里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

アラゲハンゴンソウ 帰化植物

2017-07-31 | 日記
一関市厳美町の小猪岡川上流域、小集落近くの県道を歩いていると、山裾の耕作放棄畑
に黄色い花が群れ咲いています。周囲を見渡すと、道路の法面にも咲いていますね。
同じ花のようですから、より近い道路法面の株で観察しましょう。
歩み寄るとアラゲハンゴンソウですね。農家の庭先から逸出したのでしょうか。




                             二枚とも2017.7.27撮影

よく公園や庭先に咲いているのを見かける花で、園芸界ではルドベキアと呼んで、真夏でも
元気な花が見られるとして、それなりに人気があるようです。
キヌガサギクとも呼ばれていますね。

先に記事をアップしたオオハンゴンソウの仲間で、同じく北アメリカ原産の帰化植物です。
我が国へは大正時代に観賞用として渡来しました。丈夫で繫殖力旺盛なため野に逸出し、
現在では四国以北で野生化しているようです。


                                 2017.7.27撮影
キク科オオハンゴンソウ属の二年草で、北アメリカ原産の帰化植物。
今では北国を中心に野生化し、日当たり良く乾燥気味の道端や草地、耕作地周辺などに生えている。
名のとおり、茎や葉など全体に粗い毛が生える。茎はまばらに分枝して、草丈は40~80cm。
葉は互生し、長楕円形で、浅い鋸歯がある。上部の葉はほとんど無柄、下部の葉は有柄。
花期は7~9月、枝先から長い花柄を伸ばし、黄色~橙黄色で直径8cmほどの頭花を付ける。
頭花の中心部に半球形で黒紫色の筒状花、その周りに8~14個の舌状花がある。
果実は黒色の痩果で、冠毛はない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿