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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「ゲド戦記」この映画を見てタイトルを理解するのは難しい

2006-07-31 00:09:33 | 邦画
「ゲド戦記」★★★
岡田准一、手嶌葵 声の出演
宮崎吾朗監督、スタジオジブリ作品、2006年

大宣伝をかけたジブリの新作。
珍しく公開初日に見た、
劇場はこのあたりでは一番大きなハコ。
600席の8割が埋まっている。

ハリウッド映画好き、
邦画はあまり見ない自分にとって
この作品はどうだったかというと
なんてこと無い作品だった。

まずは父王を刺して国を飛び出してきた
エンラッドの王子・アレンが
何故父を殺さなければならなかったかが分らず、
いくらそのことを含めて心に闇を持っていようと
醒めた目でしか見られなかった。

また大賢者ハイタカは実はゲドであるのだが、
説明不足で「この人がこの物語の主人公なのか?」
どうもよく分らないうちに王子アレンが
人間らしい心を少女・テルーによって取り戻すのだが、
殺人者だよ、どうなってるんだ。

原作は長い長い物語のようだ。
そのどこかのエピソードを切り取って映像にするのは
悪くないが、いくらなんでも伝わらないんじゃないかな。

子供には難しく、大人には物足りない結果になったようだ。

せっかく実写でなくアニメでやるのなら
「千と千尋」で見せた創造の世界の驚きのようなものを
目の前に見せて欲しかった。

ただ出来はどうかといえば、それほど酷いものでもないが、
普通の出来と感じた。

アニメで見せる世界観はどういう方向を目指すにしろ
「これは実写ではできないよな」と思えるような
心躍る映像を見せてもらいたいものだ。

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★主題歌は雰囲気があって良かった。



「運命じゃない人」期待しないで見ましょう、絶対面白い

2006-07-30 00:33:47 | 邦画
「運命じゃない人」★★★★wowowで鑑賞
中村靖日、霧島れいか 、山中聡 主演
内田けんじ 監督、2004年

公開当時映画好きの間では
話題になっていたが、邦画なので敬遠していた。

WOWOWで鑑賞。

最初はパソコン入力しながら、チラ見状態だったが、
冒頭から少し時間が戻った時点で
画面優先になった。

レストランで男二人が会話をして居る時、
後ろの席の女性が、何で別に座って居るのか
解せなくて、どうなっているんだと。

メメントみたいな時間進行で、
見て居る方はただ成り行きを見守るといういより
どこに繋がるのかが気になる。

主人公達のストーリーは
別に新鮮でも無いし、出演者も知らない人が多く、
かえってリアルな感じで、
解けない謎を考え続けるような状態だ。

ラストでパズルのピースがどんどん埋まって行く様子も、
ありえ無いとか思いつつも、よくこんなストーリーを
考えたものだと、「へぇー」と
頭の中で言い続けた。

アイデア勝負の作品だが、主演の中村靖日のとぼけた味わいと、
転がりながらも自分を取り戻して行く、
図太さが面白い霧島れいかも含めて、なかなかやるじゃん邦画!と
久々に感じた。

レンタルで見られるので、暇な時の時間つぶしには
ちょっと贅沢な作品。
劇場で見たかったな。

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■日本テレビ系列『マイ★ボス マイ★ヒーロー



ブンカフェ/アンナンブルーのススメ@ベトナム料理@名古屋グルメ

2006-07-29 01:00:21 | 名古屋グルメ
名古屋のベトナム料理の先駆け。
アンナンブルー(青安南)グループの中で、
ベトナム麺として有名なフォーや、
家庭料理中心の店が
東山にある「ブンカフェ」だ。

ここで20人位の食事会をした。

ドリンクを注文し、
①生春巻き[ゴイクン]が登場。
 定番のエビ入りをピーナッツみそのタレで。
自分は実はこれよりスイートチリのタレで食べるのが好き。

②揚春巻き
 サニーレタスに巻いて食べる。
熱々の揚春巻きは、熱いうちに食べたいが、気をつけないと
舌をやけどしてしまう。

③春雨のあえもの(エビせんべい付)
 エビせんべいに乗せて食べると、パチパチ音がして
食感と耳でも楽しめる。

④かぼちゃのココナッツミルク煮(バケット付)
 かぼちゃの煮物だがココナッツミルクの甘さが、
かぼちゃの甘さを引き出して、熱いデザート感覚の料理。

⑤鶏のチリオイル煮
 適度な辛さがたまらない、大好きな料理。
これが食べたくてこの店に通っているようなもの。

ベトナム料理はあっさりの味付けが多いので、
このピリ辛の料理は嬉しい。

⑥ベトナムのもてなし飯
 ご飯の上にエビや蓮の実、卵などたくさんの具が乗った
見た目もおいしいご飯。

もうお腹いっぱい気味。

⑦鶏のフォー
 あっさりスープに米粉の麺。このスープは6時間くらい
煮込んだもので、それでも濁らないスープは
全部飲みたい。
お好みでレモンをしぼり、パクチーを散らして一緒に食べる。

⑧お好みのデザート
3種類程の中から選ぶが、
自分はたいていはバナナ入りココナッツミルクタピオカを選ぶ。
スッキリとしたほのかな甘さで締めのデザート。

⑧ハス茶 
ハスの香りがほのかに漂い、ゆったりとした感じになる。香りを充分楽しみたい。

飲み放題付で、予算は4,000円位から
大満足のコース。他のお店より割安な価格設定。大切な人をもてなしたい時に
この店に連れて行くが、スタッフの対応も良く、期待を裏切らない。

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地下鉄東山線東山公園駅4番出口 徒歩4分 

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★最後に5月生の皆さんお疲れ様!


「ジャスミンの花開く」チャン・ツィイーのプロモ保存版

2006-07-28 00:20:48 | ミニシアター系映画
「ジャスミンの花開く」★★★☆
チャン・ツィイー ジョアン・チェン主演
ホウ・ヨン監督、2004年、中国

映画チラシのコピーに
「アジアの宝石」とあるが、
その形容が正しいかどうかはともかく、
この映画でチャン・ツィイーは、
少女の初々しさと、
女性の持つ凄みまで、
実に様々な表情を見せている。



中国で生きるというのは、この70年あまり、
かなり大変だったようだ、
少し前の正義が悪へとすり替わり、
普通に生きるということの価値判断が
こんなにも変わった国も珍しいだろう。

そういったお国事情を盛り込みつつも、
激動の時代を生きた女性の3代の生き方を
じっくりと描いた作品だ。

映画としては大河ドラマのような
少し大味な感じを否めないが、
主演のチャン・ツィイー目当ての鑑賞なら
文句無く最高だ。

こらからどんな女優になって行くのか楽しみ。

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「ゆれる」心地良い揺れのなか映画の魔法にかかる

2006-07-27 00:06:35 | 邦画
「ゆれる」★★★★
オダギリジョー、香川照之 主演
西川美和 監督、2006年


眩しいくらいの緑の反射を受けて
ゆれる吊り橋。

大いなる自然のなかで、それはあまりに
頼りない。
人の命を預けられるのか不安になる。

くだらないものや実験的な映画を
わざと選んで出演しているんじゃないかと思える
オダギリジョーは、この作品で新しい魅力を見せる。

都会に出て田舎の様々なしがらみから逃れて暮らす人は多い。
だから主人公も特別変わった人間ではなく、
都会にある「何か」を求めたひとりに過ぎない。

そして生まれ育った田舎で稼業を継いだ兄。

無残な対比がそこここで感じ取れる。
それは意図したものであり、もしくは見る方が
勝手に映像のなかに自分の感情を
見つけているだけのものもあるだあろう。

人の幸せは何で測るのだろう。
そして人の不幸は。

いろんなことを考えさせられた映画だった。
若い女性監督の才能を見た気がした。
役者と監督のいいバランスが、小粒だけれど
忘れ難い作品を生んだ。

いつもは邦画はどっちかというと
ほかに見るものが無くなると見るのだが、
この映画は予告から気になっていた。
ほぼ満席の中、とてもリラックスなんてできない状態で
画面を見つめた。

それはそれでまた映画好きにはたまらない時間だ。

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★香川照之の文句ナシの凄みさえ感じる演技と
対照的な存在感だけで光るオダギリジョー
画面のなかでまさに光る役者を見つめる幸せ。ガンバレ邦画。