最後っ屁かまして退職金６千万円―空幕長の田母神さん

　航空幕僚長だった田母神(たもがみ)俊雄さんが、政府をバカにする自論(防衛論)を論文で発表して、さあ、政府はどうする、と見ていたら、けっきょく政府はなにもようしないで、ご本人が定年退職ということでチョン。
　退職金はなんと６千万円。

　政府は田母神さんを航空自衛隊のトップに就任させて、しかも顔にドロを塗られあげく、ホウケた顔で、どうぞこれでお引きさがりくださいと、大金を払うことになったわけ。
　しかも、アナタ、その６千万円はなにも麻生さんのサイフから出たもんじゃないですよ。
　ぼくらの税金ですよ、ゼイキン。

　軍人たるもの、そりゃあ、自分の意見を堂々と述べるのはケッコウですが、国の方針に逆らうことを公にするんなら、幕僚長の席を自分からやめてからやらないとね。
　国民の税金で食わしてもらっといて、それで国の方針とは反対のことを言うんじゃ、これは親に食わせてもらいながら、カッコだけ威勢よく反抗するダダッ子みたいなものでしょう。
　こんな子供みたいな将軍じゃあ、せいぜいゲームみたいな戦略しか頭にないんじゃないですか。

　イタチが逃げるときにする屁(へ)のことを「最後っ屁」というそうです。
　田母神さんもぼくらに最後っ屁をかましておいて、ハイ、サヨおナラ、というわけね。
　いやあ、クサい目にあわせていただいて…。
　
　しかし、国の基本政策(国防)でこんな問題が起こったのに、だれも主体的に責任を取らずに、定年退職でお茶をにごすなんてねえ。
　この国は、どうもねえ、なにをやっても、ブサイクねえ。
　もうちょっと何とかなりませんかねえ、ねえ、品格のない麻生さん。