町の南側に、東西に延びる横道があって、奥が住宅地になっています。
その一角に空地があって、以前はイチジクや椿が植えられていましたが、数年前に
全て伐採され、今は10~20cm山土でかさ上げされています。
散歩で久しぶりに横道へ入っていくと、前述の空地に小さな黄花が群れ咲いています。
立ち入り禁止のロープを跨いで入り込むと、黄花は小ぶりのイヌナズナでした。
山土に種子が入っていたのかも知れませんね。
二枚とも2018.3.29撮影
名の由来はナズナに似ているが食用にならないことから、役に立たない植物に「イヌ~」
を付ける慣例からイヌナズナとなったようです。
イヌナズナは道端や空地などのように、土が露出している場所でたまに見かけますが、かなり珍し
い植物です。私も山村の道端や、耕作地のあぜ道など何箇所かで見かけたのみです。
北陸地方や西日本では、多くの府県で絶滅危惧種に指定されていますが、大都市圏での指定が
ありません。私の推測ですが、既に絶滅してしまったのかも知れません。
植物図鑑によれば、分布域は日本全土となっていますが、北国により多く自生しているようです。
二枚とも2018.3.29撮影
イヌナズナは2017年の3月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
イヌナズナのロゼット葉
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