里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

キクザキイチゲ 松島丘陵

2018-04-04 | 日記

松島町手樽地区、丘陵地の麓の集落道を山手へ上がって行くと、山側斜面にたくさんの
キクザキイチゲが咲いていました。
半開きの花が多いのは咲き始めたばかりなのか、或いは、フクジュソウ同様に日差しが
ないと開かない傾向があるのか・・
そういえば、ツボミの状態のものがありませんでしたから、咲き始めたばかりということ
ではないようです。そうすると、日差しのないことが影響しているのでしょうね。




                              二枚とも2018.4.1撮影

このキクザキイチゲやフクジュソウ、それにカタクリなどは早春のうちに葉を広げ、充分な日差し
を受けて効率よく光合成を行い、得られた栄養を使って開花・結実します。
そして、他の植物が若葉を広げて日差しが得られなくなると、地上部は早々に枯れてしまい、暑苦し
い夏は休眠状態でやり過ごします。
このように時間差を上手く利用し、他の植物と競合しないのは頭のよい生き方ですね。


                                  2018.4.1撮影

キクザキイチゲは2015年の4月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
キクザキイチゲの青い花



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