今日は、先日11月4日、NHKBS1の「人体ミクロの大冒険」を
紹介しよう。
人間の学習することを、細胞学的に説明している。
少しややこしい話になる、、、あ、そういう話はオミット、、
という方は、どうぞパスしてください。
人の神経細胞は、800億にも及ぶ。
生まれたばかりの赤ちゃんは、スパインという伸び縮みできる
電気信号をつなぐ回路を、1神経細胞当たり、1万個も
持っている、、
これは生まれた時から1年未満位まで持っているもので、ものすごい
学習能力が可能である。
残念ながら、2歳、3歳過ぎると、このスパインは
活動しなくなる。
理由は、スパインを継続には、大量のエネルギーが必要になり
維持できないため、自ら活動停止する、、
活動停止にしないと、丁度、アルツハイマー病みたいに、
脳の空洞化になる。
それを避けるため、自分を守っているのだ。
そういう意味で、スパインは継続できない。
人間の頭脳は、五感(触、臭、味、視、聴)は、比較的
早い時期に成熟する。
成熟まで一番遅いのが、前頭葉(判断、計画)。
ここからが、今日のお話。
では、年取ってしまったら、学習能力はどんどん
不利になっていくのか?
アメリカで、子供に楽器を演奏させてみたところ
学習能力が、大きく向上した。
「ハーモニープロジエクト」という。
何故か?
楽器演奏すると、神経伝達回路が増えて活発になり
繰り返して使うと、太くなり、高速化する。
これを「ミエリン化」と言う。
↓写真の緑部分、、神経伝達回路が太く活発になっている所。
前後の差は明らかだ。
使わないと、消滅する、、
これって、楽器演奏することに直結している。
むつかしい演奏を何回も挑戦していくうちに
できるようになる、練習頻度が落ちると
忘れる、、神経細胞的には、伝達回路が切れる。。
人間の学習は、ミエリン化が関わっている。
自分の能力、この人ならでは、、の能力は
ミエリン化の働きなのだ。
↓ミエリン化の回路部分(写真の緑色部)は、伝達速度は
しかも、超高速、、
だから、すごい演奏する人って、このミエリン化回路を
沢山持っている人ではないかな、、と思う。
いかがですか?
今回はたまたま、アメリカのハーモニープロジエクトでは
楽器でしたが、他のものでも同じでしょう。
楽器やられる方、、朗報でしょう、、
よく、ウクレレはボケ防止に有効、、と言われてたが
これで立証されましたね。
ウクレレは、立派な楽器、、年取ってるけど、楽器やりたい、、
軽くて、小さい、とっつきやすい楽器、、
まさにウクレレは、ピッタリだ。
新たな神経細胞を作り、繰り返すことによって
太くしましょう、、そうすれば、複雑な演奏だって
超高速で、弾けるのではないでしょうか?