登米市東和町米川地区の北東部で、二股川支流の上流域を踏査後、沢沿いの林道を
下っていくと、耕作地や農家が点在する場所に出ました。
耕作地は沢沿いに続いていますが、所々に耕作放棄地があり、既に若木の林になって
しまった場所もあります。
山裾の耕作放棄地で見かけたのが、ミヤマキケマンの新葉です。
葉が暗めの緑白色で、細かく裂けていますから容易に識別できます。
二枚とも2018.3.24撮影
ミヤマキケマンが属するキケマン属の種子には、エライオソームとよばれるアリを誘引する
物質が付属体として付いています。莢から種子が落下すると、アリが見つけて巣に運びます。
アリは巣の中で、種子に付いたエライオソームの部分だけを食べます。
種子そのものは食べられずに、巣内のごみ捨て場に捨てられたり、巣の外に土と一緒に放り
出されたりし、そこで時季がくると待って発芽するわけです。
このような種子の散布をアリ散布と呼ぶようです。
カタクリやスミレなども、この方式で種子散布を行っています。
〈アリの好物 キケマンの種子〉
2018.3.24撮影
ミヤマキケマンは2016年の4月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
群生するミヤマキケマン
下っていくと、耕作地や農家が点在する場所に出ました。
耕作地は沢沿いに続いていますが、所々に耕作放棄地があり、既に若木の林になって
しまった場所もあります。
山裾の耕作放棄地で見かけたのが、ミヤマキケマンの新葉です。
葉が暗めの緑白色で、細かく裂けていますから容易に識別できます。
二枚とも2018.3.24撮影
ミヤマキケマンが属するキケマン属の種子には、エライオソームとよばれるアリを誘引する
物質が付属体として付いています。莢から種子が落下すると、アリが見つけて巣に運びます。
アリは巣の中で、種子に付いたエライオソームの部分だけを食べます。
種子そのものは食べられずに、巣内のごみ捨て場に捨てられたり、巣の外に土と一緒に放り
出されたりし、そこで時季がくると待って発芽するわけです。
このような種子の散布をアリ散布と呼ぶようです。
カタクリやスミレなども、この方式で種子散布を行っています。
〈アリの好物 キケマンの種子〉
2018.3.24撮影
ミヤマキケマンは2016年の4月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
群生するミヤマキケマン
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