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似顔絵(真木よう子さん・「龍馬伝」お龍 2)(portrait YOKO MAKI 2)

龍馬に「お前の笑顔は誰よりも別嬪だ。」と言われて
お龍は恥ずかしさに店を飛び出し、
川端に佇む。
龍馬はすぐ後に出てきて、もう旅立つと言う。
いつ戻ってくるかも分からない。
あっけなく去ってしまった龍馬を見送ったお龍は、
「う・み」と一人つぶやき、
龍馬の教えてくれた笑顔を(これを別嬪だ、と龍馬が言ってくれたのだ)、
そっと練習するのだった。
このいじらしいシーンを、真木さんが繊細に好演していたので、
それをスケッチ。
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似顔絵(福山雅治さん:坂本龍馬 3) (portrait MASAHARU FUKUYAMA 3)

最近ちょっとしたきっかけがあって、
「龍馬伝」関係の絵を描くことが多い。
福山さんの絵もこれで3枚目だが、
今回はちょっとラフに、劇画調な感じになった。
これは船宿「寺田屋」に世話になりつつ女中として働くお龍に向かい、
「う・み(海)」と唇に力を入れて発音させ、お龍が笑顔になったと喜んで、
その顔さえしていれば女将さんも喜ぶ、と言った後、
「おまん(お前)の笑顔は、誰よりも別嬪(べっぴん)じゃきい。」と、
殺し文句をあっさりと言ったところの表情。
しかしこれを「殺し文句」というような手練手管と考えるのは間違いだろう。
なにしろこの時、龍馬は、海軍操練所が閉鎖されて
絶望の只中にいるのである。
それでも美しい人には素直に「美しい」と言えるところに
大きな人柄を感じるのは私だけだろうか。
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似顔絵(向井理さん・「ゲゲゲの女房」村井茂役) (portrait OSAMU MUKAI)

前から向井さんを描こうと思っていて、
やっと実際に描くことができた。
私自身、マンガ家に憧れたことがあるので、
(もっとも、私の憧れたのは、つげ義春さんとか、
高野文子さんとか、現在ならこうの史代さんなど、
寡作でユニークなマンガ家ではあるのだけれど)
このドラマはちょっと気合いの入るストーリーである。
向井さんが水木しげる(村井茂)さんになりきっていて、
こちらも感情移入してしまう。
だがあのすさまじい貧窮に耐えながら、
それでもマンガをあきらめず、
少しでも楽しい気持ちを忘れず(忘れたら、作品は作れない)、
頑張りとおす水木さんのその情熱には敬服するしかない。
私はアマチュアでマンガや絵を描いている者にすぎないが、
この姿勢は自分も肝に銘じたいと思う。
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