウソウが利用しています。
地上から3mくらいの高さに掛けたので、
まさかブッポウソウが利用するとは思わなかったそうですが、
ここで三羽が無事に育っています。

今朝、確認できた野鳥は13種。
ハシブトガラス、コジュケイ、ウグイス、ヤマガラ、ヒヨドリ、
キジバト、ブッポウソウ、ホトトギス、モズ、カワラヒワ、
メジロ、サンコウチョウ、コゲラ。
夏は鳥の姿や声はどうしても少なめですね。


今日は東京や九州から四万十町を訪れた一行が
ネィチャーセンターを来訪。
ヤイロチョウの映像を鑑賞してもらった後に、
ミニ講座を行いました。


ネイチャーセンターではいろんな展示をしていますが
これは海外取材をして制作したもの。
すべての展示デザインは任せられて私が手がけたものです。

今日はこれから昨夜仕込んだ昆虫用の樹液を塗りにいって
親子キャンプのお楽しみのひとつにします。
焼酎、バナナ、黒糖で作ってあります。


二万年の奇跡を生きた鳥「ライチョウ」。(7/28*木)

2016-07-28 | 読書大好き!


今日は久しぶりの仕事での高知入り。
いつものアンパンマン号で高知駅に到着しました。


*高知駅に飾ってあったクジラのしっぽ。

朝5時半に起きて、7時頃の電車に乗り、
高知駅には午後2時前に到着。
それから車で四万十町まで。
仕事先の四万十ヤイロチョウネイチャーセンターに
着いたのは寄り道もしていたので5時頃となりました。


乗り換え駅の岡山駅の
お土産屋さんではフルーツが並んでいます。
今回は、桃とマスカット。見た目も楽しいフルーツたち。
見ているだけでも楽しい。

そして、電車の中ではいつも読みたい本を持ち込みます。
今回はこの本「ライチョウ」。

中村浩志さんが調査研究されたものが
まとめられていて、とても勉強になります。

今日はこちらで打ち合わせを済ませてから、
明日の準備や段取りにかかります。


しっぽの切れたニホントカゲ。(7/27*水)

2016-07-27 | 生き物大好き!


いつものお散歩道、歩いているとガザゴソ音がして
飛び出してきたのはこのニホントカゲ。けっこう太っちょですが
色はまだ幼体の色をしています。そしてしっぽのない姿。

天敵に狙われたのか?
それとも気が小さい個体なら
驚くたびにしっぽを自分で落とすのか?
などと考えながら歩いたのでした。

しかし、この姿はなかなか痛々しい姿ですね。
何故か私の前を一緒に歩いていくのです・・。
もしかして私に同情を求めてる?
それともどうじょお先に!って意味?


キビタキの♂が巣立ちビナの世話をしながら
飛び回っていました。


大きな白いボールのようなシロオニタケ。
個性的なキノコで見ていて楽しいキノコです☆

憧れのミドリシジミ。(7/26*火)

2016-07-26 | 生き物大好き!

*ブルーのラインが魅力的☆

昨日、いつものフィールドをお散歩中に
出会ったのは、このミドリシジミ♀。
どうしてミドリと云う名なのにブルーなの?と
思う人もいるかもしれませんがこちらは♀タイプで
♂タイプの羽が美しいグリーン色なのです。
私もまだ♂タイプをじっくりと観察したことがないので
憧れの蝶です。シジミチョウの仲間は美しいものが多いので
ファンは多いですね。私の友人もかつてよく医王山に
チョウ採りに通っていたようです。


*羽を閉じた姿もかわいい。

私もチョウがとても好きだけれど、
こんなふうに偶然に出会えるのがうれしいかな。
それにしても虫たちのメタリックな美しさは
魅力たっぷりで、いつもワクワクしてしまいますね。

日本海に沈む夕陽。(7/25*月)

2016-07-25 | 自然大好き!


昨日は夕方、海に行きました。
いつもの海は出入り口が工事中だったので
私の住む金沢市から高松海岸まで車で走りました。

ゆっくり落ちていく夕陽。
曇空で期待はしていなかったのですが
けっこうきれいな天体ショーを味わえました。

波打ち際を歩いて、砂と波の感触を楽しみました。
小さな貝が波で洗われるたびに砂の中に潜っていました。

キブシの実の季節、梅干し作り。(7/24*日)

2016-07-24 | 植物大好き!


キゴ山で見つけたキブシの実。
春には黄色い花がかんざしのように垂れて咲くので
印象深い花ですが、実もたわわにブドウのようにつきます。

キゴ山ではクスサンの繭をたくさん見かけたので、
この幼虫もクスサンかと思いましたが
どうもオビガの幼虫のようです。何頭か見かけました。

終齢幼虫でしょうか。
むしゃむしゃと葉っぱを食べていました。


北陸は22日の金曜日に梅雨明けしました。
今日はさっそく漬け込んであった梅を干しました。
これから毎日、どんどん色づいていく梅を
見るのが楽しみです。美味しくなぁれ〜☆



キゴ山の下見散策。(7/23*土)

2016-07-23 | 生態系トラスト協会石川

今日は8月6日の観察会の下見で
スタッフが6名集まってキゴ山のコースを歩いてみました。
まずはビジターハウスで簡単な打合せ。


ギボウシの花がここではまだ咲いていました。

ナワシロイチゴの実を見つけてみんなで味見。


ホオジロやコシアカツバメの若鳥を
観察しながら歩きました。


ここでもクマの注意看板。


最後にみんなで記念撮影。
8月にはどんな生きものに会えるか
ワクワク楽しみですね☆

トラストの森ではブッポウソウが子育て☆

2016-07-22 | 生態系トラスト協会ニュース

*この巣箱ではもうかなり大きく育った
 ブッポウソウのヒナが3羽確認されました。

*こちらの巣箱は4羽のヒナ。

*こちらはまだ小さなヒナ3羽。

高知県四万十町で絶滅危惧種ヤイロチョウの
保護活動をしている生態系トラスト協会のトラストの森では、
ただ今、掛けた3つの巣箱でブッポウソウが子育てをしています。
それぞれ3個、4個、3個の卵が孵っているみたいです。

*いつものように高いところがお得意の西さんが担当して
 巣箱の中を確認。モモンガが使っている巣箱もあったようです。

今月28日から私も高知入り。
四万十ヤイロチョウネイチャーセンターの
自然体験キャンプの工作絵画の講師役で行きますが、
全体企画や下準備、鳥類調査、ブログ担当等もやっているので、
行くと朝から夜までスタッフ仕事でいつも大忙しです。

8/6には石川での初心者向け自然観察会が控えているので
そのときには、高知でのトピックスも伝えられそうです。

ゲゲッ、ゲゲッ、ゲゲッ、と鳴く
ブッポウソウの姿にもまた会えそうです。

今年はうれしいことにヤイロチョウも
トラスト地の番小屋付近で5/17に初鳴き、
営巣して6/26にヒナが巣立ちしたそうです。

キイトトンボと落ちていた卵。(7/21*木)

2016-07-21 | 生き物大好き!


今日は数年ぶりに山暮らしをしている友人を訪ねました。
4年ぶりぐらいに、やっと約束を果たせたかな。
ここは富山県南砺市小院瀬見、家の畑から車で25分の場所。


*友人宅前にいたキイトトンボ。


畑で初収穫のブルーベリーを少し摘んで、
昨夜作った笹寿司と杏仁豆腐がお土産です。
久しぶりに積もる話でいっぱいでした。


午後から学校から帰ってきた友人の息子(小3)と3人で
山道を散策。途中、カブトムシ探しをしたり、
落ちていた卵を拾ったり。


*長さ30ミリくらいの拾ったこの卵を調べてみると
どうもヒヨドリの卵のようでした。二個落ちていました。
カラスにいたずらでもされたのでしょうか。


*クマの注意看板も地域で文字や
 デザインが違うので面白い。

山の上で田畑をしているおじいさんの所まで歩いて、
おじいさんとおしゃべり。山の湧き水を飲ませてもらいました。
4軒あった家が、今はこの家だけになったそうです。
それでも山暮らしの一人の力はスゴいよね、と
友人と山暮らしについてもいろいろと話し合いました。
友人も過疎化が進む山の暮らしを絶やしたくはないという思いで
いろいろとアイデアを考えているみたいです。
まずは改築した古民家を見せてもらいました。
ここでコンサートや福光織物の再生を手がけていくようです。
これから訪ねて行く機会も増えそうな気がしています☆

黒い獣の正体。(7/20*水)

2016-07-20 | 生き物大好き!

*薮の中にいた黒い獣。耳が見えます。

最近、クマの話題が持ち上がっていて、
いい意味でも恐い意味でもクマを身近かに感じています。
今日は筋肉痛の足でフィールドをひと回り。
途中、黒い影を見かけて立ち止まりました。



どうもカモシカの若タイプのようでした。
お互いに少し離れた場所でじっと見つめ合いました。
いつも一人で歩き回っているので
これがクマだったら、こんなに冷静では
いられないかもしれませんね。


*もうセミの声がにぎやかで
 夏が来ましたね!!



イチゴ模様の虫の正体。(7/19*火)

2016-07-19 | 生き物大好き!

あらっ、なんてかわいい模様の虫でしょうか。
初めて見るこの虫に興味津々。
いつもの私のフィールドで見かけました。


さっそくワクワクしながらこの虫の名前を探そうとするのですが
図鑑を見てもネットを調べてもわかりません!
最初はゾウムシの仲間かと思って調べました。
甲虫、カメムシ類も調べましたが当たらず。
すっかり降参してしまって、以前もわからなかった虫の卵を
教えていただいた昆虫ブログ「むし探検広場」の
園長さんに尋ねてみることにしました。

さすがですね〜!ようやくわかったこの虫の名前は
シタベニハゴロモの幼虫とのこと。外来種だそうです。
「ビワハゴロモ類は、日本国内には生息しておらず、この種類も、もともとは、中国、台湾、ベトナム、インドなどに分布しているものです。シンジュの木(←これも中国原産)などをホストとしますが、近年、本来の生息地ではない韓国でも大発生し、国内では、2009年頃から、石川県の一部で発生が確認されているようです」などと成虫画像や文献も紹介していただき、詳しく教えていただきました。本当にありがとうございました!正体が分かってうれしいです。

ハゴロモ類にしては大きいので、どんな成虫になるのか
実物を見てみたいものです。
もしかして新発見?なんてことはやっぱりなかったね(笑)

白山登山2。(7/18*月)

2016-07-19 | 自然大好き!


室堂前の夕陽が沈む瞬間です。
雨の中、ここまで登りきった人たちから
大きな拍手が起こりました。
雨が止むだけで人は幸福感を味わえるのです(笑)


二日目は室堂で朝食を食べてラジオ体操をしてから
ゆっくり高山植物を愛でながら、イワヒバリの声を聞きながら
下山しました。霧で見えなかった視界が開け雲海も見えました。


チングルマのお花を足下に
遠く山々が見える大きな景色。



イワギキョウがかわいい。

途中、にぎやかな声がして空を見上げると
アマツバメの群れが飛んでいました。

70羽くらいの群れが通り過ぎて行きました。
こんな瞬間が幸せ。

久しぶりの白山登山。(7/17*日)

2016-07-18 | 自然大好き!



娘に誘われて数年ぶりの白山登山をしてきました。
天候が怪しいので迷ったのですが、
とりあえず市ノ瀬まで行ってみることにしました。

市ノ瀬に着くと雨が少し降り出しましたが
集まった登山者たちが行くのが当然!という雰囲気でしたから
その雰囲気にのまれて、私たちもかっぱを着て装備。
昨日の天気予報では、これから少し雨が止むはず・・・
と甘い判断をしたのでした。

しかし、雨に濡れた中でも高山植物たちに癒されました。

オレンジの花がひときわ輝かしい、小さなユリ、クルマユリ。

ハクサンフウロのピンクが何ともかわいい!

ニッコウキスゲもびしょ濡れの中で咲いていました。

歩いても歩いても雨は降りやまず、
ついに登山靴の中までびしょ濡れ。
体もぐっしょり濡れて寒かったです。
何とか室堂にたどり着きましたが、
それから少し高山病のような症状が出たので
お部屋で横になりました。
夕食も食べる気にならなかったのですが、
室堂で頭痛薬のケロリンをもらって飲んだら気分は回復。


不思議なもので室堂のお天気も回復して
青空が見えました!室堂周りのお花を見て歩いて、
このあと、夕陽が沈むのも鑑賞しました。それは次の報告に。

山村集落保存地区2。(7/16*土)

2016-07-16 | 自然大好き!

昔の蔵が歴史を物語っていました。


清流が美しい地域でした。
渓流沿いをガイドしていただいて
ずっと歩いてみました。




大きなヒキガエルに会いました。

十軒ある家のうちの一軒に、今はのぼさん一人が
お世話をしながら住んでいます。
昔ながらの田んぼや畑、山道など一人では面倒が見きれないので
国内外のボランティアにも入ってもらって
活動を支えてもらっているそうで、
海外の若者たちはとても真剣に取り組んでくれるそうです。
もちろん日本の若者も、まとめ役をしてくれているそうです。
若者たちがここの自然や地元の人たちと触れ合いながら
多くのことを学んでいるようでした。

山の奥での暮らしは自給自足が出来れば可能な訳ではなく、
日本と云う国に住んでいる限りは、お金がないと生活できません。
そのためにこの村での生活を諦めていった村人たち。
この村がこれからどんなふうに残っていくのか?は、
これからの日本の未来の問題でもある、と感じながら帰ってきました。
またいつか訪ねることができたらいいなと思いました。