「チェンジリング」★★★☆
アンジェリーナ・ジョリー主演
クリント・イーストウッド 監督、2008年、アメリカ、142分
「ある日、仕事から戻ると子供の姿が無く、
数ヶ月後、発見され電車でつれてこられた子供は
別人だった、主人公は自分の子供でないと
主張を続ける」
実際にあったことだという、
警察の横暴さと、偶然の不幸が
重なった事件。
見ながら思ったのは、
何故、イーストウッド監督は
このテーマを選んだのかということ。
映画の完成度としては極上の部類、
でもテーマは好きじゃない。
アカデミー主演女優賞にノミネートされた
アンジェリーナ・ジョリーにとっては
「演技する」という部分では、
最適な映画だったけれど、描く内容は
今更の問題提起って訳でもないだろうし、
やはり何故「今」なのかは気になった。
警察の横暴さをことさら強調しているが、
たぶん悪いヤツだっていただろうが、
描き方が一方的過ぎて、
主人公の側にだけ同情的にはなれなかった。
しかしイーストウッドの精力駅な活躍は
すごいなぁと、そっちの方に感心する、
演技者としては評価は低いが、
監督として、表現者という面では
充分に評価されている。
先日の新作で見た最近の風貌は
「ガイコツ」みたいだったけれど、
自分の頭の中に、表現したいものが
溢れているのだろうなと思うと
その動く姿が眩しくさえ感じる。
この世にたぶん「悪意」は存在する、
そして普通の人間は、その悪意に巻き込まれたとき
途方に暮れ、運命というものに
身を任せるしかないのだろう、
「事件」そのものより、
「自分自身」を貫くという強い意志が
人間には必ずあるのだと伝えたかったのかもしれない。
こういう映画を見て思う、
時々なら良いけれど、出来たら
ちょっといい気分になれる映画を見たいな、
日常の少し先にある希望の輪郭が見えるような。
★100点満点で70点★
soramove
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強い女のイメージのアンジェリーナ・ジョリーは
そのうちにはアカデミー賞を穫れるだろうが、
一体どんな映画で評価されるのか、期待したい。
★映画ランキングはこちら
アンジェリーナ・ジョリー主演
クリント・イーストウッド 監督、2008年、アメリカ、142分
「ある日、仕事から戻ると子供の姿が無く、
数ヶ月後、発見され電車でつれてこられた子供は
別人だった、主人公は自分の子供でないと
主張を続ける」
実際にあったことだという、
警察の横暴さと、偶然の不幸が
重なった事件。
見ながら思ったのは、
何故、イーストウッド監督は
このテーマを選んだのかということ。
映画の完成度としては極上の部類、
でもテーマは好きじゃない。
アカデミー主演女優賞にノミネートされた
アンジェリーナ・ジョリーにとっては
「演技する」という部分では、
最適な映画だったけれど、描く内容は
今更の問題提起って訳でもないだろうし、
やはり何故「今」なのかは気になった。
警察の横暴さをことさら強調しているが、
たぶん悪いヤツだっていただろうが、
描き方が一方的過ぎて、
主人公の側にだけ同情的にはなれなかった。
しかしイーストウッドの精力駅な活躍は
すごいなぁと、そっちの方に感心する、
演技者としては評価は低いが、
監督として、表現者という面では
充分に評価されている。
先日の新作で見た最近の風貌は
「ガイコツ」みたいだったけれど、
自分の頭の中に、表現したいものが
溢れているのだろうなと思うと
その動く姿が眩しくさえ感じる。
この世にたぶん「悪意」は存在する、
そして普通の人間は、その悪意に巻き込まれたとき
途方に暮れ、運命というものに
身を任せるしかないのだろう、
「事件」そのものより、
「自分自身」を貫くという強い意志が
人間には必ずあるのだと伝えたかったのかもしれない。
こういう映画を見て思う、
時々なら良いけれど、出来たら
ちょっといい気分になれる映画を見たいな、
日常の少し先にある希望の輪郭が見えるような。
★100点満点で70点★
soramove
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強い女のイメージのアンジェリーナ・ジョリーは
そのうちにはアカデミー賞を穫れるだろうが、
一体どんな映画で評価されるのか、期待したい。
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