梅雨に入ったせいか、今日は、小雨ですが
なにか納得という感じです.
お昼頃は雨が一時的に止んでいましたので
一駅下車して、少し歩きました.
これから、一か月半位はこういう天候
でしょうけど、体調管理には、積極的に
梅雨の合間を有効に使う、、ということでしょうか.
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久しぶりに読んだ本の御紹介です.
真山仁著「マグマ」、、、
真山氏は、「ハゲタカ」で有名な作家ですが、
本書も至るところから、細かい専門的なアプロ-チの
表現がみられます.
電力発電の手段として、反原発として、火山大国日本の
地中内部の膨大なマグマのエネルギ-を利用した
地熱発電する、、、
これだけ膨大な地熱が期待できる日本にあって
何故、それほどの大きな発電ができていないのか?
(角川文庫 ま29-1 ブックカバ-から一部引用させて戴きました)
いろんな角度からの物語は進んでいますが
私の一番感心したことは、この本は、東日本大震災の
2011.3.11よりずっと前の、2006年1月に
書かれている、、ということです.
脱原発、、こういう言葉は、全て、3.11以降の
話ですが、真山氏は、5年以上も前に
脱原発のための、発電手段である、地熱利用の
発電のことを、既に取り上げているのです.
この本は、フイクションですが、いろんな
所で、真実味があります.
特に、根深い原発推進派の工作、金、権力争い、
等からの、地熱発電つぶし、、、
読んだ結果、日本の国立公園に眠る
膨大な地熱エネルギ-は、大いに活用すべきだ、、
という結論を個人的には得ました.
観光協会、温泉等には、ありがたくない
ことかもしれませんが、放射能の怖さ、
確実に起こる原発事故、、半減期が、2万年!、
等を考えたら、是非マグマを利用した発電は
やって欲しいです.