ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

ワインのことは………

2021年03月03日 00時27分52秒 | ワインの事
「ブルゾンちえみwithB」は解散しましたが、印象的なユニットでした。

主役のブルゾンさんとそれを引き立てる男性2名。

そむりえ亭のサブタイトル「ダイニング ウィズ ワイン」も同様で「お食事ありき」

ですので、あまり単体のワインのことを書かないのです。

でも、たまには面白いワイン、と言うか「追いかけてる」ワインに少しだけ触れておきたいと思います。

徳島で井下奈未香さんと言う女性が栽培、醸造しているワイン。

阿波市のデラウェアを足で潰し、皮ごと醗酵させた所謂オレンジワインです。

その名も「Renata」=再生。

2018年ヴィンテージから造られていますが、これは2020年8月収穫のものです。

ま、言ってみれば「出来立てほやほや」ですね。

醸造の際に出来る「澱」ごと瓶詰されていますので、瓶を揺すると濁りますし、瓶の底のものは少しざらつきも感じます。

過去2ヴィンテージ(2018、2019)で解ったことは「この澱はエネルギーだ」ということです。

出来立てを頂いても、それなりの個性を感じますが、3か月、6か月、1年と置いていると見事に進化します。

小学生から中学生、そして高校生。

私の場合、シャンパンがそうするようにルミアージュ(動瓶)をして澱を溶け込ませます。

そして時を経て「旨味、まろやかさ、深み」が増幅する、ということをまざまざと思い知らされます。

勿論、料理に合わせての提供です。(デキャンタしますので澱は入りません)

その成長と変化は子供のない私には子育て替わり。

さて、まずは出来立てのを今月お勧めしようと思います。

その味わいを記憶頂いて、数か月後に再度ご賞味頂ければ楽しいと思います。

大量生産のものではありませんので、ご予約の際に「徳島のん、試したい」とお申し出くださいまし。


と言いながら、今日3日はお休みです。

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           樋口誠