書籍「香港パク/李 承雨 著」★★★★
李 承雨 著 ,
講談社 (2015/10/21)
354ページ、1.944円
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「冷酷な現実を舞台にした8篇の“神話”。
待望の邦訳、江國香織さん賞嘆!
「人間を知るには、彼の作品を読めばいい」と
ノーベル賞作家ル・クレジオに評される
韓国人作家、李承雨。
本書は彼の代表作である短編集。
八篇を通じて神話のダイナミズムを基調にした
「人生という過酷な迷宮」が描かれ、
それぞれに鮮やかな結末が用意されている。
「生きることのミステリー」を存分に味わえる、
〈東アジア文学〉の傑作。!」
(Bookデータ HPより)
最近はもっぱら新しい作品は
朝日新聞の日曜に
紙面で紹介されたり、
紙面の下の各社の宣伝を参考に
気になったものを読んでいる、
必ず読む作家以外
他の人たちは一体どうやって
新しい作品にであってるんだろう?と
思いながら。
2.000円近くもする本なので
失敗したら痛いなぁと思いつつ
楽天でネット購入、
さっそく読んだ。
8つの短編集だが
表題の「香港パク」は面白く読んだ。
どこにも居そうなんだよね、
調子いいけど、仕事はもうひとつ
でも話す事が面白いから
つい聞き入っちゃって
でもそのあとは、すぐに自分の仕事に
戻るけど
話してる本人は
その話の熱量を引きずったまま
本来の仕事には身が入らない。
誰もが夢想する、
自分のあるはずの、もうひとつの世界
そこでは自分は違っていて
無敵な気分でいるのに
ハッと我にかえれば
時間ばかりかかる、毎日の同じ仕事に
向き合うばかり。
でも、そんな現実を受け入れて
どこかで夢を見つつも
声に出すこともなく
それが叶うとも思っても居ない。
だから、このパク次長の
いい加減さや
彼が言い放つ
「諸君、もう少し待ってくれたまえ
私が君たちを救うために
戻って来るから、
香港から船さえ入港すれば・・・」
そんな実態の無い繰り言を
バカバカしいと思いつつも
どこかで、ほんの僅かに、
信じてるというか、信じたいというか。
ダメダメな人が言う
ノー天気な言葉だからこそ
頭を離れない。
もしかしたら・・って。
雰囲気のある面白い作品だった、
ただ他の短編では
その勢いは急になくなって
とりあえず全部読んだけど
香港パクほど、面白くはなかった。
本に書かれている事を
鵜呑みにして読む人は少ない、
どこかに自分の身近な部分や
見知った光景があって
その行間に
つかの間思いを馳せる
そんな親密な時間は、確かに感じた。
★100点満点で80点★
soramove
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李 承雨 著 ,
講談社 (2015/10/21)
354ページ、1.944円
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香港パク [ 李承雨 ] |
「冷酷な現実を舞台にした8篇の“神話”。
待望の邦訳、江國香織さん賞嘆!
「人間を知るには、彼の作品を読めばいい」と
ノーベル賞作家ル・クレジオに評される
韓国人作家、李承雨。
本書は彼の代表作である短編集。
八篇を通じて神話のダイナミズムを基調にした
「人生という過酷な迷宮」が描かれ、
それぞれに鮮やかな結末が用意されている。
「生きることのミステリー」を存分に味わえる、
〈東アジア文学〉の傑作。!」
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紙面の下の各社の宣伝を参考に
気になったものを読んでいる、
必ず読む作家以外
他の人たちは一体どうやって
新しい作品にであってるんだろう?と
思いながら。
2.000円近くもする本なので
失敗したら痛いなぁと思いつつ
楽天でネット購入、
さっそく読んだ。
8つの短編集だが
表題の「香港パク」は面白く読んだ。
どこにも居そうなんだよね、
調子いいけど、仕事はもうひとつ
でも話す事が面白いから
つい聞き入っちゃって
でもそのあとは、すぐに自分の仕事に
戻るけど
話してる本人は
その話の熱量を引きずったまま
本来の仕事には身が入らない。
誰もが夢想する、
自分のあるはずの、もうひとつの世界
そこでは自分は違っていて
無敵な気分でいるのに
ハッと我にかえれば
時間ばかりかかる、毎日の同じ仕事に
向き合うばかり。
でも、そんな現実を受け入れて
どこかで夢を見つつも
声に出すこともなく
それが叶うとも思っても居ない。
だから、このパク次長の
いい加減さや
彼が言い放つ
「諸君、もう少し待ってくれたまえ
私が君たちを救うために
戻って来るから、
香港から船さえ入港すれば・・・」
そんな実態の無い繰り言を
バカバカしいと思いつつも
どこかで、ほんの僅かに、
信じてるというか、信じたいというか。
ダメダメな人が言う
ノー天気な言葉だからこそ
頭を離れない。
もしかしたら・・って。
雰囲気のある面白い作品だった、
ただ他の短編では
その勢いは急になくなって
とりあえず全部読んだけど
香港パクほど、面白くはなかった。
本に書かれている事を
鵜呑みにして読む人は少ない、
どこかに自分の身近な部分や
見知った光景があって
その行間に
つかの間思いを馳せる
そんな親密な時間は、確かに感じた。
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