書籍「熊と踊れ(上・下) /アンデシュ・ルースルンド 他(著))」★★★★
出版社: 早川書房 (2016/9/8)
561ページ、各1.080円
<リンク:
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「凶暴な父によって崩壊した
家庭で育ったレオ、フェリックス、
ヴィンセント三人兄弟。
独立した彼らは、
軍の倉庫からひそかに大量の銃器を入手する。
その目的とは史上例のない
銀行強盗計画を決行することだった―。
連続する容赦無い襲撃。
市警のブロンクス警部は
、事件解決に執念を燃やすが…。
はたして勝つのは兄弟か、警察か。
スウェーデンを震撼させた
実際の事件をモデルにした迫真の傑作。
最高熱度の北欧ミステリ。」
(出版社HPより)
書評が良かったので読んでみた、
最近は北欧ミステリーという
ジャンルのひとつとして
取り上げられているが
自分にはその括りは良くわからない。
実際に90年代にスェーデンで起こった
連続銀行強盗事件を題材に
ミステリーというより
銀行強盗という事件を中心に
犯行を繰り返す家族中心の強盗達と
事件を担当した刑事の
それぞれの人間の物語だった。
読み終えて、あとがきに
この本の作者は複数いて
その一人がこの事件の主人公の
3兄弟のもうひとりの兄弟が
加わっているという事実に驚いた、
そして本の感想を
当の3兄弟も語っているのが面白い。
父親に虐待に近い扱いを受け続けた兄弟、
父から離れて、特に長男は
なんとか父親の呪縛から逃れて
弟たちを自分が面倒を見ようと
その気持ちは尊いが
やり方が銀行強盗というのは・・・、
だから本になるのだけど。
それでもどこかで
父親に認めてもらいたいのだろうなと
思わせる行動もあって、
彼らの方法はダメだったが
自分の置かれた状況で
なんとかもがく心情は伝わった。
また、この事件を追う警察側の
なんとも人間臭い描写も、
この作品に軽妙なテンポというか
犯罪小説の中にも
重苦しさより、
仕事に対する素直な心情が見えて、
読みやすくさせていると感じた。
ただ上巻は説明が多くて
もたつく部分もあるので
そこを乗り越えると、下巻は一気読みだった。
大絶賛はしないけど、
読み物としては面白かった。
★100点満点で75点★
soramove
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出版社: 早川書房 (2016/9/8)
561ページ、各1.080円
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熊と踊れ 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫) [ アンデシュ・ルースルンド ] |
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「凶暴な父によって崩壊した
家庭で育ったレオ、フェリックス、
ヴィンセント三人兄弟。
独立した彼らは、
軍の倉庫からひそかに大量の銃器を入手する。
その目的とは史上例のない
銀行強盗計画を決行することだった―。
連続する容赦無い襲撃。
市警のブロンクス警部は
、事件解決に執念を燃やすが…。
はたして勝つのは兄弟か、警察か。
スウェーデンを震撼させた
実際の事件をモデルにした迫真の傑作。
最高熱度の北欧ミステリ。」
(出版社HPより)
書評が良かったので読んでみた、
最近は北欧ミステリーという
ジャンルのひとつとして
取り上げられているが
自分にはその括りは良くわからない。
実際に90年代にスェーデンで起こった
連続銀行強盗事件を題材に
ミステリーというより
銀行強盗という事件を中心に
犯行を繰り返す家族中心の強盗達と
事件を担当した刑事の
それぞれの人間の物語だった。
読み終えて、あとがきに
この本の作者は複数いて
その一人がこの事件の主人公の
3兄弟のもうひとりの兄弟が
加わっているという事実に驚いた、
そして本の感想を
当の3兄弟も語っているのが面白い。
父親に虐待に近い扱いを受け続けた兄弟、
父から離れて、特に長男は
なんとか父親の呪縛から逃れて
弟たちを自分が面倒を見ようと
その気持ちは尊いが
やり方が銀行強盗というのは・・・、
だから本になるのだけど。
それでもどこかで
父親に認めてもらいたいのだろうなと
思わせる行動もあって、
彼らの方法はダメだったが
自分の置かれた状況で
なんとかもがく心情は伝わった。
また、この事件を追う警察側の
なんとも人間臭い描写も、
この作品に軽妙なテンポというか
犯罪小説の中にも
重苦しさより、
仕事に対する素直な心情が見えて、
読みやすくさせていると感じた。
ただ上巻は説明が多くて
もたつく部分もあるので
そこを乗り越えると、下巻は一気読みだった。
大絶賛はしないけど、
読み物としては面白かった。
★100点満点で75点★
soramove
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