丘陵地の高みを越えると、牧草地や水田が広がっています。
北から農道が上がってきていますから、ここは金成有馬地区なのでしょう。
水田の上手には小さな溜池があるので、あぜ道伝いに廻り込んで土手で野草観察。
ふと目を上げると、土手に被さっている小高木の枝先に、何かの実が生っています。
葉は倒卵形で、粗い側脈が直線的に葉縁に達する・・たぶん、マンサクの葉ですね。
早春の花は何度も観察していますが、実を見るのは初めてです。
二枚とも2016.7.20撮影
植物が種子を散布する方法には、単に落下するだけの重力散布から、種子に翼や冠毛
を付けて遠距離散布を狙う風散布、動物の被食、貯食行動を利用した動物散布などが
ありますが、マンサクの場合は機械的散布という方式をとるようです。
果実が成熟し乾燥すると、果皮による種子の締めつけが増し、あるとき突然「バシッ」と
音をたてて種子が飛び出すのだそうです。
飛散距離は3~9mと言われていますが、それが目の前で生じて種子が顔に当たったら
けっこう痛そうです。室内に持ち込んだ人は、種子が部屋中に飛散して大変だったとか。
2016.7.20撮影
マンサク科マンサク属の落葉広葉樹で、樹高2~6mの小高木。
北海道~九州に分布し、丘陵地から山地の林に普通に見られる。
樹形はやや広がった株立ちで、枝はすらりと斜上する。
樹皮は灰褐色で小さな皮目が多い。成木になると縦に不規則な割れ目が生じる。
葉は単葉で互生し、葉身は長さ 6~9cm、幅 5~8cmの左右不同の広倒卵形。
側脈は5~6対で、葉縁に達する。縁には波状の粗い鋸歯がある。
葉の表面は濃緑色で光沢があり無毛。裏面は淡緑色で、葉脈上に星状毛がある。
花期は2~3月で、花は束状につき、両性の黄色の4弁花。花弁は長さ1~1.5cmの
ややちぢれたリボン状の線形。萼片も4個、卵形で暗紫色。雄しべ4個、雌しべ1個。
果実は蒴果で、直径1cmほどの卵状球形。褐色の短毛が密生し、種子を2個入れる。
種子は長楕円体で長さ7~9mm、光沢のある黒色。
北から農道が上がってきていますから、ここは金成有馬地区なのでしょう。
水田の上手には小さな溜池があるので、あぜ道伝いに廻り込んで土手で野草観察。
ふと目を上げると、土手に被さっている小高木の枝先に、何かの実が生っています。
葉は倒卵形で、粗い側脈が直線的に葉縁に達する・・たぶん、マンサクの葉ですね。
早春の花は何度も観察していますが、実を見るのは初めてです。
二枚とも2016.7.20撮影
植物が種子を散布する方法には、単に落下するだけの重力散布から、種子に翼や冠毛
を付けて遠距離散布を狙う風散布、動物の被食、貯食行動を利用した動物散布などが
ありますが、マンサクの場合は機械的散布という方式をとるようです。
果実が成熟し乾燥すると、果皮による種子の締めつけが増し、あるとき突然「バシッ」と
音をたてて種子が飛び出すのだそうです。
飛散距離は3~9mと言われていますが、それが目の前で生じて種子が顔に当たったら
けっこう痛そうです。室内に持ち込んだ人は、種子が部屋中に飛散して大変だったとか。
2016.7.20撮影
マンサク科マンサク属の落葉広葉樹で、樹高2~6mの小高木。
北海道~九州に分布し、丘陵地から山地の林に普通に見られる。
樹形はやや広がった株立ちで、枝はすらりと斜上する。
樹皮は灰褐色で小さな皮目が多い。成木になると縦に不規則な割れ目が生じる。
葉は単葉で互生し、葉身は長さ 6~9cm、幅 5~8cmの左右不同の広倒卵形。
側脈は5~6対で、葉縁に達する。縁には波状の粗い鋸歯がある。
葉の表面は濃緑色で光沢があり無毛。裏面は淡緑色で、葉脈上に星状毛がある。
花期は2~3月で、花は束状につき、両性の黄色の4弁花。花弁は長さ1~1.5cmの
ややちぢれたリボン状の線形。萼片も4個、卵形で暗紫色。雄しべ4個、雌しべ1個。
果実は蒴果で、直径1cmほどの卵状球形。褐色の短毛が密生し、種子を2個入れる。
種子は長楕円体で長さ7~9mm、光沢のある黒色。
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