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 樋口誠

ドメーヌか?ネゴシャンか?

2023年10月07日 00時30分07秒 | ワインの事
表題の件、よく論じられるところ。

主にブルゴーニュで言われることです。

超有名な生産者の多くはドメーヌ=自社畑の葡萄を自らワインにし、いわゆる大手はネゴシャン=買い付けた葡萄や熟成前のワインを製品化する、という構図だと思われます。

どちらも一長一短。

自社畑の持ち主はどんな年でも使わざるを得ませんし、ネゴシャンはええとこどりが出来る、とも言えます。

逆にネゴシャンが欲しいと思っていても「いっちゃんええのんは自分で使うで」と廻してもらえないこともあるでしょう。

そんな中でも買い葡萄で素晴らしいワインを造ることがあります。

「ドミニクローラン」然り、「ルシアン ル モワンヌ」然り。

それぞれワイン界で存在感を示しています。

その「ルシアン ル モワンヌ」は「マイクロネゴシャン」と言われブルゴーニュで名を挙げました。

それだけで名声を博しているのに、南ローヌのシャトーヌフ デュ パプに土地を買い、自分の手でワインを造ることにしたのです。


名を挙げたブルゴーニュではネゴシャン、新たに興したローヌではドメーヌ。

面白い取り組みです。

これまでに少しですが彼ら(夫婦でやっていますので)のワインを使いましたが、中々のものです。

お試しいただければと思います。


           樋口誠

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