日々、時間を見つけてウォーキングをしている。仕事に入ったらデスクワークで、パソコンの前に座りっぱなしなので体を動かすことが必要!と思って始めた。それがなかなか心地よくて、もう何年も続いている。我が家は浅野川の近くにある。川沿いにずっと歩道がついているので遊歩道の先まで歩けば往復40分くらいでとても手頃ないい距離だ。春は桜が満開、夏はセミが鳴き叫ぶ。秋には虫の声と落ち葉、冬は野鳥の観察もできる。この前まで暑い夏だったので夜の道を歩いた。時々、お月様やお星様を眺めてのウォーキングもおつなもの。最近は、娘たちにウォーキングに行こう!と誘われることも多い。すっかり我が家に定着したようだ。歩いているうちにどんどん頭から余分なものが消えていき、いつの間にか空っぽになる。ただただ、ひたすら歩く。これが気持ちいいんだなぁ。
今夜は,アマゾンの話&ミニコンサートの夕べだった。会の主催者が一緒に活動しているNGOの仲間なので、応援スタッフをするため友人と早めにチャリで駆けつける。今までも何度か今日のゲスト小浜さんからアマゾンのインディオの暮らしぶりの話をきいていたが、やっぱり何度聞いても自然と一体になって生きている人たちの話は心地いい。インディオたちが一番大切にしているのは、仲間と楽しむこと。死は、もと来た場所に帰るだけ(そこには恐れも哀しみもない)。生活の中ですべきというものがない,本当にしたいことだけをする。そして、困難にぶつかったときはみんなで笑い飛ばす。どうだろう。今の私たちの社会と、この違い!せめて自分の心の中にアマゾンの潤いを作りたい。そして、今夜はスタッフを始め多くの仲間たちと久々に再会することもできた。赤ちゃん連れの仲間もいて、その赤ちゃんのなんて無邪気で可愛いこと!抱きしめると命の鼓動が伝わって来る。ひとり一人が、この命をもって生きているんだね。
生協の商品とお付き合いを初めて20年。今は生協の『食と安全の探検クラブ』で中心で活動している。スローフードがテーマで、地物の野菜などを使って手作りのお料理を作ろうという提案だ。早いものでもう7年目に入る。生協の商品と言っても、昔ほどのこだわりが消えてしまってレンジでチン!の商品、出来あいもののおかずの商品も多い。ちゃんと選ばないと市販品とさほど変わりがなくなって来ている。我が家では,電子レンジを持たない主義なので昔ながらの煮る・焼く・蒸すの料理法だ。だから,素材や調味料に少々こだわりを持って選んでいる。ここでは,転勤族の若いお母さんも多く、少しでも手作りの楽しさと美味しさを味わってもらおうと思って企画している。今日のテーマは加賀野菜でサツマイモご飯、金時草の春巻き、レンコンの団子汁、ズイキの酢の物、サツマイモのアイスだった。最近の若い子のお弁当のおかずがすべてレンジでチン!のおかずに驚いたが,先日小五の娘の友だちのお弁当の中味もチン!一色で驚いた、それも複数の子が。食べるもので支えられている人の体。母の味を大切にしたいなぁ!少しでもいいから大切なこと、伝えていきたいなぁ!
煮詰まった頭をほぐすために、今日は息抜き。鶴来の昔ながらの酒蔵のある建物の中でやっている知り合いの写真展へ友人と。美しい風景が中心で特に空と雲が美しい。こんな風景の中にどっぷり浸っていたら,自分が人間である事も忘れてしまうかもしれない。以前は花などの植物も多かったけれど、どんどん視野が広がって今回は、空や雲やこの星を感じさせてくれる写真が多かったように思う。本人はただ目の前にあるものを写しただけと控え目なことをいっていたが、それだけではこんな写真は生まれて来ないだろう。彼の感性がとっても自然体で写したものなんだろうな。帰り道に鶴来の樹木公園を歩いた。車から降りた瞬間、気持ちのいい風が秋の匂いを運んできた。少し黄色く色づきだした樹木の葉、林道のわきに咲き誇るヒガンバナの赤い花、ヤマガラの群れを感じながらゆっくり歩くと体の中にも一瞬、涼し気な秋の風が吹いた。
*この桝野正博写真展は,今月末まで鶴来の萬歳楽本店でやっています。友人たちにも好評です。時間のある方はぜひどうぞ!(そこで売っている酒種のあんぱんも美味しいよ!)
*この桝野正博写真展は,今月末まで鶴来の萬歳楽本店でやっています。友人たちにも好評です。時間のある方はぜひどうぞ!(そこで売っている酒種のあんぱんも美味しいよ!)
知り合いからの紹介で,今日新しい仕事の打ち合わせをした。デザイン・広告の仕事相手はほとんどが男性の業界。最近は人柄がいい人?と仕事ができるかどうかが私の仕事の楽しさのキーポイントになっている。今日打ち合わせをした方は,とても感じが良かったので楽しく仕事ができそうだ。こんなときは“ラッキー”と心の中で感謝したくなる。内容はフリーペーパー。楽しい仕事になって、ずっと続いたらいいなと希望的観測。そういえばドイツでは、仕事をアーバイト(生活のためのお金を得る手段)とベルーフ(やりたい事・天職)の二つに分けて別物としてとらえているらしい。私のアーバイトはデザインの仕事。でもその中にベリーフも入っている。ベリーフは絵画教室や版画での作品づくり、自然保護のための活動、人と人をつなげる役、かな?いつか天職というものをひと言で答えられる自分になりたい。
あなたのアーバイトとベリーフは何ですか?
あなたのアーバイトとベリーフは何ですか?
秋の雨の日は、少しづつ秋を深めていく。何だか毎日忙しい日々を過ごしてしまっているが、こんな雨の日はちょっと体も心ものんびりさせてくれるのでありがたい。久々のお菓子づくりで、先日買った大きなサツマイモを今日は大学ポテトにした。この秋の味覚は子どもたちの大好物なのでアッという間に売り切れる。もう秋冬野菜も植えたかったので、小雨が降っていたが、白菜、キャベツ、ブロッコリーの苗を買って畑に植えて来た。無農薬で作っているうえに、山の奥の畑なので、毎年苗が虫に食べられて消えてしまう事もある。本当は毎日通って手で取ったらいいのだけれど、なかなか時間的に余裕がない。最近したい事は、たっぷりの時間の中で何もせずにただただ自然を感じていたい。忙しさにかまけていると、美しい紅葉も虫たちの最後の演奏も聞き逃してしまうのでご用心。そして、もうすぐ冬鳥たちがやってくる。
今週、投稿したものが新聞に載ったのでその文を紹介します。少しづつでも自分の思っている事を社会に発信していけたらと思っています。今回のテーマは『ウォームビズ』でした。
「クールビズがまずまずの成功で、今度はウォームビズと来た。保温性の高い服を着て、省エネをすることはとてもいいことだと思う。しかし、どこか流行を作って経済効果のみに喜んでいるようにも思える。根本のテーマは地球温暖化対策の一つであったはずだ。暖房や冷房で使う電気エネルギーをなるべく縮小し、二酸化炭素の放出を押さえるため。しかし、それだけしていても地球規模の温暖化への対策としては微々たるものだろう。私たちにできることは意外と多い。効き目のあるのは、何といってもマイカーの利用を減らしてバスや自転車にする。そして今でも街中で多く見かけるアイドリングをやめること。自分にできるいろんな事をして始めて、地球温暖化に貢献できるのではないだろうか。」
「クールビズがまずまずの成功で、今度はウォームビズと来た。保温性の高い服を着て、省エネをすることはとてもいいことだと思う。しかし、どこか流行を作って経済効果のみに喜んでいるようにも思える。根本のテーマは地球温暖化対策の一つであったはずだ。暖房や冷房で使う電気エネルギーをなるべく縮小し、二酸化炭素の放出を押さえるため。しかし、それだけしていても地球規模の温暖化への対策としては微々たるものだろう。私たちにできることは意外と多い。効き目のあるのは、何といってもマイカーの利用を減らしてバスや自転車にする。そして今でも街中で多く見かけるアイドリングをやめること。自分にできるいろんな事をして始めて、地球温暖化に貢献できるのではないだろうか。」
今日,版画の帰り道に湯涌の奥にある小さな湖のほとりを友人と歩いた。この場所には最近,人の出入りがあまりないらしく歩道には草が生い茂っていた。わき道にはピンクのツリフネソウが満開、ミズヒキも咲いていて秋の山野草の風情を楽しめた。足下を見ると,クルミの実が沢山落ちている。子どもの頃は、くるみ拾いにクルミの木のある場所によく通ったものだ。先日の,勾玉作りの時にその時代の人が食べていたクルミを石で割って食べてみる体験もしたが現代っ子の口には合わなかったのか,少し食べて捨てる子もいた。捨てられそうなクルミを親子で拾ってかばんに入れたのは我が家だけだったかも・・笑。帰って来てクルミの実が落ちてた話をしたら、子どもたちが取りに行きた~い!!と声をそろえて言った。秋のイベントとして、近いうちに我が家はクルミ採りに出かけようと思う。
朝の1時までかかって作品のアイデアを出していた。今日明日は木版画の作品づくりの日だったので、それを版に写して彫りだしたが途中で思うようにならずに、彫り進みができなくなった。それで明日は最初からやり直し。今日の仕事が無駄になってしまったが妥協はできない。たまには、こんなことも有りだろう。ワタリガラスの神話の最後のページは、『すべての命は繋がっている』という場面だ。いろんな生き物が一本の線で形づくられつながりあっている絵。今は人がすべてを支配しているようなこの星だけど、「すべての生き物はちょうど織物のようにつながり合っていて、人はその1本の糸に過ぎない。どんな行為も自分自身に対する行為となるのだ」というインディアンの教えや神話での言い伝えに私は深く共感する。自然から謙虚に学び、育む姿勢がこれからの人類に残された道なのではないだろうか。
小学五年生の娘のクラスのイベントで今日は勾玉作りをした。勾玉とは、縄文~古墳時代に装身具として使われていた日本独特の形をもったもので、その独特の形は、陰陽(太陽と月)を表す大極図を表す説、胎児の形を表す説、動物の歯牙を表す説があるそうだ。女性はそれを身につけると美しくなるとされ、男性は力が与えられるとされたらしい。今日は滑石という柔らかい石をヤスリでこすって形を作っていった。この他にも埋蔵文化センターからの持ち込みで、石器時代の石(矢じり、石斧、土器など)がいろいろと並べられ、眺めているうちにこの時代に行ってみたい感覚に襲われた。みんな人の手による手作り。自然の物を利用。支配、争い、戦い、さえなければなんて素敵な時代だったのでしょう。きっと、毎日の生活自体が自然からの贈り物。きっと人々は天に祈り神話を信じていた。きっと地球はまだ汚れのない美しいままだった・・・なんてどんどん馳せる想いが広がっていった瞬間だった。
先日、お見舞いに行った野鳥の会の先輩が亡くなった。まだ57才の若さで、会は惜しい人物をなくしてしまった。去年、胃を摘出して回復に向かうはずだったのに今年に入って再発。先月、調子が悪くなって入院してからあっという間の出来事だった。どんなふうに死に向き合い、受け入れていったのか。先月お会いしたときも笑顔を絶やさずヒョウヒョウとしていて深刻さを回りに感じさせなかった。それだけに彼の心中を察すると心が痛む。生きたい心と滅んでいく体。どこに妥協点を見いだせばいいのだろう?今日偶然、レバノン生まれの詩人ハリール・ジブラーンの詩集を読んでいた。その中に死についての一節があったので、ここに引用しよう。そして、彼の冥福を祈ろう。
死ぬとは風の中に裸で立ち 陽の中に溶けることではないか。
呼吸をとめるとは絶え間ない潮の動きからこれを放ち、
何の妨げもなく昇らせ、ひろがらせ、
神を求めるようにさせることではないか。
沈黙の川から飲むとき そのとき初めてあなたは真に歌うだろう。
山の頂きに辿りついたとき そのときこそあなたは昇り始めるだろう。
からだが土の中に横たわるとき そのときこそあなたは真に踊るだろう。
死ぬとは風の中に裸で立ち 陽の中に溶けることではないか。
呼吸をとめるとは絶え間ない潮の動きからこれを放ち、
何の妨げもなく昇らせ、ひろがらせ、
神を求めるようにさせることではないか。
沈黙の川から飲むとき そのとき初めてあなたは真に歌うだろう。
山の頂きに辿りついたとき そのときこそあなたは昇り始めるだろう。
からだが土の中に横たわるとき そのときこそあなたは真に踊るだろう。
宿泊ワークショップから戻るとすぐに電話があった。子分からのものだ。子分とは、広告代理店で仕事していた20代の頃に先輩後輩として知り合った女の子。まじめに現場の仕事を覚えようとする姿勢が気に入っていろんな事を彼女には伝えて来た気がするが、それより何よりただ二人は「気が合った」のだろう。人と人とのお付き合いはいろんな形があるけどこの「気が合う」感覚を私はとても大切にしている。私が出産でその代理店を辞めてからもお付き合いはもう20年くらいずっと続いている。もう女の子と言う年はお互いに過ぎてしまったが、きっと私にとって彼女は一生変わらぬかわいい『子分』なのだ。
今日は、ワークショップを学ぶ会wow-netの年に一度の恒例宿泊ワークショップに出かける日だった。以前にも紹介したように★ワークショップとは、(参加体験グループ学習。参加した人たちと協力しながら共に何かを作り上げていく場、発見していく場。)の意だ。この日のために計画を練って、担当者を振り分けて準備して来た。今年のメニューは、
1.ウォームアップWS*絵を描いて楽しむワークショップ
2.働くことについて考えるWS
3.みんなで読む『優しい時間』WS
4.体ほぐしのWS
5.私の体よ!大切な自分の体を守るためにWS
6.ペーシングWS(人のペースに会わせてみると)
7.未来の子どもへの贈り物WS
・・・と、楽しいものや深いテーマ、体を動かすものなどバラエティに富んでいる。このwow-netに関わって、WSを通して私はずいぶん多くのものを学んできた。いつかそんなWSをやってみたいと思う方はぜひ一緒に参加してみませんか。きっと新しい発見があるはず!
1.ウォームアップWS*絵を描いて楽しむワークショップ
2.働くことについて考えるWS
3.みんなで読む『優しい時間』WS
4.体ほぐしのWS
5.私の体よ!大切な自分の体を守るためにWS
6.ペーシングWS(人のペースに会わせてみると)
7.未来の子どもへの贈り物WS
・・・と、楽しいものや深いテーマ、体を動かすものなどバラエティに富んでいる。このwow-netに関わって、WSを通して私はずいぶん多くのものを学んできた。いつかそんなWSをやってみたいと思う方はぜひ一緒に参加してみませんか。きっと新しい発見があるはず!
仲間たちと無農薬のお米づくりを始めて3年目。今年も実りの秋が来た。お米を主食にしているのだから一度はお米作りがしたいと以前から思っていた。日本の子どもたちも、勉強より必要な体験はお米作りだと思う。きっと、普段、何気なく食べているお米のありがたさがしみじみと分るだろう。パンやハンバーガー、パスタもいいけど、やっぱり日本人の体にぴったり合っているのはお米。タイミング良く仲間に入れてもらってお米を作ってみると、楽しさと同時にいろんな大変さも分ってくる。特に農家の人たちは大変だろうなぁ。ここでは農薬も除草剤も使わないので、一番悩みどころなのは草取り。捕っても捕っても生えてくる草の猛威に立ち向かうのだ。そしてやがて稲の花が咲き、実を結ぶ。秋には収穫。成長を眺めて手をかけたお米は本当に美味しい!今年ももうじきそんな美味しいお米が食べられそうだ。
夕方、友人のFちゃんと一緒に我が家の畑へ。ちょっと油断したスキにズッキーニがお化けのように大きくなっていた。今年は実が黄色のものとグリーンのものと2種類植えた。梅雨時に一度は息絶えたと思われたのにそれから見事に生還した。いっちょまえの生命力だ。『きゃ~、でかい!』『これ食べれるのぉ?』『スゴすぎる~』ときゃぁ~きゃぁ~言いながらの収穫。重たくて太いズッキーニを持って車までの帰り道。お隣の畑を見るとケイトウの花が満開。漢字で『鶏頭』と書くくらい本当に鶏のとさかにそっくりだ。小学生の頃は鶏のトサカかはたまた脳みそに似たこの花が花の仲間とは思えなかった。だが時の流れは感性も変えるらしく、今はなかなか個性的な花だと思えるようになった。この畑の花は濃くて美しいピンク色。ビロードのような触り心地もなかなかだ。気がつくとFちゃんがケイトウの花の下をしごいて種をとり始めた。私はお隣さんが見ていないか思わずキョロキョロ。そして、彼女は私にむかってひと言「しらちゃんもとらないの?」。この花Fちゃんの花だっけ?と笑いながら、まぁいいか!!そんなこんなで楽しい畑タイムだった。さぁ、このオバケズッキーニ、煮て食おうか、焼いて食おうか?美味しいレシピをご存知の方はぜひ教えてね~!!