教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

弱音吐きます

2007年05月16日 21時49分39秒 | Weblog
 本日、教育史学会から投稿論文の結果が知らされてきました。
 結果はダメでした。
 査読結果を見て結構期待していたのですが、そもそも投稿前にはいくつかの理由で心配があった論文でした。第一に、学会の傾向にあまり見られない大ざっぱなテーマだったこと。第二に、学会発表時に、教育会研究者を除く教育史研究者からあまり反応がよくなかったこと。第三に、当初は投稿する気はなかったため、準備が十分でなかったこと。これらの理由からすると、まあ仕方ないかとも思います。
 あれから半年経って、問題意識が明確になってきてることもあるし、テーマを絞って再投稿してみようかと思います。ただ、結果が出るのは一年後か… 長すぎる! タイムリミットは今年度までなので、再挑戦するにしても計算のうちに入れることはできないのです。
 つまりこれで、今年度中に博論を書く夢が、3分の1見るメがなくなりました。残る投稿論文は、あと2本。ただ両方とも教育史分野の学会ではないので、採用されたとしても博論の要件としては弱い。今日の1本は、投稿論文3本のうちの1本であっても、意味合いとしてはもっと大きかったかも。
 学問の道は厳しい。ひとかどの人物になるまで、容易ではないし、近道もない。私が目指すところは、あと何年かければ到達できるのでしょう。博論を書く前に、タイムリミットが来そうです。今は何とかやってるけど、生活できなくなれば、到達する前に脱落しそうです。
 道をあきらめる気はないので、私はただ、やることをやるだけです。でも、弱音を吐かなくてはやってられない。怨み言を言わなくてはやってられない。だって、前へ進む力になる要素が、今はとにかく見あたらないんだもの。
 期待してただけに、ヘコんでしまいました。ぬか喜びはケガのもと。
コメント (4)
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