銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

仲の湯(東京・葛西)

2019-09-24 06:57:12 | 銭湯





東京メトロ東西線の葛西駅を降りると、環七通りを南下すれば、ローソンの裏側に仲の湯がある。
古いながら綺麗な銭湯だった。

【仲の湯】をザックリいうと
◎赤外線、バイブラあり
・オーソドックス
・古いけどきれい
・下町感がある




▲葛西駅






▲環七通りを見下ろす


▲葛西駅は東京在住の方だとご存知だと思うが、東京の端っこ。横浜在住からすると、はるばる来た感が強い


▲仲の湯は、ここから南方面にまっすぐすすんだところだ


ちなみに…


▲ここは地下鉄博物館というのがあって、地下鉄マニア?の聖地でもある


▲初期の電車を生で見ることが出来る




▲そんなに広くはないものの、中身の濃い勉強になる博物館だった






▲下に降りて








▲横断歩道。写真だと分かりづらいが奥にローソンがみえる


▲ここですでに煙突がみえる


▲ローソンの裏手にあるので、ローソンの裏側にまわるため、左折する


▲ここを右


▲すると仲の湯がみえてくる




▲到着。ここは駐輪場もあるし、駐車場もある


入り口に入ると、下足箱がずいぶん横長の空間になっている。ここまで横長の玄関ははじめてだ。それと建物の割には玄関箱が新しい。数年前に中普請したものだろう。




中に入ると、古い感じの受付。座るのは、60代半ばぐらいの女性である。感じのよい受付をしてくれる。
貸しタオルをかりて、男湯は右側。
のれんをくぐると、一般的な銭湯より広めになっている。
こちらも配置は古典的なもので、右と手前にロッカーがあって、真ん中に椅子。それと左奥に洗面台。もちろんドライヤーは有料である。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用

右手前にトイレがあるのだが、なにやら注意書きがしてあって、「最近うんちとおしっこがまき散らされてて迷惑してる」という趣旨のことが書いてあった。トイレを当てにして入ったらトイレが使えないとなると常連客のみならず一見さんも困るだろう。
こういう最低限のマナーは守ってくれないとみんなが困るのだが…。


浴室の扉を開けると、浴室も広い。ただ、よくある作り。
真ん中に島カランがあって、座湯の壁にカラン、奥に浴槽がある。
浴槽は、右の広い主浴槽がバイブラと赤外線。左が深浴槽で、座湯のジェットバスと昭和の銭湯を細部に至るまでトレースしている。 


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


ほかとくらべてスペースに余裕ある作りなので、そのあたりは快適。


湯船の温度は44℃前後あたりなので、少し熱めか。入ってもすぐに出てしまう人が多く、入る分にはゆったり浸かることができた。
それと自分が入ると、だいぶ高齢者の入浴客が後から入ってきて、「腰が…」と言ったあとハッキリ聞こえない声で「…だから」と言ってきて、(えっ??)と思ったが、かなり呂律の回らない声だったので、たぶんここで聞き返しても分からないだろうなと思い、「えぇ…そうですね」(なにがそうなのか分からないが)とこたえたら、納得したような受け止め方をしてくれた。


こういう場合はほんと困るのだが、聞こえてないフリで無視するのも失礼だし、かといって聞き返してもほとんど分からないから、どう返事したらいいのか戸惑う。
一方で高齢者もまったく悪気はなく話しかけてくるので相手を責めるわけにもいかず、結局は半笑いで「ハハハ。そうですね」としか言いようがない。
ただ、ほかの常連客に話しかけてる時は、ちゃんと通じてるから驚きだ。きっと何度も話をしているうちにコツを掴むのだろう。
このあたりで常連客と一見さんの違いをまざまざとみせつけられるのだった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 葛西
経路 環七通りをまっすぐ
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 昔ながらの宮造り
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 きれいで広め
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 バイブラ、ジェット
サウナ なし
温度 44℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 感じがよい
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 60代ぐらいの女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒134-0084
江戸川区東葛西7−3−5

電話番号
03-3680-5685

アクセス
東京メトロ東西線「葛西」駅下車、徒歩5分

休日
木曜

営業時間
15:20−22:00

※東京銭湯ホームページ転載