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世界ふれあい街歩き(リュブリャナ)

久しぶりにNHKの「世界ふれあい街歩き」を見た。
スロヴェニアのリュブリャナをやっていた。
スロヴェニアは、イタリアの東隣、
旧ユーゴスラヴィアの西端にある国だ。
といってもスラヴ圏だから、ここから中欧。
東欧へのスタート地点である。
とはいうものの、イタリアに近いので、街並みは
イタリアを彷彿とさせる。
しかし首都だというのに、この鄙びた感じはどうだろう。
そんなに人混みも無く、観光客も多くはなさそうである。
ユーゴの紛争の時も、この辺りはあまり被害は無かったのだろうか。
あまりよく知らないのだが、この街の人たちも、
意外と街の歴史に無頓着のように見えた。
中で、幼稚園の先生が園児たちを
近所の公園に連れていく場面があり、
子どもたちの可愛らしさと共に、
その先生の垢ぬけた雰囲気に驚いた。
こんなお洒落な先生なら、子どもたちにも好かれるだろう。
ちょっと日本では見かけないタイプの先生をスケッチしました。
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うたのイラスト(セシリア・Bの片想い)

隠れた名曲と言っていいだろう。
歌ったのは山瀬まみさん。
彼女がまだアイドル歌手(!)だった頃の作品。
今の彼女からは想像できない、と言う人もいるだろうが、
アイドル歌謡がもう下り坂になっていた中で、
彼女は懸命に「アイドルをやって」いた。
とは言っても私は全く詳しいわけではなく、
この歌はその昔、
引っ越しをすませてやれやれと一休みしていた時、
テレビで偶然聴いたのだった。
しかし、あまりにいい曲だったので忘れずにいた。
それがYoutubeでアップされていて、
久しぶりに聴き、その感想が間違っていなかったことを
確認したのである。
これは初恋の相手が列車で去って行く日の昼下がり、
見送りに行く勇気もなく、丘の上の踏み切りに佇んで、
花を置いて道に書いた「I love you」を読んでもらおうとする
内気な少女を描いた歌である。
真昼の明るい日射しと、少女の孤独と寂寥。
誰もが多かれ少なかれ経験する、成長過程にすぎない、などと
言ってしまえばそれだけのことだが、
それを実感を以て表現できるかどうか、が重要なのだ。
そして、作詞・松本隆、作曲・宮城伸一郎の佳曲を
山瀬さんは真摯に、見事に歌い込んでいる。
振付などは、私には(あくまでも個人的感覚で)
やや歌と方向性の違うものを感じるが、
山瀬さん自身はアイドルらしさを十分出している。
しかし何よりも、その図抜けた歌唱力である。
とにかく聴いていただきたい一曲。
時代が「取りこぼした」一曲である。
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