映画「オマールの壁」
2013年/パレスチナ(97分)
監督 ハニ・アブ・アサド
キャスト:アダム・バクリ、ワリード・ズエイター
リーム・リューバニ、サメール・ビシャラット
「宗教や民族的な紛争が絶えない
パレスチナの今を、庶民の視点から
見つめた社会派ヒューマン・ドラマ。
自由も人権もない社会を変えようと
するも巨大な壁に阻まれる、
若者の苛烈な状況下での青春を描き出す。
第86回アカデミー賞で
外国語映画賞にノミネートされた。」(ぴあHPより)
はるかに高い壁に垂れた
ロープを伝って
主人公オマールは壁の向こうへ
幼なじみの3人で会うため、でも
本当は友人の妹に会いたいから
壁がパレスチナ側とイスラエル側を
隔てているのではなく、
パレスチナ人同士の間も
分断されている。
以前「もうひとりの息子」という
同じような壁を隔てて
絆さえ分断されしまいそうな
家族の映画を見たが
現代の世界で
まだこんなことが
現実だと思うと
自分の想像の範囲を超えた
苦しみみたいなものが
見えてくる。
ラスト、「えっ!」と
思わず声を上げた。
この映画はセリフはわずか
視線や表情で
何かを語っている。
amazonプライムで見た。
(8メートルの高い壁)