ベナレス(バラナシ)3日目/2006年インド旅行5日目②(3/18)
ーマニカルニカー・ガートへの道ー
人は灰になりガンガーに流される
白人バックパッカー5人くらいとすれ違った、
なんとなく雰囲気が今までと違い道が少し広くなったなと
感じると、すぐ前方に煙が見えた、
その向こうにガンがーも見える。
3階建ての建物の2階に上って、
見下ろすと3カ所くらいで火葬が行われている。
まさに火にかけられるところ、他では灰の塊から
煙が出ている、すぐ側に牛がいる、数人が炎を見守っている。
緑の美しい布の端がめくれて足が見えた。
もう充分だと思った。
そして3人にバイバイと言ってから歩きだした、
沢木耕太郎の深夜特急を持って来ていた、読み返した
この火葬場のシーンは多分今自分がみたままだろう。
熱病のような感じは自分には感じられなかった。
だから何だというのだ、自分は日本で彼の本を読み、
そしてなんとなくは分かっていたはずだ、
あれは彼の旅だと。
少し歩きだしてカフェの文字を見つけ休憩することにした。
緊張していたのか喉が乾いているのに、カフェの文字で気が付いた。
暑い空気をかき回すだけの扇風機の送る風に
少しすると汗がひいて、
コーヒーの香りに落ち着きを取り戻す。
沢木のような「何か」を自分も感じたいと願っていた、
しかし人の旅をなぞろうとしてもダメなのだ、
自分自身の旅をしないことには。
分かっている、分かっている
だけど何かを感じる感覚はにぶっているのは確かだ、
冷静に考えるにはここは暑すぎる、
すぐに物売りが声をかけてくる、かなりの距離をものともせず、
無視をしても後を付いてくる。
そして全くの別世界のようなところで日々新しい出会いをしていると、
それらを飲み込んで自分の言葉に置き換えるのがおっくうになるのだ。
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ーマニカルニカー・ガートへの道ー
人は灰になりガンガーに流される
白人バックパッカー5人くらいとすれ違った、
なんとなく雰囲気が今までと違い道が少し広くなったなと
感じると、すぐ前方に煙が見えた、
その向こうにガンがーも見える。
3階建ての建物の2階に上って、
見下ろすと3カ所くらいで火葬が行われている。
まさに火にかけられるところ、他では灰の塊から
煙が出ている、すぐ側に牛がいる、数人が炎を見守っている。
緑の美しい布の端がめくれて足が見えた。
もう充分だと思った。
そして3人にバイバイと言ってから歩きだした、
沢木耕太郎の深夜特急を持って来ていた、読み返した
この火葬場のシーンは多分今自分がみたままだろう。
熱病のような感じは自分には感じられなかった。
だから何だというのだ、自分は日本で彼の本を読み、
そしてなんとなくは分かっていたはずだ、
あれは彼の旅だと。
少し歩きだしてカフェの文字を見つけ休憩することにした。
緊張していたのか喉が乾いているのに、カフェの文字で気が付いた。
暑い空気をかき回すだけの扇風機の送る風に
少しすると汗がひいて、
コーヒーの香りに落ち着きを取り戻す。
沢木のような「何か」を自分も感じたいと願っていた、
しかし人の旅をなぞろうとしてもダメなのだ、
自分自身の旅をしないことには。
分かっている、分かっている
だけど何かを感じる感覚はにぶっているのは確かだ、
冷静に考えるにはここは暑すぎる、
すぐに物売りが声をかけてくる、かなりの距離をものともせず、
無視をしても後を付いてくる。
そして全くの別世界のようなところで日々新しい出会いをしていると、
それらを飲み込んで自分の言葉に置き換えるのがおっくうになるのだ。
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