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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「スネーク・フライト」バカバカしい!と思いつつも足は床から浮き上がる

2007-04-30 00:15:43 | 大作映画ハリウッド系
「スネーク・フライト」★★★☆
サミュエル・L・ジャクソン 、 ジュリアナ・マーグリーズ 主演、
デイヴィッド・エリス 監督、2006年アメリカ


2006年8月、全米初登場首位獲得のB級映画、
「数千匹の毒蛇がジャンボジェット機に放たれた」

このコピーだけでも見たくなったが、
日本での公開はあっという間に終了したので
レンタルでやっと見ることができた。

こういう見る前からくだらないことが丸分かりの作品は
結構好き、
ただ映画館で千円以上出すのは躊躇するが
それでも妙に気取った眠たい作品よりはるかに好き。

サミュエルが犯罪の証人を飛行機に乗せたことから
毒蛇作戦が始まり、
悪人は毒蛇によってジャンボを墜落させようと企む。

なるほどねーって思えるわけも無く
バカバカしいのだけれど、
実際狭い機内で通路や足元をヘビがウロチョロすることを
考えただけで、足を上に浮かせたくなる。

酸素マスクが上からドバーッと落ちてくるのは
気分悪いが、ヘビが一緒に降りてきたら
大声上げるね、でも逃げ場は無いわけで
発想は誰もが出来そうだけど、要はどう見せるか。

ありえない!と思いつつも
「ウォー!」と出演者と一緒になって
ヘビから気持ち逃げ回る。

サミュエルもよくこんな役を引き受けたものだ、
そしてここまで徹底的にバカに徹して見せてくれると
それはそれで爽快であり、画面のこちら側で見ていることを
素直に安心できる。

ラストは分かりきっているが、まあこんなものでしょう。
とにかくヘビは割りと狭い穴や隙間もすり抜けて
こちらが意図してないところに現れるのは
小さい頃経験済み。

こちらが特に悪さでもしなければオトナシイものだけど
やはり近くにきたら本気で逃げるしかない、
どうしようもない弱い部分をうまく付いた作品。

レンタル開始なので時間のある、週末にはオススメ。
心に何も残らないが、無事なフライトがいかに貴重か
分かるというもの。

傑作とは言えないが、楽しませてもらった。


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こういう荒唐無稽なものを本気で作る人達と
こぞって見に行く観客の多さが
ハリウッドをささえているのか。

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「プロジェクトBB」まだまだ健在、ガンバレ!ジャッキー

2007-04-29 00:15:04 | 香港・アジア映画
昨年9月にバンコクで見た映画が公開
再掲載する、ジャキーの久々の新作。


「プロジェクトBB」/Rob-B-Hood」★★★★
ジャッキー・チェン主演

9月末のバンコク、
ジャッキーの新作を見た。

これは中国語で話し、字幕はタイ語と英語の
国際的な感じ、
日本で映画を見ていて、
英語字幕なんて、なかなかお目にかかれないが、
さすが観光立国という側面を持つ国。

タイ製の映画も多くの作品に
英語字幕が付いているのはさすが。

さて今回のジャッキーは二人組みのコソ泥、
稼いだお金はギャンブルに消えて行く、
家族ともうまく行かない状況。

そこに大きなお金を儲けるチャンスが。

アクションは相変わらず凄くて、
そして面白い。
書くと簡単だが、単純に見せているシーンも
体を張った命懸け、
CG全盛時代に、肉体のアクションにこだわるジャッキーに
敬意を払わないとね。

そして今回は何といっても最後は涙。
こんなジャッキー映画も珍しい、
脚本もこの破綻したストーリーを
良くつないでいて、最近香港で製作しているのは
「神話」を除いては完成度は高いのがうれしい。

映画館を出る時、
中学生位の一団が、ふざけて蹴りあったりして
ジャッキーのアクションを真似ていたのも嬉しかった。

最近、日本での興業もいまひとつパットしないが、
なんとかもう一度大画面でジャッキーの勇姿が見たい。
この映画はよく出来ていたので、
日本でも公開されるだろう。

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「ロッキー・ザ・ファイナル」傷だらけの体が躍動する人生のリング

2007-04-27 22:51:14 | 大作映画ハリウッド系
「ロッキー・ザ・ファイナル」★★★☆
シルベスタ・スタローン主演、監督
2006年アメリカ



ファンファーレのようなテーマ曲が
高らかに鳴り響く、
「始まるぞ、始まるぞ」と
期待のこもるあの感じ。

でも最初に目にするのは
一人暮らしの淋しい家、
そして亡き妻の名のレストラン。

過去の栄光の中に生き、
亡くなった妻の思い出に浸る姿。

見たかったのはこんな姿じゃない、
でも現実とはこんなものだという
分かったような感情が交錯する。

しかしロッキーであり続けるのは
大変なことだ、
重い体を奮い立たせ
ロッキーは再びリングに昇る。

試合のシーンや
勝ち負けはホントはどうでもいい、
でも人間をこれ程駆り立てるもの、
熱くさせるものが
見ている自分にあるのかどうかは
大切なことだ。

ロッキー、ロッキーと
彼の名を呼ぶ歓声が聞こえる、
心の中で自分も彼の名を呼び、
そして何か熱いものを感じることが出来る。

ほとばしるような感動はない、
その代わりに
まだまだやれると声が聞こえる。
挑戦することを諦めてはいないか、
60歳の鍛えられた肉体が叫ぶ!

最高だよ、ロッキー。

現実世界では60歳はまだまだ現役、
終わりのゴングはまだ先のこと。
誰にも応援もされず、
それほど報われもせず、
それでもリングに上がり続けるのだ。

ロッキー、ロッキー
叫ぶ声の中に応援ではない
何か別の感情が見えた気がした。
せめて映画の中でだけでも栄光の歓声に包まれて。

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ロッキーが復活し、夏には「ダイ・ハード」の新作公開と
おじさんパワー復活の映画界、次はシュワちゃんか!

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サムイ島へ★マレー鉄道列車で北上番外編

2007-04-25 00:15:43 | マレー半島列車北上2007-3
サムイ島へ鉄道とボートで行く

スラー・ターニー鉄道駅から
サムイ島へ行く船の出る港は離れている。

今回の実際の経路を紹介します。
スラー・ターニー駅に着いたのは夜の10時半頃、
ハート・ヤイからの特急は2時間遅れで到着。

とりあえず何処かへ泊まろうと
地球の歩き方に載っているホテルへ。

駅に着くとすぐに「タクシー」と寄って来るが、
彼らは交渉が必要、200バーツというのを
断り駅を出て左手に少し行くと
大きく看板に市内まで120バーツと書いてある。

そこで運転手にホテル名を告げて乗り込む。
ただし夜の8時間ではシャトルバスが
出ているらしいので、早く着いたなら
まずはバスを待つべき。
きっと彼らは「今日はバスは来ない」とか
言うはず。

たぶん来るバスを心配しながら待つか、
タクシーに乗るかは、その時の自分の判断で。
ちなみにバスは10バーツのようです。

ホテルでジョイント・チケットをブッキングする、
ホテルのピックアップと港まで、
それからボート代込みで260バーツ。

翌日7時30分にバスが来て、
何カ所か拾って港へ、8時過ぎには到着。
かなりの乗客がすでに待っている。
出発してから2時間半かかって、
11時半頃サムイ島の港に着く。

ここからはホテルのピックアップのとき
買っておいたビーチまでのチケットを見せて
それぞれの場所へ。
このチケットは300バーツで、買った時は
高いしやられたかなと思ったが、
ホテルまで一時間と少しかかったので
この時は妥当だと感じた。

さて、ホテル滞在中に帰りのブッキング、
外から見て割りと流行っていそうなところで
ホテルピックアップ→ボート→
スラー・ターニー駅
この組み合わせで、なんと380バーツだった、
午前のもう少し早い便なら350だった。

メチャ安でビックリ!
滞在してるホテルにで聞いたら
タクシーを呼ぶから600バーツと言われたので
あとは快適さを選択するかどうかだ。

12時ミニバスが来て、9人席が満席になるまで
いくつか経由して1時半頃港に到着。
ここで行く先別に別れ
バスに乗った、フェリーで行く。
確かフェリーは60バーツくらいなので
安いのも納得。

フェリーは揺れもせず、しかも来た時の
スピードボートより早く
1時間半で到着。

しかしフェリーの港はスピードボートの港より
町から遠く、市内到着は1時間半後、
その後列車駅に着いたのはそれから20分後、
ホテルから駅まで5時間半かかったので
往復とも時間はそれほど変わらなかった。

行きに560バーツ、
帰りは380バーツ
時間は5時間半でほぼ同じ。
帰りの列車や飛行機の時間を代理店に
あらかじめ告げてチケットの時間を
決定した方が安心と感じた。
島に行く時もあらかじめ港からビーチまでの
通しのチケットもあるようなので
そちらを聞けばもう少し安く行けたはず。

時間に余裕があるなら列車、高速船又はフェリーと
旅のパーツを楽しめるが
島に僅かしか滞在しないなら
飛行機が楽かな。

ちなみにスラーターニーまではエアアジアが
安いチケットを出している、
サムイ島ダイレクトだとバンコクエアウェイズが
片道3000バーツくらい。


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★旅の情報は「地球の歩き方」や
旅で出会った人からも得ることができる、
でも結局、自分で使った時間でしか
得られない事の方が多い、それが旅。

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「クィーン」ゆったりとした気分で女王の演技を堪能

2007-04-23 00:15:36 | ミニシアター系映画
「クィーン」★★★★
ヘレン・ミレン、 マイケル・シーン主演
スティーヴン・フリアーズ監督、2006年フランス



イギリス王室の真実!
ダイアナ元王妃の死、そのとき女王は?

目を引く宣伝のコピーは
実際はこの映画にふさわしくない。

ここで目にすることが出来るのは、
神と国民に半世紀もの時間を捧げた
唯一の女性の生き方そのものだからだ。

どこまでが真実なんだろうと
思いながらも、時折見せる
普通の人間っぽさが
弱く感じるところをみると、
我々一般人は
思うがままふるまい、泣き、笑い
どこか弱い部分さえ、人間的と置き換えているけれど、
そんな弱さをなかなか見せることが出来ない。


人生というものは
やはり常人では計り知れない部分が
たくさんあるのだと。

思ったより地味な寝室や広間、
フランスのキンキラ鏡張りのイメージとは違い、
実用的なことに重きをおいた住居や、
女王が領地ではおる男物のような
ジャンバーなど、
イメージとは違う生身の女王がそこにいる。

中心となるストーリーは
ダイアナの死から国葬までの
女王の心の動きだ。

見事に演じきって
アカデミー受賞も納得、
演じるとはこういうことだと
画面の隅々までを女王が支配していた。

目新しい何かが提供される訳でも、
驚くような陰謀が明らかにされる訳でもないが、
映画の醍醐味が詰まった良質な映画だった。

なにより感情的にならず、抑制の利いた
まさに伝統のイギリス王室を描いた映画だった。

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製作がフランスと知ってビックリ!

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