社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

首長の失敗の後

2010-10-18 22:49:49 | 社会常識と教育
 前兵庫県知事の貝原俊民氏も島田元沖縄県知事を崇拝しているそうだ。島田元知事も神戸出身である(当時は官選知事)。そして貝原前知事はあの阪神淡路大震災の時の兵庫県知事である。知事就任3ヶ月で起こった大惨事であった。旧社会党の強い兵庫県の知事である「自衛隊への要請が遅れた知事」として有名である。自衛隊の知人が当日現場に入る準備をしていたが「自衛隊は入るな」と言われて部隊に戻ったそうだ。知事の言い分もあるだろうが結果、陥落間際に沖縄から逃亡した泉元沖縄知事と同じではないだろうか。しかしこの貝原氏を知事に選んだのは兵庫県民である。その投票の責任を命で支払ったのだ。 
 石原東京都知事が3選目に発言した「当時の兵庫県知事が2千人殺した」は「誤解だ、殆どの死者は圧死だった」と言う貝原氏の反論は「そうとは言い切れない」と言う検死関係者も多い。少なくとも米海軍の援助を断った事実、外国の医者の協力要請に難色示した日本医師会に反論しなかった事実もある。近くにある自衛隊との連携を怠っていた以上危機管理体制の不備を叩かれても仕方がない。
 知事に就任して3ヶ月と言う言い訳は通用しないだろう。彼は自治省出身で直前まで兵庫県の副知事に就いていたのだから。行政官が自衛隊との連携を顧慮していなかったことは重大な瑕疵である。「危機などない」と言う思い込みは、旧社会党や左翼運動家の考え方そのものではないか。多くの県民の生命を預かる地方の首長としていかがなものか。
 復興に力を注いだことで勲章を授与されているが、復興と危機対処能力とは全く別物であるということか?その線引きをしない叙勲は国家の鼎の軽重を問う程おかしいと思う。
それとも旧自治省の貝原元知事の同僚が何か細工したのかと疑いたくなる。

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戦前の非道を取り上げるのが大スキなのにナゼ?

2010-10-18 00:00:37 | マスコミ批判
 沖縄を敗戦間際に見捨てた「泉守紀・元知事」彼はその後どういう思いで生きてきたのだろうか?1984年86歳で天寿を全うするが戦後数十年間後悔も多かったのではないか。
 戦前の軍・政府を叩くことが大好きなマスコミがなぜこの泉元知事を取り上げなかったのか?大いなる疑問が残る。一説には「泉元知事の非道や敵前逃亡を取り上げると後任の『島田叡・元知事』を取り上げざるを得なくなるので、マスコミは取り上げなかった。」なるほど、ありそうな話である。島田元知事は海軍陸戦隊沖縄守備隊の大田少将と懇意だったこともあり、マスコミが作り上げたプロパガンダ「軍が沖縄県民を道連れにした」「虐殺した」などの細工がバレてしまうため、得意の戦前叩きの象徴になるべき泉元知事の沖縄を見捨てた事件を無視した。島田元知事の業績は沖縄県民も忘れず「島田杯」なるものが高校野球の沖縄の優勝校に授与される。さすがに沖縄の報道機関も島田元知事が出てきて「日本政府が、また軍が沖縄県民を見捨てた」とは言えなかったのであろう。
 マスコミの編集権は必要だがその検証を、裁判所もしくは総務省でチェックする法制度が必要ではないか。泉元知事ももう鬼籍にいられているので、迷惑はかからないと思うのだが。
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