書籍「美麗島紀行/乃南アサ 著」★★★★乃南アサ 著 ,
集英社 (2015/11/26)
264ページ、1.836円
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「人気作家乃南アサが台湾各地を巡り歩き、
台湾と日本の関係性について
その歴史から思いを馳せる異色の台湾紀行。
叙情性あふれる文章に込められた
著者の深い想いが全体を包む、
台湾紀行の決定版ともいえる作品。
「台湾とは何か。その答えを求めて、
乃南さんがずんずん突き進む。
まるで蒸籠の蓋を開けたみたいに、
著者の台湾愛がふわっと溢れるのだ。」
東山彰良氏絶賛!
(第153回直木賞受賞作『流』作家)。」
(Bookデータ HPより)
台湾は1895-1945年までの50年間
日本の植民地だった。
この本の最初の章の途中に
こんな一文が出てくる、
分かっていても、ハッとする。
そういうことを分かった上で
台湾を考えるのと
単なる隣国と捕えるのでは
全然違う、
それでも台湾はそこにあって
同じ様に私達を
迎えてくれる。
この本は誰向けに書かれたのか、
旅のガイドにはならない、
バックパッカーもダメだ、
下準備をして
見たい場所や会いたい人に
ガイドを雇い、アポをとっての
取材旅行だからだ。
人に会ったり
かつての日本が感じられる場所など
作者が感じた
かつての台湾と現在の台湾を結ぶ
確かにあった過去に
彼女と同じ様に思いを馳せるのもいい、
きっと次の台湾は
違って見えるだろう、
なにより、こちら側の気持ちが
全然違うからね。
でも、と思う、
そんなことは個人個人の問題で
過去なんか全く無視しても
台湾を旅して楽しめる、
だからこの本はひとつの見方として
面白いが
それ以上の何かは
自分には伝わらなかった。
「台湾を旅行して
小籠包を食べて、余市に行って
古い街並みを見ただけでは
本当の台湾を見た事にならない」
そんな文章があったが、
ほとんどの旅行は2泊3日程度、
そこで楽しむのも旅、
著者が言うように
「本当の台湾」と言いだしたら
彼女のリサーチし感じた台湾も
一つの面に過ぎないわけで
そういうところは、ちょっと違和感があった。
それでも「23歳までは日本人でした」
そんな人物が登場し
私も著者と同様に絶句した、
過去は変えられない
そんな当たり前の事実は
大きく横たわっている。
色々考えさせられた。
それでも旅はもっと軽く
ただ見たいもの、行きたいところ
食べたいものを楽しみたい。
それが自分の旅。
★100点満点で85点★
soramove
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集英社 (2015/11/26)
264ページ、1.836円
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美麗島紀行 [ 乃南アサ ] |
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台湾と日本の関係性について
その歴史から思いを馳せる異色の台湾紀行。
叙情性あふれる文章に込められた
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台湾紀行の決定版ともいえる作品。
「台湾とは何か。その答えを求めて、
乃南さんがずんずん突き進む。
まるで蒸籠の蓋を開けたみたいに、
著者の台湾愛がふわっと溢れるのだ。」
東山彰良氏絶賛!
(第153回直木賞受賞作『流』作家)。」
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台湾は1895-1945年までの50年間
日本の植民地だった。
この本の最初の章の途中に
こんな一文が出てくる、
分かっていても、ハッとする。
そういうことを分かった上で
台湾を考えるのと
単なる隣国と捕えるのでは
全然違う、
それでも台湾はそこにあって
同じ様に私達を
迎えてくれる。
この本は誰向けに書かれたのか、
旅のガイドにはならない、
バックパッカーもダメだ、
下準備をして
見たい場所や会いたい人に
ガイドを雇い、アポをとっての
取材旅行だからだ。
人に会ったり
かつての日本が感じられる場所など
作者が感じた
かつての台湾と現在の台湾を結ぶ
確かにあった過去に
彼女と同じ様に思いを馳せるのもいい、
きっと次の台湾は
違って見えるだろう、
なにより、こちら側の気持ちが
全然違うからね。
でも、と思う、
そんなことは個人個人の問題で
過去なんか全く無視しても
台湾を旅して楽しめる、
だからこの本はひとつの見方として
面白いが
それ以上の何かは
自分には伝わらなかった。
「台湾を旅行して
小籠包を食べて、余市に行って
古い街並みを見ただけでは
本当の台湾を見た事にならない」
そんな文章があったが、
ほとんどの旅行は2泊3日程度、
そこで楽しむのも旅、
著者が言うように
「本当の台湾」と言いだしたら
彼女のリサーチし感じた台湾も
一つの面に過ぎないわけで
そういうところは、ちょっと違和感があった。
それでも「23歳までは日本人でした」
そんな人物が登場し
私も著者と同様に絶句した、
過去は変えられない
そんな当たり前の事実は
大きく横たわっている。
色々考えさせられた。
それでも旅はもっと軽く
ただ見たいもの、行きたいところ
食べたいものを楽しみたい。
それが自分の旅。
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