銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

丸正浴場(東京・喜多見)

2019-09-07 05:46:33 | 銭湯 温泉





小田急線の喜多見駅を下車すると、商店街を抜けた住宅街の中に丸正浴場がある。
少し独特の雰囲気を醸し出した建物であるが、古くも綺麗で客同士の会話が活発な銭湯だった。

【丸正浴場】をザックリいうと
◎サウナ、水風呂(冷鉱泉)あり
・建物全体に品がある
・壁画が海
・客同士がフラットな関係








▲喜多見駅。人生で初めて降りる駅


▲駅前の地図でみると、こんな感じ


▲南口を出た駅前広場


▲その広場の右側にむかう




▲商店街を進み


▲どこ行っても家系ラーメン屋がある










▲大通りにでる


▲横断歩道を渡り


▲建物の中を突き進み


▲出たところ


▲右に進む








▲ここを右折


▲右を向いたところ


▲すると丸正浴場がみえてくる


▲煙突もみえる




▲到着


見たところ、ちょっと独特な建物だ。
下足箱に靴を預けて中に入ると、最初に目につくのがロビーの赤い絨毯。



出典:せたがや銭湯ガイドホームページ引用


ビビッドな赤なので、鮮烈な印象。
それと不必要なモノが一切なく、品性と清潔さ、ほどよいクスみ感がある。古い建物特有の物憂げな味わいも。


そのロビーに入って左手にフロント。座るのは、60代後半ぐらいの男性だ。
少し痩せてはいるが精悍な顔立ちである。ただ無口だった。


出典:せたがや銭湯ガイドホームページ引用
▲フロント


ここは貸しタオルがないので、タオルを購入するしかない。買うと240円。100円前後のよくあるタオルがほしかったが…。


男湯は右側で、のれんをくぐると脱衣場もとてもスッキリした印象を与える。



出典:せたがや銭湯ガイドホームページ引用


右側壁をL字に沿って並び、左には洗面台がある。ここも古さを感じるが、清潔さがしっかり保たれている。


浴室へと扉をあけると、最初に目につくのが壁画だ。


出典:せたがや銭湯ガイドホームページ引用


熱帯魚が描かれたユニークなもので、やさしい空間を演出している。
真ん中に島カランが2つ並び、左右の壁にもカランがある。
手前右がサウナで、左は立ちシャワー。
立ちシャワーは、一見するとふつうの立ちシャワーだが、ボディジェットが取り付けられているので、両方使うとかなり刺激的である。


浴槽は奥にあって、左が2人入れる深浴槽タイプの座湯。真ん中は、右側に勢いの強いバイブラ。
そして右端には、冷鉱泉。いわゆる黒湯だ。これは一人用の大きさ。
なぜ黒湯を温泉として利用しないのか謎だが、そんなに湧出量がないからだろうか。
ちなみに、主浴槽の温度は43℃ほどで、冷鉱泉はおそらく18℃ほど。


出典:せたがや銭湯ガイドホームページ引用
▲こちらは男湯


出典:せたがや銭湯ガイドホームページ引用
▲こちらは女湯


天井は昔ながらの銭湯らしく高いが、何カ所かペンキが剥がれていた。
一方、浴室下側の壁面はかなり綺麗だったので、一度手入れがなされているのだろう。


客層は、ほぼ高齢者。それと知的障害者と思わしき男性もいるし、刺青を入れた人もいる。しかしそうした人たちがなにかのキッカケでいっぺんに集まるとお互い楽しそうに話していた。
ここではどんな立場であってもフラットな関係らしく、裸になれば人類みな兄弟といった感じの和気あいあいとした平和な銭湯だった。



【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 喜多見
経路 南へ進む
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 昭和の建物
壁画・眺望 深海魚の群れ
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 赤い絨毯のロビー
脱衣所 広くて綺麗
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 バイブラ、座湯、水風呂(冷鉱泉)
サウナ あり
温度 43℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル なし(円)
備え付け あり

◆人
受付 60代ぐらいの男性
客層 高齢者


【案内】

住所〒157-0067
世田谷区喜多見4-36-16

電話番号
03-3417-6804

アクセス
小田急線「喜多見」駅下車、徒歩10分
小田急バス「喜多見駅入口」下車、徒歩5分

定休日
水曜

第3火・水は連休

営業時間
15:00~23:00

※せたがや銭湯ガイドホームページ転載