ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

一昨日のニュースで・・・・

2016年06月06日 01時49分11秒 | ちょっと休憩
色々なことを思い出しました。

古い話ですが私の子供の頃は娯楽と言えば「テレビ」「スポーツ」「海や山遊び」です。

テレビではスポ根マンガ、新喜劇(当時は吉本より寛美さんの松竹が人気でした)、スポーツくらいしか見ていなかったような気がします。
チャンネルも少ない時代ですものね。


スポーツと言っても一番人気の野球と自分もするサッカーが主で他のスポーツはオリンピック以外では中々見ることも叶いません。

他の娯楽と言ってもネットもありませんし、携帯もありませんから情報は限られていたのです。

殆どが日本国内のものでしたが、なぜかボクシングの世界戦、しかもヘビー級だけは大々的にやっていまして・・・・・




つまりモハメド.アリさんは英雄だったのです。

子供心に「あれ、カシアスクレイって名前だったやんなあ」と呆けにとられていたりしました。

しかし、ジョーフレイジャーやケンノートンと言った彼のライバル、そしてジョージフォワマンとの「キンシャサの奇跡」も噛り付いてみていました。

後日、辰吉丈一郎のステップを見て「アリみたい」と思ったものです。

反戦を唱え、差別を嫌い、オリンピックで得た金メダルさえ池に捨て、世界チャンピオンの座も反戦の為、3年半も明け渡すという「○添知事」とは大違いの気構え。

アントニオ猪木さんとの異種格闘技は異論噴出でしたが、まさに「本気」を感じさせる「凡戦」

考えさせられました。


あまりにも有名な「超のように舞い蜂のように刺す」は世代を超えて知られていますし、色々なシチュエーションで使われます。

通常、アメリカ国内の巨大なスタジアムなどでする試合をキンシャサ=当時のザイールでやったり、マニラでやったり。


偉大な人を失いましたが、あとを追う後継者は誰なのでしょうか?

いやボクシングではなく、社会に対する発信力を持つ人。

地位にしがみつかない、大事だと思ったら即座に行動。



私は代わりにはなれませんが、自分の器の中で「近づきたいな」と思います。


            樋口誠