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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

映画「アフター・アース」スミス家の生き残りを懸けた戦い

2013-06-30 10:00:18 | 大作映画ハリウッド系
映画「アフター・アース」★★★☆
ウィル・スミス、ジェイデン・スミス出演

M・ナイト・シャマラン監督、
100分、2013年6月21日より全国公開
2013,アメリカ,ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(原題/原作:AFTER EARTH )





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日本では初登場首位を獲得
アメリカでは3位発進



「過保護というか七光りというか
ここまでしれっとやればアッパレ!
そのうちに作品じゃなく
親との確執や薬物なんかで
メディアをにぎわせそうな・・・、
で、映画はどうだったかというと
真新しい驚きは無かったが、
フツーに面白かった」



映画をあまり見なかった頃
映画に行くってことは
ちょっとしたイベントというか
作品を慎重に選んで
時間に遅れないようにと
前売券を手帳にファイルしたりと
1月に1度も見ればしばらく覚えてる程だった。


今はシネコンの前を通りかかった時
見たい映画の全部を見てる時もある、
カフェに行くように
書店に立ち寄るみたいに
気軽に映画館へ行ってるわけだけど、
選びに選んだ映画がコレだと
ちょっとガッカリするかもしれないが、
時間つぶしくらいなら
結構面白かった。



ジェイデン・スミスもお父さから離れて
前回のジャッキーと組んだ
「ベスト・キッド」のような
年齢に合った良質な映画を選んでいけば
親がそんなに心配しなくても
主役はムリでもこの業界で生きてはいけそう。

M・ナイト・シャマラン監督は最初の
「シックス・センス」が衝撃的だっただけに
それ以降はもうひとつ、
無難な映画に仕上げている印象、
そろそろ代表作が欲しいところ。


人類がとうの昔に地球を捨て、
別の惑星に移り住んでいる未来、
不時着した宇宙船の生き残りは
伝説の兵士イファ(ウィル・スミス)と
息子のキタイ(ジェイデン・スミス)だけ、
足を怪我して動けない父の指示で
息子は帰還に必要な緊急シグナルを探して
人類の敵へと進化した森に入っていく。


「お父さんが予算も監督も用意するから
オマエは頑張ってやれよ」
と、言ったかどうか、
都合良く父は足の怪我で宇宙船に残り
息子を前面に出す作戦、
まさに生き残りをかけた戦いが
映画の内容とウィル・スミス親子のそれと
リンクしてそんなふうに考えながら見るのも一興。



人類を絶滅させるように進化した地球
そういう設定だったが
別に特殊な進化は描かれていなかった、
普通に人間がジャングルに放り込まれたら
そこは危険だらけなわけで
ストーリーにひねりを加えたかったのかもしれないが
別に地球じゃなくてもよかったようだ。


過去記事↓(こっちは傑作)
映画「ベスト・キッド(2010 」子供向けと侮るなかれ、傑作に仕上がってる

★100点満点で70点


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映画「華麗なるギャツビー」ディカプリオって貫禄がつき始めたな

2013-06-26 09:10:36 | 大作映画ハリウッド系
映画「華麗なるギャツビー」★★★☆
レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、
ジョエル・エドガートン、キャリー・マリガン、
アイラ・フィッシャー、ジェイソン・クラーク出演

バズ・ラーマン監督、
142分、2013年6月14日より全国公開
2012,アメリカ,ワーナー・ブラザース
(原題/原作:THE GREAT GATSBY )




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日本でも初登場首位を飾った。

「原作はスコット・フィッツジェラルドの名作、
とはいえ原作を読んではいない、
以前読もうとしたときに訳の調子が
古臭くてどうにも読めなかった。
レッドフォード版はTVで見た気がするが
ほとんど覚えていないので
初めて見る感じで見た」



夜毎の派手なパーティ、
屋敷の主人不在のまま
これ見よがしに盛大に行われている、
それは湾を挟んだ向こう岸に向けて
光を投げかけているのだけれど
その真意が次第に明らかになると
あまりの切ない気持に
息苦しくさえなる。



作家志望のニック・キャラウェイの目を通して
隣家の大富豪ジェイ・ギャツビーと
いとこのデイジーの運命の恋を
1920年代のニューヨークの
きらびやかな部分を舞台に描く。


90年も前ということは全く感じない
こんな世界があったのだと思うと
まさに別世界と感じるだけだ
そんな特殊な空間に
特別な恋物語は現実感をもって迫る。



ただただひとりの女性を取り戻そうと
時代の泡を掴もうとする男と
まるで現実感のない女デイジー
だからこそ追い求めるのだろう。


ふっと、作家フィッツジェラルドと
彼の妻ゼルダの関係を見た、
あまりに無垢な心を持ってたからか
彼女は精神を患ってしまう、
作家はそんな予兆を見ながら
ただひとつの恋を描いたのかもしれない。


豪華なパーテイーに背を向けて
向こう岸から届く青い光を見つめる男
確かなものは彼の目には見えても
彼のもとまで光は届かない

結末は予想がついた
うまくいくはずが無いのだ、
しかし何かを強烈にこれほど
手に入れたいと思った事があっただろうか・・・。


からっぽの部屋を見つめる
ニック・キャラウェイの目には
もっと確かなものが見えたはず、

豪華な舞台に
シンプルな恋する気持ち
まさに映画の世界だった。

★100点満点で75点


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ブータン旅行記⑥旅の絵ハガキ

2013-06-24 19:09:24 | ブータン王国2013春
ブータン旅行記⑥旅の絵ハガキ

4月3日に投函したハガキが5月21日に着いた!





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旅に出るとお土産物屋で必ず買うのは
大量の絵葉書だ。

今回も見つけると購入していた、
店によって若干値段が違う
でも大抵は1枚40円弱、
自分のカメラで撮る写真より
明らかに出来が良いので
勢い結構買ってしまうのだ。


旅先からは自分宛にも書く。
4か所から出したが
一番時間がかかったのは
4月3日に出したもの、
これは5月21日にポストに入っていた!



なんか諦めてもいたので
短い文面から
旅の記憶がサッっと立ちあがって
あの空気に一瞬包まれる

ガイドのノルブ君は今日も
あの大変なタクツアン僧院への道を
歩いているんだろうか、
思いだした事もない彼の名前を
急に思い出し懐かしくなる。


2ヶ月半も経過すると
本当に行ったのかどうか
なんだかあやふやな気分にさえなる、
でもこうして
旅の記憶が形として残っていると
そのハガキを選んだ時の
あの場所、あの時の光景が
フラッシュバックのようにシュっと蘇る。



大したこの書いてない文面は
一人歩きのカフェで
夜のホテルで、食事の後のレストランで
走り書きしたもの、
そう、確かにあの時
あの場所から。



ハガキが届いてさらに時間が経過して
なかなか進まない
旅の記録を少しずつ書いている。


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映画「バレット」殺し屋の正義が悪を貫く

2013-06-23 11:09:25 | ミニシアター系映画
映画「バレット」★★★
シルベスター・スタローン、サン・カン、
ジェイソン・モモア、
クリスチャン・スレイター出演

ウォルター・ヒル監督、
91分、2013年6月1日より全国公開
2012,アメリカ,松竹
(原題/原作:BULLET TO THE HEAD )




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全米では昨年公開され、初登場6位と振るわず、
日本では6/1映画の日公開としたが
ベストテンに入れなかった。



「逮捕歴26回、有罪2回の
殺し屋ジミー(シルヴェスター・スタローン)。
依頼された仕事で裏切られ、
殺された相棒の復讐を誓い
なんと刑事と手を組んで
派手な銃撃戦が始まる」



映画を見終えて
「結構面白かった」
素直にそう感じたが
公開早々に劇場は観客がマバラ・・・、

先日のシュワちゃんしかり、
出来は「普通より上」くらいなのに
見てくれる観客が居ないんじゃ始まらない。
とても残念な光景だった。


ストーリーに目新しさは無い
殺し屋を職業にする悪者が
どんなに正義の戦いをしようと
それでは共感は得られない
それでも最強の敵を用意することで
敵味方ははっきりするわけで
若いアジア系の刑事が押しとおそうとする
秩序や手順を
老兵のジミーは銃をぶっ放すことで答える。



笑えるし
そのギャップは映画だけじゃなく
日常のそこらじゅうに見つけられる
絶対に正しいということは「ある」
でもそんな正しさを無視しても
男にはやり遂げないといけないことがある
もう、強引な合わせ技で一本!って感じ。



しかし久々に見たクリスチャン・スレイターが
悪者役であっさり殺されてしまうのは驚いた、
ピンで主演作も大ヒットした役者だったのにな、
そして銃を向けるスタローンの構図を考えると
どこの世界でも
自分が「終わり」と思うまで働く事は
結構ハードなのだ。当り前だけど。



最後はどうなるかまで
予想のつく映画だったけど
結構面白く見た

さっきミッドランドのHP見たら
ラインナップに入って無かったので
もう公開が終わったようだ、
レンタルで見てスタローンの次回作に
興味を持ってもらいものだ。

★100点満点で70点


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書籍「七つの会議/池井戸 潤著」登場人物のどこかに共感している

2013-06-21 07:57:11 | 読書の時間
書籍「七つの会議/池井戸 潤著」★★★☆
池井戸 潤著
日本経済新聞出版社 、2012/11/2
(243ページ , 1.575円)



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「この会社でいま、何かが起きている―。
トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を
“パワハラ"で社内委員会に訴えたのは、
歳上の万年係長・八角だった―。
いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?
パワハラ委員会での裁定、
そして役員会が下した不可解な人事。
どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電と
その取引先を舞台に繰り広げられる
生きるための戦い。
だが、そこには誰も知らない秘密があった。」

日本経済新聞出版社HPより


池井戸潤の小説世界が好きだ、
でも最近はちょっと物足りないというか

先が読めてしまって
こちらも彼の小説世界の構造を
なんとなく身につけて
「そういうことなんだ!」というような
新鮮な驚きは残念ながら
感じられなくなった。


この作品は8つの短編の連作で
通して読むと長編小説となって
全体が分かるようになっている、
それぞれの短編で登場人物の背景まで
丁寧に書きこまれているので
感情移入がしやすい
しかも作り物っぽく感じないのは
細部にリアルさを見つけるからだ。

会社って何だろう?
仕事って何だろう?



それは自分自身の一部であり
自分の生き方を映してもいる、
だから頑張ってしまうんだろうな、

でもその頑張りが
必ず評価されるとは限らない、
そんな不条理に誰もが
打ちのめされるが
そこから学ぶ事も多い。


この本でもそんなシーンが散りばめられていて、
「そうだよな」とか
「わかる、わかる」とか。

利益至上主義で
飛ぶ鳥を落とす勢いのエリートと
万年係長との間に何があったのか?

ミステリー仕立てではあるけど
読んでいて熱くなれるのは
そんな部分じゃない。
会社という組織の中で
なんとか自己を表現させるべく
地道に頑張る多くの人を
この小説に見つけることだ。



自分のやりたい事を
何でも表現し実現できる訳は無い
そんなことは分かっている
でもそこで実現させなければ
自分の毎日の大切な時間は
意味の無いものになってしまう。

諦めない事、
どんなふうにアプローチするか
それこそ長い時間をかけて
どこかに自分らしさを
実現させていくのかもしれない。



毎日達成感を感じることなんてない
それでも時々小さな満足や
誰かの「ありがとう」の言葉に
顔が緩んでる
その瞬間の積み重ねだ。

読みやすく
その中で主人公達の行動を読みつつ
どこかで自分を読んでいる様な
楽しい読書体験


しばらく池井戸作品を読み続ける。

★100点満点で75点

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