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似顔絵(福山雅治さん:「龍馬伝」坂本龍馬 5) (portrait MASAHARU FUKUYAMA 5)

先週の「龍馬伝」の龍馬は、けれん味たっぷりで、
格好良かった。
歴史通からはいろいろと注文があるだろうが、
私などは、子どもの頃ヒーロー物を見ていた感じを思い出して、
ひさびさにワクワクした。
武市半平太の投獄と岡田以蔵の拷問を知った龍馬は、
なんと土佐に密かに舞い戻る。
周到に下準備と段取りを踏んだ上で、
拷問を取り仕切っている後藤象二郎(殺された吉田東洋の甥)の前に登場。
棍棒のような太枝を肩に背負い、両腕をからませた、
不良ヒーローの格好で。
吉田東洋を殺したがは、わしじゃ。
武市が手柄を横取りして、あっぱれ切腹などされた日にゃ、
わしゃあくやしゅうて、くやしゅうて、たまらんぜよ。
武市と以蔵にかけられた罪を、自分の身に引き受けるための大嘘と大芝居。
いいじゃないですか、格好いいぞ龍馬。
しかも怒り狂って、切りかかろうとする後藤を
あっという間に組み伏せて、
「わしは誰にもつかまえられん。」と言い放って逃げる。
史実の空白部分をこんなふうに埋めてもいいんじゃないか。ドラマなんだし。
で、今回は後藤に向かって、暗殺の現場の詳細(調書をひそかに下調べした)を述べて、
吉田東洋が殺される直前まで付き添っていた人間の名を、
○○と、××と、△△と、と挙げたあと、
「そして、おまん(お前)じゃ!」
とドスの利いた声で、棍棒を突き付けて言い放つ迫力のシーン。
描いてみると、その鋭い眼光と精悍な表情に
やはりただ者ではない俳優だ、と感じる。
自分の画力がもどかしい。
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