里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

オオタチツボスミレ 距が白色

2017-04-25 | 日記
大和町吉田地区の、吉田川支流沿いの林道近くで撮影したオオタチツボスミレです。 タチツボスミレと同じ類に属しますが、多雪地型の種ですから、奥羽山系寄りに分布します。 どこにでも生えるタチツボスミレと違って、山裾や段丘下の腐葉土が堆積するような、幾分 湿り気のある場所に生えていました。 花が赤みのある紫色ですし、後の距が白色なのがタチツボスミレとの相違点ですね。               . . . 本文を読む

タチツボスミレ 林道法面

2017-04-24 | 日記
大和町吉田地区の、吉田川支流沿いの林道を上がって行くと、道端や山側法面にたくさんのスミレが咲いています。淡い紫色の花で、地上茎が伸び始めていますから、タチツボスミレですね。平地から山地まで、よく見かける最もポピュラーなスミレですが、花数の多い株を見つけるとつい撮ってしまう、そんな魅力的なスミレでもあります。                            二枚とも2017.4.23撮影タチツ . . . 本文を読む

キリ(桐) 実と花芽

2017-04-24 | 日記
最初の写真は2月下旬に石巻市雄勝地区の峠崎を歩いた際、道路下法面に生えて いた桐で、既に黄褐色の花芽が付いていて、昨秋形成されたもののようです。 幹の直径が30cmほどもある立派な木でしたが、こんな風の強い急斜面に人が植えた とは思えませんから、風に運ばれた種子が法面で発芽したのでしょう。 キリの種子は小さくて軽い上に、膜状の翼が付いているので、風で遠くまで運ばれます。 十年ほど前ですが、古い茅葺 . . . 本文を読む

クマイチゴ 真っ赤な茎

2017-04-22 | 日記
登米市東和町米川地区で、伐採跡地の林道や作業道を歩いていると、真っ赤な茎の 木いちごの木が生えています。 まさに真紅の木で、私に命名権があるとしたら陸珊瑚(オカサンゴ)としたいくらいです。 あちこちで見かけるニガイチゴよりも丈が高いですから、クマイチゴでしょうね。                              二枚とも2015.3.6撮影 ここでは林道があるので助かりましたが . . . 本文を読む

クマワラビ 小羽片に小じわ

2017-04-22 | 日記
山中の岩場や林道沿いの崖を通るとき、何か希少な羊歯がないかと探すのが、 いつもの習慣になっています。 この羊歯は何度も見かけていて、特に希少性があるわけではないのですが、 小羽片にシワのような筋があって、他とは違うので名前を調べなければと思いつつ、 何年も放置していた羊歯なんですね。 今年になってからも、常緑性だから急ぐ必要はないとのんびりしていたので、 雪が降って葉が傷んだり、倒れ伏してしまった . . . 本文を読む