ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

林 實先生

2017年09月05日 01時36分27秒 | サービス
大正8年生まれといいますから私の父の3歳上。
生きていれば98歳になられるはずです。

私が高校を出て通った「東京YMCA国際ホテル専門学校」は高田馬場にありました。

ホテル科、観光科、そして専攻科がありまして、高卒の私は2年生のホテル科。

何しろ「大学受験なんて学校や先生の体面で受けるのなんてマッピラやゴメンや~~」と言って受けた学校ですので、私としては珍しく頑張って授業を聞いていました。

しかし、この「林 實」先生がいなければ、もっとサボっていたかもしれません。

この先生、数々の政府系の要職をこなされ、世界事情に通じている第一人者ということで我がホテル学校の「作法」の授業と専攻科の「課外授業」を受け持っておられました。


簡単に言うと「鬼」


多くの専攻科の学生は「鉄拳」「罵倒」「退学宣告」「無慈悲」な今では考えられない仕打ちを受けており、ホテル科の私達でも、それに近い仕打ちを感じていたのです。

しかし、言うこと全てに説得力があって私は大好きでした。

先生の自宅で受ける課外授業は専攻科のみが対象でしたが、何故か私も呼ばれたことがあります。


先生の授業で思い出深いのが

パンツ講演=パンツ一丁で3分±10秒でスピーチをする

大声講演=一字一句を大声で3分±10秒でスピーチをする

頭板=各自一枚ずつ木の板を頭に乗せ歩き、階段を上り下りする

などの授業です。

パンツ大声講演などもありました。


私には滅茶滅茶楽しい授業で、今の自分の基礎が出来たのはココに違いありません。


そして「作法心得」

「樋口よ、お前に作法なんてあるのか?」とお叱りを受けそうですが、実は私の動作はこの本に影響を受けた部分は少なくないのです。

あ、今は風化している部分もありますが・・・・

今でも時折見返します。(一部紛失しています・・・)


気になる方はお申し出ください。お貸しします。



この写真をご覧になった私の年齢の前後10歳位の卒業生は「わあああああ、懐かしい‼‼」って叫ぶ声が聞えそうです。


          樋口誠