新田次郎の本といえば、やはり時代ものが多いし
私自身、そのたぐいの本を読んでいる.
日本の最後の未踏峰である「剣岳」を取り上げているのは少し奇異な
感じもしたが、富士山頂、槍ヶ岳開山等の著書からすれば自分の勉強不足
だったことが分かった.
新田氏は、気象台勤務の経験から、具体的な推測も可能だったんですね.
丁度今映画化しているので読んでみました.
(文春文庫「に134」ブックカバーより一部引用させて頂きました)
この本は、小説ではあるが、半分以上は史実だと思う.
著者新田氏はかなり多くの情報を集めている.
当然主人公初め登場人物は全て実在の人である.
当時(明治40年前後)でも地図を作る測量官の詳細はあまり知られていない.
まして現在では別の世界みたいな感じがする.
でも普段見る地図は彼らの大変な苦労の結果なのだ.
足場が厳しく、大きな荷物は運べないので、残念ながら、
永久施設である3等三角点は無理だったためやむなく4等三角点となる.
4等三角点では臨時のもので、正式記録は残らない.
無念だったと思う.
著者は、登頂成功と思われる前後の日の詳細な気象状況を調べ、
この日以外はあり得ない、、ということで
登頂日を特定しているあたりは、根拠のある推測だと思う.
現在なら遊び、趣味の登山ですが、当時は軍事的要素もあり、
更に、古来の信仰がからみ、複雑だったんですねえ.
私自身、そのたぐいの本を読んでいる.
日本の最後の未踏峰である「剣岳」を取り上げているのは少し奇異な
感じもしたが、富士山頂、槍ヶ岳開山等の著書からすれば自分の勉強不足
だったことが分かった.
新田氏は、気象台勤務の経験から、具体的な推測も可能だったんですね.
丁度今映画化しているので読んでみました.
(文春文庫「に134」ブックカバーより一部引用させて頂きました)
この本は、小説ではあるが、半分以上は史実だと思う.
著者新田氏はかなり多くの情報を集めている.
当然主人公初め登場人物は全て実在の人である.
当時(明治40年前後)でも地図を作る測量官の詳細はあまり知られていない.
まして現在では別の世界みたいな感じがする.
でも普段見る地図は彼らの大変な苦労の結果なのだ.
足場が厳しく、大きな荷物は運べないので、残念ながら、
永久施設である3等三角点は無理だったためやむなく4等三角点となる.
4等三角点では臨時のもので、正式記録は残らない.
無念だったと思う.
著者は、登頂成功と思われる前後の日の詳細な気象状況を調べ、
この日以外はあり得ない、、ということで
登頂日を特定しているあたりは、根拠のある推測だと思う.
現在なら遊び、趣味の登山ですが、当時は軍事的要素もあり、
更に、古来の信仰がからみ、複雑だったんですねえ.