しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

映画「ブーリン家の姉妹」。(11/30*日)

2008-11-30 | 映画大好き!
最近、忙しくてみたい映画を何本も見逃していました。
これも見たかった映画の一本、映画館を探したら
一カ所だけまだ上映していたので昨夜観てきました。

イギリスの王位継承にまつわる欲望渦巻く宮廷を中心に
ブーリン家の姉妹側からドラマティックに描いた実話です。
ファンタスティクな空想の世界もいいけれど
最近はノンフィクションの世界が好きです。

実際にヘンリ-8世の妻アン王妃が
反逆罪で殺されていたなんて
この映画を見るまで知りませんでした。
その娘、エリザベスが女王となることなど
あの当時、誰が想像したでしょうか。

女は実の娘であっても出世の道具、
世継ぎを産むという計り知れないような重圧、
そんな時代に生きた女性たちの哀しみや苦しみが
ブーリン家の姉と妹の葛藤を通して
ジ~ンと伝わってくるような重みのある映画でした。

版画工房へ。(11/29*土)

2008-11-29 | アート大好き!
昨夜は深夜までかかってやっと一つ仕事が出来上がりました。
今日は息抜きの日にして、版画友だちに誘われて
久しぶりに山の工房へ出かけてきました。

若手の版画作家さんがエジンバラ(スコットランド)と
ベルギーの版画工房に海外体験から戻られて
その報告会があったのです。(スコットランド紅茶付き)

むこうの風景は石の建物に囲まれた世界で、
石版(リトグラフ)が主流のようです。

どちらの場所でも、市民に版画は身じかで
親しみやすいもののようでたくさんの人たちが
あちこちにある工房を活用しているようでした。
子どもたちの姿も多く、そのまま作家に
育っていくことも多いのではないかと思えました。

作品づくりをメインにしている作家さんと
私のようなグラフィックデザイナーとでは
作品に取り組むスタンスが少し違うような気もしますが
来年から、また新しい技法にチャレンジしたりして
仕事の合間に作品づくりをしていくつもりです。

高台にある工房からは山々の紅葉が美しく
あたたかなセーターの色のように見えました。

コーヒーの実。(11/28*金)

2008-11-28 | 植物大好き!
友人のやっているコーヒー店へ行くと
お店の隅には大きなコーヒーの木があります。
赤い実をつけていて、もう何だかクリスマスのような雰囲気!
熟した実をもらってひと粒食べてみると甘い実でした。
へぇ~、知らなかった!!
中から出てきた種、これがコーヒー豆なんだ。

(種はコーヒー豆の形が2個合わさっています)
これを煎って飲み物にするなんて
たくさんの植物の中で「選んだ」のは一体誰なのだろうね。

マスターが「鳥を見に行こう!」という曲を
作詞&作曲して歌ったものをプレゼントしてくれました。
ウクレレに合わせて鳥の名前が
たくさん出てくる楽しい歌でした。
昔、仲間たちを誘ってみんなで野鳥を見に行ったのが
彼が鳥を見始めるきっかけとなったようです。
帰り際、私が得意なアオバズクの手笛をみんなで練習して
一瞬、街中にあるこのコーヒー店が何だか
山小屋になったような気がしました。

たわわに実るイイギリの実。(11/26*水)

2008-11-26 | 植物大好き!
クライアントとの打ち合わせ日で
東京からやってきた仕事仲間の親友とお昼に打ち合わせ。
その後、プレゼンテーションでしたが
今回はテーマが難しくて二人で苦労して創り上げました。
思ったよりスムーズにアイデアが決まりホッと一息。

その後、一緒に紅葉を楽しみに卯辰山へ行きました。
いつも一緒に山歩きを楽しめる相手です。
昨日見つけたカエデの大木も紹介しました。
午後の光を浴びてそれはもうキラキラ輝いていました。

(午後の森はこんな感じでした)

葉が落ちるこの時期に急に目立ち始めるのは
真っ赤なイイギリの実!
まるでたわわに実ったブドウの実のようです。

今日は夕陽がとてもきれいで
卯辰山の見晴らしのいい高台から
空の色の変化を楽しみました。

金沢では珍しいほど晴れ上がった日でした。

カエデのグラデーション。(11/25*火)

2008-11-25 | 自然大好き!
初雪も降り、霰も降り、
幾度か強風にあおられて何だか紅葉の時期は
もう終わったように感じていましたが・・。

今日はいつもの卯辰山のお散歩道で
葉を美しいグラデーションに染め上げた
カエデの大木を見つけました。
あまり見事だったのでしばしの間、鑑賞!

そのすぐそばには金沢三文豪のひとりである
徳田秋声の碑が建てられています。

ここは秋声の小説に描かれた場でもあるらしい。

先に歩いていくと今度は黄色い葉の絨毯に
陽が射してキラキラしていました。

宮澤賢治の童話などはこんな瞬間に触発されて
書かれたような気がします。

卯辰山の紅葉はもうしばらく楽しめそうです。

*そういえば今日はかえでちゃんという女の子が描いた、かわいい絵をまとめた画集をいただいたのでした。彼女は昨年天国に行っちゃったみたいだけど、その絵からは生活する楽しさがいっぱい伝わってくるのでした。彼女の絵を見ていて私も改めて生活というものを楽しもう!と思いました。

ユリカモメ。(11/24*月)

2008-11-24 | 野鳥大好き!
どんどん冬本番に近づいていますが
いつも冬になると港の方からやってくるユリカモメたち。

もう慣れたもので人が近づいても平気な顔をしています。
今日は7羽の群れでしたが
これからどんどん数が増えていきます。
ハシボソガラスに追われて鳴いている子もいました。
夏羽は頭が黒いのが冬羽では
こんな可愛らしい顔つきになります。

今日は曇空でしたが空気が澄んでいて気持ちよかった~。
遠くの山々が青く見え雪化粧が美しい。

いつもはなかなか顔を出さない白山も
今日は白い頂きを覗かせて輝いていました。

(奥のほうに見えるのが白山の頂き)

いつもの卯辰山のお散歩道を歩くと
カラ類がにぎやかでした。
今日会えたのは、トビ、ユリカモメ、ウグイス、シジュウカラ、
ヒヨドリ、モズ、エナガ、コガラ、ヤマガラ、キクイタダキ、
カワラヒワ、コゲラ、メジロたちでした。

茶婚式。(11/23*日)

2008-11-23 | 人間大好き!
花嫁のれんをくぐって入ります。

輪読会のお仲間の今日は結婚式でした。
壽屋という風流な町屋の建物の中での式、
いつもそばを通りながら中に入ったのは初めてでした。

(ことぶきせんべい)
式も茶婚式といい、お茶を飲み交わして
契りを交わすと云う茶文化のある
金沢ならではの式のようでしたが
長年金沢に住みながらも私も初めて味わう式でした。

(とてもシンプルにお抹茶を飲み交わす式)
披露宴も和の広間にテーブルセッティングされた
コーディネイトでまるで大正ロマンのような雰囲気。
流れる曲はジャズといった具合でした。

(乾杯は漆塗りの百品一首の句が入った杯でお酒を)

(加賀料理のじぶ煮)
新婦の猛アタックの裏話が暴露されて大爆笑の披露宴、
幸せいっぱいの新郎新婦の笑顔に
今日の式の参列者も幸せをわけてもらったような
ほんとにいい結婚式でした。
輪読会がご縁で結ばれた二人、これからも
歩いていく人生の中でたくさんの学びを
共に出来たらいいね。二人の門出にたくさんの幸あれ。

(和洋折衷の極みは和菓子を入刀、
この和菓子の色は加賀野菜の金時草を使ったもの)

秋深い医王山。(11/22*土)

2008-11-22 | 自然大好き!
先週、お天気が崩れる前に訪れた医王山。
紅葉がきれいでした。その画像を何点か載せますね。

上を見上げると、赤いツタの葉と
イチョウの黄色い葉のコントラストが美しかった!

ここから見る風景は新緑の頃もとてもきれいです。

大沼までたどり着きました。水面に映る山の姿がいいな~。

大沼からトンビ岩を見上げた風景。
もう上の方の木々は葉を落としていました。
あれから天候が崩れたのでこの紅葉の彩りも
今はもう消えてしまったことでしょうね。

11月の兼六園。(11/21*金)

2008-11-21 | 自然大好き!
お天気が悪くても観光客でいつも賑わっているのは兼六園。
もう雪吊りの準備も終えています。

今、兼六園の中で花を咲かせているのは冬桜と十月桜。
八重咲きと一重咲きの違いがあるようです。

この冬桜はピンク色が入っていて美しい。
冬の雨に濡れながら咲く花の様は
北陸らしいなぁと思います。

こちら有名なことじ灯籠は
紅葉のモミジと重なって秋らしい風情でした。
兼六園には、日本で一番古い噴水もあります。

小学生の頃、夏休みの宿題は何故かいつも
兼六園で水彩画を描いていました。
この噴水の前で絵を描いていたのが
ついこの前のようにも感じられるのですが
それはあまりにも図々しい時間の錯覚でしょうか。

兼六園のすぐそばの広坂公園には
中西悟堂さんの詠まれた歌碑があります。
この歌は白山頂上で創られたもののようで
石川県に悟堂さんが詠まれた歌碑は
この他にももう一つ羽咋市にトキの歌碑があります。

(金沢ふるさと偉人館の学芸員の方が
集まった人たちに歌碑の説明をしています)

るりびたき 鳴くはいまつの かさなりの 
しげみは暗し 日もさし入らず

「木食を偲ぶ」食事会。(11/20*木)

2008-11-20 | 食べもの大好き!
(大根寿司は麹を甘く発酵させ材料を揃えて漬け込みます)

(4、5日塩漬けした大根、塩揉みした人参、昆布、
ゆず、トウガラシ、一晩米ぬかを入れた水につけ
柔らかくした身欠きニシン、それらを甘くした麹で
はさむように漬けていき重石をして4、5日目から食べ始めます)

「木食」とは火を使わずに穀物を断って
木の実や草を食べる僧侶の修行の一つです。
野鳥の会の創設者でもある中西悟堂さんが
3年間この木食生活を行われたのにちなんで
先日の食事会ではそば粉、ドングリ、野菜スティックを
試食出来るようにセッティングしました。
「どれだけ質素な生活の中であろうが、人間は幸福感を
味わいながら生きれるのではないだろうか?」
これが悟堂さんが問うたものだったと記憶しています。

そのあとで、加賀野菜や地物の野菜を使った
手料理でみなさんをもてなしたのでした。
ここで当日のメニューを紹介すると、

悟堂の「木食を偲ぶ会」食事会

木食メニュー
一、そば粉
一、スティックサラダ(大根、人参、自家製味噌付き)
一、マテバシイ、スダジイ(可食できるドングリの実)

食事メニュー
一、金時草(加賀野菜)菊花のせ
一、生麩のお刺身(加賀素材)
一、大根寿司(加賀料理) 
一、えびす(加賀料理:寒天の卵とじ)
一、レンコン(加賀野菜)きんぴら
一、ソーメンカボチャ(地物素材)の酢の物
一、ぜんまい煮物(地物素材)
一、わらびの和えもの(地物素材)
一、春菊と水菜の白和え(地物素材)
一、鳥越そばだんご(地元そば粉)&ジネンジョ汁
一、大根煮物(地物素材)
一、たくわん煮(地物素材)
一、おにぎり(地物素材)
一、お寿司盛り合わせ
一、季節のデザート(リンゴの押麦クランブル)

*手作り・季節の果実酒
 クコ酒、アケビ酒、ゆず酒、
 グミ酒、山さくらんぼ酒  などでした。

私も加賀料理である大根寿司を作りました。
この大根寿司は冬に作って食べる郷土料理です。
かぶら寿司も同じようにして作ります。
こちらは昨日初雪が降り、ますます海の幸など
食べ物が美味しくなる季節となりましたよ。

「悟堂に学ぶ」(11/19*水)

2008-11-19 | 私の作品
*ポスター制作をしました。

11月15日に金沢ふるさと偉人館でのイベント
「悟堂に学ぶ」がありました。

その準備段階から関わっていたので、事前打ち合わせや
リハーサル、本番、懇親会、翌日の歌碑を訪ねるに参加、
また終わってからは書類の整理や今後の打ち合わせなどで
忙しくしてしまいブログはお休みとなってしまいました。
ご心配していただいたみなさま、どうもすみませんでした。
でもこれからも、お仕事などに追われたときなどは
ブログはちょっとお休みするかもしれませんので
ご了承くださいね。

定員を上回る参加者の方たちが北は青森、山形から、
関東や南は四国からと続々と集まって来られたのでした。

講演、オカリナコンサート、パネルディスカッションと
予定より30分オーバーをした盛り上がりで
無事イベントが終了!


夜は金沢・卯辰山のお寺、覚林寺さんをお借りして
悟堂さんの「木食」を偲ぶ手作りの食事会を催しました。
友人たちに助けられて参加の方から「最上級の食事会だった!」と
お褒めの言葉もいただきホッと一息、今回は全て地の素材を使い、
加賀料理にこだわってみたのでした。

*最後はオカリナ演奏にのせてみんなで歌も歌いました。

トルコの地酒イエニラク。(11/12*水)

2008-11-12 | 食べもの大好き!
トルコ旅行に行かれた方からのお土産は
トルコの地酒イエニラク。
アルコール度数は45度とすごく強いお酒ですが
香りが何とも言えずいい香り~。
氷で割ると白濁するお酒らしい。

この忙しいのが終わったら
このお酒で乾杯しようかな~。
氷を入れたグラスの中で白く濁っていく様を
眺めるのもなかなかオツなひとときかもしれない。

*写真は親友宅。2本入りだったので
 1本お裾分けをしました。

そば粉を食べる。(11/11*火)

2008-11-11 | 食べもの大好き!
友人から電話があって急遽11/15日のイベント
「悟堂に学ぶ」の中でのオカリナコンサートの
リハーサル練習を始めることになりました!

その前に木食(僧侶の修行の一つ)をされたと云う
悟堂さんを偲んで、15日の夜に催す「木食を偲ぶ食事会」の
試食でそば粉を練ってみんなで食べてみました。
美味し~い!手に入れたばかりの石川県鳥越村の新そば粉。
この日は他にも玄米粉や海藻の粉も食べてみました。

ワイワイがやがやと、その後は
大人の学芸会の練習のように楽しい時間だったのでした。

11/15、「悟堂に学ぶ」は金沢ふるさと偉人館で
午後1時から4字半まで、講演、コンサート、
パネルディスカッションが行われ私もパネリストとして参加します。

木食を偲ぶ食事会は金沢卯辰山・覚林寺さんで
午後6時から8時までです。参加されたい方はぜひどうぞ!
特にこの食事会(参加費:二千円)はたった1回だけの
手作りのスペシャルな食事会になるはずです。

*金沢生まれの中西悟堂さんは郷土の偉人で
歌人であり、僧侶であり、画家を目指した人。
後に日本野鳥の会を立ち上げた方でもあります。
日本の自然環境教育の第一人者でもありました。

香箱ガニ。(11/10*月)

2008-11-10 | 食べもの大好き!
11月7日、ここ金沢ではカニが解禁になって
近くのスーパーなどではいつもの魚売り場が
カニ一色になっています。

金沢で人気なのは香箱ガニ。香箱ガニは
ズワイガニのメスで、お腹にたくさんの卵を抱えています。
大きさは小さくても値段が手頃でカニ味噌が美味しい!

我が家でもさっそく食べてみました。
寒さがどんどん厳しくなるこの季節。
お魚やカニ、ナマコなど北陸では寒さと共に
どんどん脂がのった美味しいものがお店に並び始めます。
冬はすぐそこまでやってきましたね。

京都へ。(11/9*日)

2008-11-09 | 人間大好き!
(久々に京都駅に降り立ちました)

新潟から帰った翌日は、お仕事で大阪へ行きました。
大阪へ行った帰りに京都に寄りました。
昨年の春にご主人の転勤で金沢から京都へ
行ってしまった友人がいてまだ会えずにいたので
この機会に!と思って連絡を取り合っていました。

(別名:竹の寺とも言われている地蔵院)

(月読神社って名前が変わってる~!)

久しぶりに会って「どこ行きたい?」と聞かれて
ん~と、松尾大社、月読神社、鈴虫寺、地蔵院(竹の寺)、
それから京都国立近代美術館、錦市場も歩きた~い!
と云ったら、よし全部行こう!と言ってくれて
なんと全~部回ったのです。11時に会って夜8時まで
かなりの強行軍でしたが楽しかったぁ~!

友人と夕食のあと、帰ろうとしたらお茶も飲んで行こう!
と誘われ、大きなクリスマスツリーの飾られた京都駅で
ケーキセットを食べながらその日の始まりの笑える話に
バカ笑いしながらわいわいと過ごした時間。
おかげで久しぶりに訪れた京都を
思いきり楽しむことができましたよ!
持つべきものは友ですよね、また会いに行くからね~。

(京都国立近代美術館は平安神宮のすぐそばでした)

(最後に訪れたのは錦市場。市場を回るのが好き!)

(金沢にも生麩があるけれど京都の生麩は
ベーコンやらパンプキンまでありました)