里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ホタルブクロの根生葉

2018-12-01 | 日記
南三陸町戸倉地区南西部、沢に沿った林道をどんどん上がっていくと、やがて沢音が
聞こえなくなり、谷を覗き込むと大きな窪地のような地形になっていて、水は流れていな
いようです。まもなく林道を上りきり、その先は下っていますからここが峠の頂ですね。
帰りは窪地の底を下ることにしましょう。

窪地一帯は閃緑岩や頁岩が風化した細かい砂礫が堆積していて、林道から見たとおり全く
水の流れはありません。雨が降っても、砂礫に浸み込んで伏流するのでしょう。




                            二枚とも2018.11.25撮影

窪地周辺は杉林になっていて、何本かの古い作業道が残されています。
その法面には砂礫が崩れ落ちてザレ場のようになっていて、何かの根生葉が群生しています。
葉を観察すると、ホタルブクロの茎葉に似ているような ?
葉はホタルブクロの茎葉よりも短い卵形ですが、基部が心形で、葉脈や鋸歯もホタルブクロ
のそれとよく似ています。

帰宅後、ネット検索でホタルブクロの根生葉と見比べると、前述の各部位の特徴が合致しますし、
葉柄に翼があるところも同じですから、ホタルブクロの根生葉で間違いないでしょう。


                                2018.11.25撮影

ホタルブクロは2016年の6月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
ホタルブクロ 石灰岩地に群生


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