社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

組織(内閣)と個人(大臣)との考え方が異なる場合

2010-10-03 08:42:09 | Weblog
 民主党の中にも特に内閣の中に、その属する組織との考え方が異なる方がいる。内閣の考え方に大臣個人の考えを殺して合わせるべきか?程度問題であるが難しい問題である。前原外務大臣の行動にその苦悩が見え隠れする。菅総理や仙谷官房長官などの外交的現状認識の無い(低いのではなく皆無)方が中心である内閣において、外交的認識がある、具体的には中国の脅威を知っている少数派(現在は異なるかも知れない)の彼が苦労していることは、容易に想像できる。しかし今後どのように、この内閣が外交特に軍事を進めるのか気がかりである。
 内閣と言う組織より日本国家が優先されるなら、国益の喪失を防ぐと言う事で、内閣内から不信任を突きつけ閣外に出る、そして松原仁氏や原口氏などと共闘する。可能なら中核に小沢氏を持ってくる。別に総理にする必要はない、協力関係だけでもよい。口先だけの左翼政権では今後の外交問題には対応できない。外交的認識のなさは仙谷官房長官の先日の発言から自ら認めた。彼らではムリである。国益を考えた場合、菅・仙谷ではムリなことが今回の件で実証されてしまった。
 そして対中国政策として一番手っ取り早いのは、IAEAの委員長の椅子を蹴飛ばすっことだ。後は勝手に中国や韓国、北朝鮮が誤解してくれる、日本が核武装をすると。そして時間のかかる正面装備を充実させるのである。
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軍事学が大学のカリキュラムに無い先進国は日本だけ

2010-10-03 01:03:21 | 社会常識と教育
 「戦争は外交の延長線上にある」と言うのはクラウゼビッツの有名な一文である。「兵は国家の大事なり」孫子の出だしではなかったか。日本の教育でこのことを教えることはない。「戦争は悪である」としか教えない。先進国で軍事学なる学問が大学のカリキュラムにないのは日本だけではないか?人間の歴史は戦争の歴史と言っても良く、その戦争について分析されねば歴史から教訓を学ぶことができないのではないか。
 多くの国会議員がマスコミ同様に良く戦略と戦術とを理解できていない。マスコミも英語が堪能なだけであるなら通訳に徹した方がよい。昔マスコミは民衆を「大衆」と言っていたが、自分たちの方が一段上にいると言うニアンスがある、国会議員も同様だ。それならそれで良いが、戦略と戦術との違いくらい理解して欲しい。同様に水爆と原爆との違いぐらい理解して欲しいものだ。
 テポドンに搭載できる核弾頭はせいぜい1発、中国の「東風」ミサイルには4~6発の核弾頭を搭載する多弾頭式である。ノット(kt)が1.852kmであること、この程度ことは理解して司会して欲しい。
軍事評論家の方々と一般人との差はあまりにも大きい。これを縮めるのが司会の仕事であるが、困難なようだ。
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