銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

おふろの王様高座渋谷店

2017-03-25 17:44:44 | 銭湯
小田急高座渋谷駅から徒歩10「秒」。文字通り駅前にあるのが、おふろの王様高座渋谷店だ。もともとこのお店は、相鉄不動産が運営していた「ゆめみ処ここち湯」を東京建物が取得し、のちにリニューアルして改名されたものである。そのため、おふろの王様がゼロから作ったわけではない。
ここの施設がほかと大きく異なるのは、最初の受付でICタグが渡されることである。このタグが施設内の買い物すべてを済ませてくれる。帰り際にはそのタグで清算する仕組みだ。ただ、入浴料だけは前払いである。
建物はビルの中にあるが、ほかのスーパー銭湯と同様に清掃が徹底してるし、空間も広く取られている。浴室に向かう際のエントランスや休憩所の広さ、充実ぶりは素晴らしい。原型をつくった相鉄不動産の本気度がいかに凄かったかよく分かるというものである。
受付を済ませて中に入ると、左側には岩盤浴の利用者に用意された休憩所があり、コーヒーの無料サービスやコミックの読み放題など、さながら銭湯内に漫画喫茶が併設されてる感じである。
上階にあがると、脱衣場があって浴室と続くが、脱衣場と浴室の間には、少しばかりの廊下を歩く。この廊下があるおかげで、濡れたままの人でも脱衣場までほとんど水を持ち込むことはない。
通常のスーパー銭湯でも体を拭くスペースはあるのだが、たいてい小さな作りで、中にはそのまま濡れた体で脱衣場に入る人がいる。しかし、ここでは強制的に歩かされるので、水浸しのまま脱衣場に来ることはない。よく出来た構造である。
そして廊下の突き当たりでは、内風呂か露天風呂かに出入り口が分かれている。通常のスーパー銭湯は内風呂に入ってから露天風呂に出るのだが、ここははじめから内風呂か露天風呂かを選ぶことができる。このあたりもユニークな試みだ。もちろん、出入り口の前にはシャワーが用意されている。
内風呂はそれほど個性を発揮した作りではないが、入ってすぐのところに炭酸泉、奥にメインの浴槽が広がり、右手にはカラン群と、その奥がサウナ、水風呂である。
ここで取り上げるべきは、露天風呂のほうだろう。ビルの銭湯ながら高低差のある作りで、非常にワクワクさせてくれる。また大きな湯船はないかわりに種類も豊富で楽しい。大まかに上段、中段、下段に分かれていて、上段が湯冷め用の寝転びマットがあり、メインとなるのは白濁の湯船。中段がその湯船から落ちるお湯を受け止めながら、透明なべつの湯船になっている。一人で入れる壺湯もある。下段はテレビが設置された露天風呂だが、熱い湯に入りたい人向けの42℃設定だ。
高座渋谷店は「天晴れの湯」と「木立の湯」とあって男女日替わりなのだが、この日は木立の湯。みえるとしたら、地平線まで広がる住宅街のみである。天晴れの湯だと晴れれば富士山や丹沢山塊もみえるらしい。
総じてみると、ほんと細部まで作り込まれており、スーパー銭湯の中でもここほどよく出来た店はなかなかないのではないかと思う。ただ唯一の問題点は脱衣場のトイレだ。一つしかなくて、これは正直困らされた。トイレに入ろうとしたら先客がおり、さらに外で待ってる人がいて、自分は三番手。緊急を要する状況ではなかったので大きな問題にはならなかったが、場合によってはわざわざ着替えて休憩所のトイレに駆け込まなければならなかったかもしれない。この規模のスーパー銭湯で、脱衣場にあるトイレが一つしかないのはちょっと問題である。おそらく構造上、これ以上増やせなかったのだと思うが、もう少しなんとかならなかったか。ただ、それ意外は手放しで素晴らしいと言えるスーパー銭湯である。
  
評価チェック箇所
・値段 スーパー銭湯にしては普通
・アクセス(道程)駅からはすごく近くて便利
・周辺の店 あまりない印象
・休憩所 素晴らしい
・混雑ぶり それなりに混雑してるが、スーパー銭湯にしてはまずまず
・清潔さ 綺麗
・接客 良い
・客層 バランスが良い。比較的若い人や家族連れが多い
・脱衣所 余裕がある
・キャパシティ 間に合ってる
・洗い場仕切りの有無 あり
・シャワーの出 良い
・温度 ちょうどよい
・高低差 あり。楽しい作り
・眺望 素晴らしい
・食事 食べてない

徳の湯

2017-03-25 17:10:30 | 銭湯
東急東横線東白楽駅を降りて改札口を出ると、幹線道路越しに徳の湯をみつけることができる。運良く信号機が青なら、歩いて1分と掛からない。開店直後の11時頃に入店したが、客はそこそこは入っていた。ここはビル型の銭湯で、一階に「市の湯」と二階に「仁(に)の湯」に分かれる。この二つは定期的に入れ替わるらしく(間隔は確認しなかった)、その日は男湯が一階にある市の湯だった。
自販機でチケットを買ってカウンターで渡すと、すぐ目の前は脱衣場の入り口。入り口付近にはシャンプーやタオル専用の貸しロッカーがある。月500円で、上下段は300円らしい。
脱衣場は、銭湯の規模にしては余裕がある。テレビがあり長いすがあり、マッサージチェアと謎の運動器具となかなか充実してる。体重計は、昔ながらのはかりタイプ。
浴室は横長の作りで、左側にカラン、右側には浴槽が広がる。浴槽はけっこう広い。メインとなるのは普通のお湯だが、その奥側には電気湯、寝湯ジャクジー、座湯、そしてなによりも初めて体験したのがウォーキングジェットだ。
構造としては深い(1.2メートルの深さ)浴槽になっていて、形はOの字。足下には丸い石が敷き詰められており、曲がり角すべてにジェットが設置されている。ウォーキングジェットとは、その中を歩くというものだった。浮力が働く湯船だが、歩くと足の裏がけっこう痛い。ほとんどの人は利用してなかったが、自分以外だと年配の人が利用していた。
それと浴槽の反対側にはサウナと水風呂。サウナはもちろん別料金である。
外には露天風呂があり、空を遮る屋根がないので、光が差し込むと良い雰囲気になる。打たせ湯もあるが、正直音がうるさい。露天風呂の出入り口付近にはぶら下がり器がある。
客層は、若い人もいたし、中年、年配者と様々。久しぶりに浴室で本を読む人と遭遇。こういう銭湯で出会えるとは思ってもみなかった。
カランは、地元客が多い下町の銭湯によく見られる傾向だが、私物を置いた場所取りが横行。このへんは、もはや地元に根付いた銭湯の宿命かもしれない。
湯船の温度は、温度計が15℃を指し示していたが、肌感覚ではたぶん40℃前後だろう。露天風呂が42℃で、一般の銭湯にしては熱くない。
創業は昭和28年らしいが、施設は少し前のトレンドを取り入れた銭湯といえる。

評価チェック箇所
・値段 460円
・アクセス(道程)駅からすぐそば
・周辺の店 飲食店が多い
・休憩所 普通
・混雑ぶり まずまず
・清潔さ 普通
・接客 一般的な銭湯の対応
・客層 少し高齢者が多い感じ
・脱衣所 余裕がある
・キャパシティ 間に合ってる
・洗い場仕切りの有無 なし
・シャワーの出 普通
・温度 ちょうどよい
・高低差 なし
・眺望 とくになし
・食事 食べてない

横浜温泉チャレンジャー

2017-03-20 22:18:50 | 銭湯 温泉
横浜温泉チャレンジャーと聞くとなんの話かと思うかもしれないが、正式な温泉施設の名称である。所在地は横浜の中でも辺鄙な場所にあって、どの鉄道会社からも数キロ離れている。そのためよほどの健脚自慢か、さもなければ車かバスで行くしかない。
駅は相鉄線三ツ境駅、鶴ヶ峰、あるいはJRだと長津田、十日市場あたりから行くことができる。東急を使うなら南町田が比較的近い。
自分がたどった道は、十日市場駅を下車してバスに揺られること15~6分。さらに長津田南というバス停で降りて、さらに歩くこと10分。ようやく横浜温泉チャレンジャーの建物をみつけることができた。
高層団地が林立する場所ではあるが、その周りは里山に囲まれてるため、はるばるやって来たという気分である。
チャレンジャーの建物自体は少し古びた印象で、田舎の療養所みたいな雰囲気がある。案内板には「横浜温泉(チャレンジャー)」と書かれているが、建物の文字は「横浜温泉」が小さく、「チャレンジャー」の文字が大きくあしらわれている。チャレンジャーという言葉をめぐって当事者も扱いに当惑してるのかもしれない。
そもそもチャレンジャーという言葉は、初代施設長なる人が温泉を掘り当てると信念を貫き、チャレンジし続けた結果、温泉が出たので名付けられた名前らしい。
この日訪れたのは土曜の10時半頃だったが、それほど入浴客は見られなかった。下駄箱の鍵は、脱衣場ロッカーも兼用する。下駄箱の番号が1番なら、使う脱衣場のロッカーも1番だ。
入館チケットを自販機で購入すると、受付に提示。この施設で注意しなければならないのは時間制になってることだ。チケット大人一枚につき600円で3時間。この3時間は休憩時間も含まれている。追加料金を払えば延長もできるらしいが、ほとんどの人が3時間もあれば十分だろう。
その休憩所だが、ほのぼのとした雰囲気がある。食堂があるのだが、半分が畳のスペースで残りが通常の椅子とテーブル。畳のスペースにはステージらしき部分もある。この日はキッズコーナーとなっていたが、日によってはイベントも行われるらしい。マンガコミックも置いてあり、Wi-Fiも完備。自販機も充実している。なかなか隙のない休憩所である。
肝心の浴室だが、脱衣場はそれなりに余裕がある(客が少なかったせいもあるかもしれない)。浴室の扉を開けると(なんと脱衣場からは内開き。普通は引き戸がほとんどなので珍しい)、奥には浴槽が広がり、左右にはカラン群。シンプルで分かりやすい配置である。
浴槽の種類は、天然温泉に、ジェットバス。ジャクジー付きの寝湯。以上。かなり種類の抑えた造りだ。入浴料は600円なので、正直銭湯並か、もしくは銭湯に負ける種類の少なさにがっかりした。
天然温泉をうたっているので露天風呂もあるかと思いきや、残念ながらなかった。テラスがあるので外気浴はできるが、このテラスも内風呂からは出られず、一度脱衣場に戻ってテラスに出向かないといけない。
めんどくさい!
浴槽は浅く作られており、体育座りかあぐらをかくとようやく肩までつかることができる。なぜこのような安全面に配慮した施設なのかといえば、もともとこの温泉施設は、特別養護老人ホームが作った施設だからである。
そのため、はじめから養護施設の延長と考えると腑に落ちる点が多い。
実際に、アトピーに効く療養泉ということで、患者専用に個室まで用意されたりと治療に志向とした施設である。食堂なんかもどことなく学校の食堂のような印象である。
泉質は、関東には珍しく透明ながら少し濁った感じ。たとえは悪いが、塩ラーメンのスープみたいな感じである。
独特の匂いがあり、この匂いはなんて表現したらいいか分からない。入浴した感覚だと、今までの温泉とは違った感触がある。温度はそれほど高くもなかったが、なかなか湯冷めしにくい温泉だ。泉質が濃厚で、肌にガッツリ来る感じである。
入浴客はまばらで、帰り際がお昼近くだったせいもあるかもしれないが、その時点で内風呂にいたのは自分も含め二人だけ。お風呂の種類が少ないのとアクセスが悪いため、日頃からそんなに客はいないのかもしれない。
まったりと浸かりたい人にはお勧めの銭湯(温泉)である。

評価チェック箇所
・値段 600円
・アクセス(道程) 遠いというか不便
・周辺の店 なし
・休憩所 なかなかよい
・混雑ぶり 少ない
・清潔さ 普通
・接客 良かった
・客層 年配者が多い
・脱衣所 広い
・キャパシティ 十分間に合ってる
・洗い場仕切りの有無 なし
・シャワーの出 良い
・温度 ちょうどよい
・高低差 なし
・眺望 良くない。入浴客が壁画を触るらしく(触らないでくださいの注意書きがあった)富士山の絵がはげている
・食事 食べてない

光明泉

2017-03-20 22:17:24 | 銭湯
東急東横線中目黒駅から歩いて2~3分ぐらいのところに光明泉がある。こちらも近年リニューアルしたデザイナーズ物件の銭湯だ。
中目黒は久しぶりに来たのだが、駅前が大きく様変わりしていてビックリした。相変わらず刺激的で新陳代謝の激しい街である。
光明泉は18時頃に訪れたのだが、中に入ると、すでにカウンターに行列ができていた。銭湯なのにカウンターで行列である。凄まじい人気の高さだ。
お金を支払い脱衣場に入ると、やはり予想通りごった返していた。それと残念だったのは床がけっこう濡れていたことである。床材が昔ながらの保水するタイプで、リニューアルしたばかりなのにこの床材はがっかりだ。
もちろん出入り口にはマットが敷かれているが、こういうマットで床が濡れずに済むのは、客がマナーを守る大前提の話である(それと大人数だと限度がある。頻繁に交換してくれるなら話は別だが)。不特定多数の客を相手にする銭湯なら、ましてやこういう都市の中心部となると客のマナーのみに依存するのは現実的ではないだろう。
実際、マットを足で引っ張りながら着替えている客さえいた。
浴室はすごくシンプルで、直線的な作りになっている。手前左手がサウナで、右が水風呂。そしてその奥の右手がカランを占めて、左側が二つの浴槽である。人工ラジウム泉と高濃度炭酸泉だ。またしても銭湯で炭酸泉と出会えたことはうれしかった。人工でラジウムが作れるのも驚きだった(ただし、残念ながらこの日の檜風呂は女湯のほうだった。男湯と女湯は金曜日に入れ替えている。檜風呂はその片方のみにある)。
浴槽は水色のタイルで、銭湯では旧来からの色使いではあるが、この店では不思議と新しさを感じる。
浴室から上を仰ぎ見ると、外壁には富士山の絵が描かれていて、そのデザインは現代的な意匠である。
温度は人工ラジウムが40℃。炭酸泉はどこもそうだが38℃。銭湯にしてはだいぶ低い温度設定である。良い悪いは別にして、若者向けの銭湯ということだろう。それと実際に若者は多い。あとマナーが悪い。これはこの店の特徴ともいえそうだ。
受付の店員さんは、キビキビと対応してて個人的には好感がもてたのだが、客のマナーに関しては残念である。
良い店というのは、客をしっかりと教育できる店だ。
店側がマナーに関する掲示物を貼るだけでも、客の行動はぜんぜん違ってくる。実際に色んなスーパー銭湯を訪れたが、スーパー銭湯には必ずマナーに関する掲示物があるし、入浴のマナーもここほどひどいところを見たことがない。
光明泉は駅前でリニューアルしてお洒落でファッション性があり若者に支持される銭湯である。それだけにすごく混雑してて、一層の入浴マナーが求められる。建物がいくら素晴らしくても、運営が悪ければ仏作って魂入れずである。

評価チェック箇所
・値段 460円
・アクセス(道程) かなり近い
・周辺の店 TSUTAYA(スターバックス)やピザ、居酒屋、ラーメン屋など飲食店が多い
・休憩所 実質存在しない。あると言っても休憩所と呼びたくない小ささ
・混雑ぶり 激混み
・清潔さ 綺麗
・接客 キビキビ対応は良い
・客層 若者が多いが、年配者もいる
・脱衣所 凝った作りだが微妙
・キャパシティ 集客力と比例してぜんぜん間に合ってない
・洗い場仕切りの有無 なし
・シャワーの出 良い
・温度 少しヌルい
・高低差 なし
・眺望 壁画が現代的で新鮮
・食事 なし

南青山 清水湯

2017-03-20 10:16:02 | 銭湯
東京メトロ表参道駅から3~4分ほど歩いたところに南青山清水湯がある。ポルシェ販売店の脇にあるので、ポルシェをランドマークにすると分かりやすいだろう。南青山とあるのは、武蔵小山にある同じ名前の清水湯と区別するためである。
裏通りに向かう道は途端に閑静な空気が漂いはじめ、新鮮な気持ちになる。都心によくあるビルに作られた銭湯だが、中はやはり表参道らしくこだわった作りを感じさせる。靴を下駄箱にあずけて自販機でチケットを購入するとカウンターに提示するが、さっそく都会の洗礼を受けた。人数制限が掛かっていて、番号カードを手渡されたのだ。スーパー銭湯でもほとんど見られない人数制限がまさか銭湯であるとは思いもよらなかった。実際にあとで入ってみると人数制限を掛けなかったらカオス状態だったろうなと思われた(特に脱衣場が)。とはいえ、それほど待たされるわけでもなく、すぐに呼ばれて入ることができた。
休憩所では、外国人(女性)の姿も。銭湯で外国人は初めてみたし、浴室の中では、本を読んでる人がいた! なにもかもがはじめてづくしである。さすが意識高い系の人々が集う表参道だと感心する。
しかし、意外にも年配者が多いことに気がつく。場所的にもっと若者が多いかと思ったのだが、元々100年近く地元に根ざした銭湯だったみたいなので、そうした昔ながらの客と自分みたいなヨソから来た人間がない交ぜになっているのかもしれない。
この銭湯も新しくリニューアルしたお店で、内装も湯船もほかにない独自色を出している。ただ、カウンターのまえの販売品だとか、どうも雑然とした印象をおぼえる。自販機の横には、補充用のダンボールが無造作に置かれてたりと、このへんは少し改善の余地がありそうだ。
浴室は、入ると左手にサウナと水風呂。カラン群があり、右にメインとなるジェットバスと泡立ちがすごいバイブラ(と呼ぶべきなのか分からない)。ジェットバスは三種類あって、リクライニング、ボディジェット、ハイパワーと弱中強に分かれる。別の扉で区切られた浴室は、高濃度炭酸泉とシルク湯がある。
炭酸泉はスーパー銭湯だと珍しくないが、銭湯施設ではなかなかお目に掛かれない。
シルクは、最初てっきり薬湯の一種かと思っていたが、薬剤を一切使ってないという。全部ミクロの泡だというから、その白さに驚きだ。シルク湯は名前の通り、しっとりとした感触を楽しむことができる。
ジェットバスのほうは温度計が38℃とあったが、そんなに低かっただろうか? 最近は温度感覚がよく分からなくなってきた。ただ、昔ながらの銭湯のような熱さはない。おそらくスーパー銭湯と変わらない温度だろう。
総じてみると、ほかの銭湯と比べればたしかに施設は素晴らしいのだが、かといってこれほど人気がある理由は、やはり表参道という立地とお洒落なお店だからだろうなと思わざるをえない。
そもそも、施設の良さを求めるならスーパー銭湯のほうが良いはず。一般の銭湯がスーパー銭湯と差別化するのは、温度が高かったり、地元に根ざした利便性だが、この銭湯はどちらかというと外部からの客層に向けた作りになっている。
しかし、その作りが実質ミニスーパー銭湯ならば、わざわざ遠くから足を運ぶ必要があるのだろうか?(運賃を差し引いたら近くのスーパー銭湯のほうが安く済む)
表参道でお洒落というブランドに惹かれる人はいいかもしれないが、そうでない人はそれほどお勧めできる銭湯とは思えない。

評価チェック箇所
・値段 460円
・アクセス(道程) 近い
・周辺の店 いろいろありすぎ
・休憩所 ちょっと良くなかった
・混雑ぶり 経験した中で最高の混雑ぶり
・清潔さ 普通
・接客 全員、アルバイトの女子大生だろう。あまり良いとはいえない
・客層 意外と年配者が多いのと、若い女性がわんさか入ってくる銭湯はほかにないかも
・脱衣所 普通
・キャパシティ 足りてない
・洗い場仕切りの有無 あり
・シャワーの出 良い。が、ドイツ製のシャワーはそんなにいいと思わなかった
・温度 ちょうどよい
・高低差 なし
・眺望 良くない
・食事 なし