里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

シシガシラ 赤い新葉

2017-03-11 | 日記
林道法面や、山中の急斜面などに生えているシシガシラが、新葉を開き始めました。
芽出しの頃はもっと赤みが強いのですが、伸びだすと次第に赤みが消えていくようです。
また、ある程度日照が得られる場所に生える株の方が、赤みが強くでるようです。
日陰の株は殆ど赤くなっていませんでしたからね。




                                 2016.5.20撮影

シシガシラ科シシガシラ属の常緑性羊歯植物で、日本全土に分布する。
山道の路傍や斜面に生え、太い根茎がありる。
放射状に葉を広げるが、斜面に生えていることが多く、葉が谷方向に枝垂れ気味になる。
この様が獅子のたてがみに似ているとして、シシガシラと呼ばれる。
葉の長さ30~40cm、胞子葉と栄養葉の2型がある。
葉柄基部には褐色~黒褐色の鱗片を密生、中軸上にもまばらに付く。
栄養葉は倒披針形で先はとがり、下部はしだいに狭くなり、葉柄はごく短い。
葉身は1回(単)羽状複葉、羽片は線形で全縁、無柄、鋭頭、多数の羽片が相接して開出し、
基部は前側で多少広くなって中軸に合着する。
羽片の中脈は表面に浅い溝があり、裏面ではやや隆起し、全体が緑色の革質である。
胞子葉は栄養葉よりも高く立ち、羽片はずっと狭く、まばらに付く。
胞子嚢群は胞子葉羽片の裏面につき、羽片の両縁が巻き込んでそれを包む。





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