韓国映画「酔画仙」チェ・ミンシク主演
若手監督が多い中、
60代のイム・グォンテク監督は
朝鮮王朝末期の宮廷画家という題材を
人間と自然を絶妙なバランスで配して
魂のさすらいと葛藤を描きだしている。
そこに存在するは主人公演じるチェ・ミンシク。
老いてなお艶のある画家を
自然体のように演じている。
主人公が師とあおぐ先輩画家をアン・ソンギが演じ、
二人のやりとりは実に小気味よく、
まるで現実と演じている世界をシンクロさせて、
なんとも感動を誘う。
奥行きのあるいい映画だが、
何か胸に訴えるものが足りない。
きっとそれは凡人には分からない孤高の魂の
物語だからなのか、もしくは、苦悩する画家の姿が
もうひとつ、普遍性を勝ち取れなかったのか。
朝鮮王朝時代の世界を垣間見たことは
収穫だった。
同じ宮廷ものでも「スキャンダル」とは格が違う。
チェ・ミンシクは演技派という名声を確立した。
若手監督が多い中、
60代のイム・グォンテク監督は
朝鮮王朝末期の宮廷画家という題材を
人間と自然を絶妙なバランスで配して
魂のさすらいと葛藤を描きだしている。
そこに存在するは主人公演じるチェ・ミンシク。
老いてなお艶のある画家を
自然体のように演じている。
主人公が師とあおぐ先輩画家をアン・ソンギが演じ、
二人のやりとりは実に小気味よく、
まるで現実と演じている世界をシンクロさせて、
なんとも感動を誘う。
奥行きのあるいい映画だが、
何か胸に訴えるものが足りない。
きっとそれは凡人には分からない孤高の魂の
物語だからなのか、もしくは、苦悩する画家の姿が
もうひとつ、普遍性を勝ち取れなかったのか。
朝鮮王朝時代の世界を垣間見たことは
収穫だった。
同じ宮廷ものでも「スキャンダル」とは格が違う。
チェ・ミンシクは演技派という名声を確立した。